見出し画像

まだスマホで聴いてる音楽好きはぜひWALKMANを。

WALKMAN。かつては、音楽好きの相棒でした。高校生の頃に使っていたMDウォークマンは、大学に入ってからもずっと大切に使っていました。
いつからか音楽はデータで聴くものになり、CDを買うことも減っていって、音楽を再生するのはスマートフォンに。それで不満があったわけではないのですが、ふと思い立って最新のWALKMANを買ったら実に最高の音楽ライフになったので、この楽しさを共有したい、という記事です。音楽好きみんな持ってていいレベルじゃないこれ?と思って書いています。

WALKMAN買った理由と機種

記憶にある限り10年以上ぶりに購入したWALKMANはこちら。

NW-A300シリーズ、A306です。
スマホで音楽を聴くようになって、Spotifyを主に使っていました。ストリーミングサービスは当然通信環境が必要なのでスマホ以外の選択肢をあまり考えていなかったのですが、ほんの少しの音楽へのこだわりとして、イヤホンだけはいろいろ選んで好みのものを使っているという状況でした。
最近、なかなか気に入ったイヤホンに出会った(別記事)こともあり、音楽を聴く機会が増えていたのですが、常時ストリーミングで通信してるような環境だとスマホのバッテリー持ちもちょっと気になる…どうせならもっといい環境で音楽を聴きたい、というところからストリーミング対応のWALKMANに興味が出てきた、というのが今回購入に至った理由です。結論としては大正解!でした。詳しくは以下で。

NW-A306のここがイイ!

購入の決め手になった、買ってよかったポイントは以下。

(1)Androidが載ってる

基本ソフトがAndroid(バージョンは12.0)です。当然Google Playが使えるので、Spotifyはもちろん他の音楽ストリーミングサービスとか、Android向けアプリも使えます。画面が小さいので実用には向かないですがGmailとか電卓とかも使える。いちおうYouTubeとかNetflixとかも見られました。具体的にどんなアプリを使ってるのかは後述しますが、スマホで音楽を聴いてた環境からほぼシームレスに移行できたのはとてもよかったです。

(2)ストリーミングサービスの音がなんか良くなる

Spotifyの音質は、プレミアムの最高音質で320kbps相当なんですよね。ほとんど聴いてて違いはわかりませんが、厳密にはCD音質よりも劣ります。
そこはさすがストリーミング対応WALKMANというだけあって、各種ストリーミングの音質をアップスケールしてくれるらしい、のです。詳しい仕組みは置いといて、とにかくスマホと聴き比べると明らかに音の広がりとか輪郭を感じるくらいには「いい音!」と感じます。さすが音楽専用機、そしてカセットテープ時代から音楽再生機器を作ってきたSONYの技術力、といったところです。
このへんは開発者インタビューを読んで感動しました。こういう専門技術者の方々のこだわりってそれだけでぐっときますね。この記事も購入の決め手になりました。

(3)PC用ソフト(Music Center for PC)が便利

これは購入してから気づいたポイント。
WALKMANですからストリーミングで聴く以外に、CDから取り込んだ音源とかのデータを転送して聴くこともできるわけですが、この管理はどうなってんだろうなあ?と購入前は思っていました。
WALKMANと接続するソフト、Music for PCはPC用の音楽プレイヤーとしてもシンプルで使いやすいです。
いいなあと思ったのは、「転送時にフォーマットを変換してくれる」機能。
PCはストレージに余裕があるので、例えばCDから取り込む際は音質を優先してwav形式(無圧縮)で保存しています。ファイルサイズが大きいので、このままWALKMANに転送すると保存できる曲数がだいぶ少なくなってしまう。そこでmp3やAACなどの形式に変換するわけですが、持ち歩きたい曲を選んで別のソフトで変換(圧縮)して転送、というのはなかなかに面倒くさい上に、その都度PC内に同じ曲のwavと圧縮形式が両方作られてしまう、ということになります。
Music for PCは、WALKMAN転送時に指定したフォーマットに一括で変換してくれます。つまりPCで聴く時はwav形式のままで、WALKMANに転送する際には圧縮形式で送ってくれるのです。所有してる音楽データにいろんな形式が混在してるので、これでとてもストレスフリーになりました。

