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77.思い出の傘

こんばんは!出口です!

GWはどのように過ごされましたか?
感染症の規制が緩和されてきて、遠出した方も多いんじゃないでしょうか。
かくいう僕は、敢えて近場で休みを満喫しました。

実家にも帰りました。
終盤に帰省するとあいにくの雨でした。

実家を出る時も雨だったんですが、その際親が差し出してくれた傘が失くしたと思っていたもので、雨の憂鬱が吹っ飛ぶ少しハッピーな気持ちになりました。

紺色で決して綺麗ではない傘で、他人から見れば羨ましくもない代物だと思います。


遡ること去年。(割と最近です(笑))
仕事で外出しており、得意先から車に戻ろうとした時に突如大雨になりました。

傘は持ってきていたけど、まだ降らないだろうとたかを括って車に置いてきていたので、ノーガードで戻るしかありません。
得意先に駐車場がなく、近くのコインパーキングも空いている場所がなかった為、少し遠くに停めました。
さらに運悪いことに僕の方向音痴が炸裂し、駐車場の場所がわからず迷子になる始末。

当然めちゃくちゃ濡れて、方向もわからないので一旦屋根付きの駐車場に避難しました。
雨宿りをしているとその駐車場を出て行く車から中年の女性が降りてきました。
そして「いっぱいあるから」と、傘とポケットティッシュをくれました。

何か返したかったけど、その時何も持っていなくて、感謝だけを伝えるとすぐに行ってしまいました。

その「思いやりの気持ち」が備わっている傘なので、僕にとってはお金以上の価値があります。
思入れがあるだけで価値が生まれますよね。

例えば、外食の方が拘っているプロの味なはずなのに、お母さんの作る市販のカレーの方が好きだったり、どんな名画より小さい頃に入賞した自分の絵が好きだったり。
他人にとって価値がないものでも、自分にとって価値のあるものってありますよね。

そんな自分の価値観を大事にしたいと思ったGW最終日でした。
では、また。

最後まで読んでいただきありがとうございます! 僕の発信が読んでくれている方の気付きなれば幸いです!