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73.長期戦略がもたらす大きな成果

こんばんは!出口です!

以前記事で少し触れた「長期戦略」に関する本を読みました。
「ロングゲーム-今、自分にとっていちばん意味のあることをするために-」という本です。

最近読んだビジネス書の中でもトップクラスに面白かったので、シェアしたいと思います。

①時間の生み出し方

まず「ロングゲーム」とはなんぞやというところですよね。
人は早い成果を求めてしまう生き物です。
例えば、ダイエットでも『3年間で10kg痩せる方法』よりも『2週間で1kg痩せる方法』の方を選ぶ人が多いのではないでしょうか?

でも、大きい成果を得たいならば時間をかけて努力し続けなければなりません。
長期的な目線で目標達成をしようというのが「ロングゲーム」をプレイするということです。

その上で非常に大事になるのが「時間」です。
「時間」に関して、よく耳にする言葉があります。

『忙しくて時間がない』

僕自身も使うし、実際現代人は皆忙しいと思います。
でも、著者は「忙しさを考えることから逃げる為に使っていないだろうか?」と問いかけます。

僕はこの言葉を聞いてハッとしました。
いつの間にか忙しいことが人生の充実だと認識をしてしまっていることに気付きました。

日本人は特に忙しいことを美徳としている傾向があるんじゃないでしょうか。
”仕事をしている”と安心感のようなものだったり、”頑張っている自分”を認識することでセルフイメージが上がります。
何より物事を考えなくて済みます。

冷静に見れば、「忙しい人」は「自分のスケジュールもコントロールできない人」です。
こう考えると時間にゆとりのある人の方が理想的ですよね。

時間を生み出すには本当にやりたいことだけに時間を割くことだといいます。
大事なのは、何を自分の判断基準にするかです。
判断基準が明確であれば必要のないことに時間を割くこともなくなり、時間も生み出すことができます。

②挑戦することをやめない

常にチャレンジし、成長し続けることが大事だと著者はいいます。

一度何かで成功したとして、そこで満足できないのが人間です。
ロングゲームは一回成功したから終わりではなく、何度もプレイすることで人として成長し、より濃厚な人生を味わうことができます。

とはいえ、ロングゲームを制した人は少数派で、僕も含む多くの人はまだプレイしていないか未達だと思います。

そこで、本の中でオススメされているロングゲームを制する方法を2つ紹介します。

一つは「20%ルール」です。
自分の20%の時間を新しい挑戦に費やすことです。

何かに挑戦することで必ず成功する保証はありません。
20%という制約を設けることで、自分の向き不向きや可能性がわかり、上手くいかなかった時の損失を小さく抑えることができます。

もう一つは「10年計画」です。
数ヶ月、数年単位で目標達成を計画している人はいても、10年単位で計画を立てている人はいないんじゃないでしょうか?
企業でさえ、数年単位の経営政策が大半だと思います。

実はこの10年という長い時間を設けることにより、周りより優位に立てるといいます。
シンプルな考え方で、とても能力がある人が1年で三歩進むとしても、その人が3年計画で自分が10年計画を立てていれば、1年で一歩ずつ進むことで一歩分先に進むことができます。

どちらの方法もシンプルで簡単に聞こえますが、実際は相当ハードな道のりだと想像できます。
やはり努力は必要で、ロングゲームはその努力が結果に結びつく可能性が高いということですね。

③ロングゲームをプレイする覚悟

繰り返しになりますが、長期的な努力が後に大きな成果をもたらします。

著者曰く、「自分の分野で名の知れた存在になるのは3年、一流のエキスパートと認められるまでには最低でも5年は必要」だそうです。
かなり忍耐力が求められますね。

  1. つまり、一番大切なのは「メンタル」ということです。

    ロングゲームをプレイする上で特に大事な3つのメンタルを最後に紹介します。

・独立心(自分自身の評価基準を持つ)
・好奇心(本当にやりたいことをやる)
・レジリエンス(立ち直る力、打席に立つ回数)

自分を理解し(独立心)、自分が求める方へ(好奇心)挑戦し続ける(レジリエンス)。
この3つの「メンタル」を大事に、僕自身もロングゲームをプレイしていきます。

では、また。

最後まで読んでいただきありがとうございます! 僕の発信が読んでくれている方の気付きなれば幸いです!