(4)ハイレゾ音源対応

いまどきの音楽プレイヤーは当たり前なのかもですが、CDよりも遥かに高音質のハイレゾ対応です。Music for PCのソフト上から、簡単に音源が購入できるのでさっそくいくつか買って聴いたのですが、「おおいい音だ…」と感動するレベル。これはちょっといろんなジャンルの音楽をハイレゾで聴きたくなります。
音質を優先したい場合は基本的に有線のハイレゾ対応イヤホンを使うことが多いのですが、ワイヤレスでも最高音質コーデック規格のLDACに対応しています。こうなるとLDAC対応のワイヤレスイヤホンも欲しくなってきたり、ああ、底の深い沼です。

(5)大きさ&サイズ感

もともとスマホのバッテリー節約目的もあったので、持ち物が一つ増えるとするとサイズ感も気になるところだったのですが、コンパクトでいい感じです。大きさはタバコの箱くらい、全面ディスプレイなので画面が見づらいこともなくちょうどいいサイズ感です。ジョギングに持ち出しても重さが気になることはなさそう。
ちなみに100円ショップで「コンパクトデジカメ用」として売られていたポーチに入れてみたところ、測ったようにジャストサイズでした。

ネットワークWALKMAN オススメの使い方

1週間ほど使い倒してみて、こういう使い方がいいのでは、というのが見えてきたので、以下ご参考程度に。

ストリーミングサービスのオフライン機能を活用

Spotifyなどの音楽ストリーミングサービスは、名前の通りストリーミング通信をしながら再生するわけです。が、WALKMANにはWiFi機能のみでSIMが入ったりはしませんので、WiFiが無い環境だとストリーミングは使えません。
Spotifyなどの有料サービスに加入するとオフラインでも再生できるダウンロード機能が使えます。曲のデータをダウンロードしておいて、通信環境の無いところでも音楽を聴くことができます。
※データは暗号化されているので、ダウンロードしたファイルを持ち出して他のプレイヤーで聴いたりなどはできません。
好きなアルバムやアーティストの音楽を、WiFi環境下でダウンロードしておけば、WALKMANを持ち出してもストリーミングサービス経由で聴くことが出来ます。
もともとスマホで聴いていた時は気にせず通信を使っていたのですが、WALKMANに移行してダウンロード再生を使うようになってから結果的にスマホの通信量が節約できてギガが減らなくなりました。

Amazon Music Unlimitedを使ってみる

いままでずっとSpotifyだったのですが、WALKMAN導入を機にAmazon Music Unlimitedを使い始めました。
前述の通りストリーミングサービスの音質をアップスケールしてくれるのでSpotifyで聴いてもそれなりに楽しめるのですが、現状の音楽ストリーミングサービスのうち、Amazon Music UnlimitedとApple Musicはハイレゾ品質のストリーミングに対応しています(対応楽曲と非対応楽曲あり)。
Spotifyの良さもあるので併用していますが、どうせならこのWALKMANのポテンシャルを最大限楽しみたい、ということでAmazon Music Unlimitedも導入。料金はもともとAmazon Prime会員なら月額880円(または年額8800円)ですが、シングルCD1枚以下の価格でこんなクオリティの音楽が楽しめるのはめちゃくちゃいい時代です。
ちなみにAmazon musicには、ハイレゾだけでなく360Reality Audioに対応した楽曲も配信されています。詳しくは以下ですが、要はめっちゃ立体的に聴こえるよ!っていう感じ。

ダウンロード(オフライン)機能は、アプリで設定した音質でダウンロードされるので、ここを最高音質にしておくのがオススメ。

その他、小ネタ(アプリとか設定とか)

MicroSDカードを併用
NW-300シリーズにはA306とA307がありますが、この違いはストレージ容量のみ。A306が32GBで、10GB以上をシステムが使ってるためストレージの余裕的にはちょっと心配で64GBのA307も検討しましたが、MicroSDカードでストレージ拡張できるので数百円で解決。データの保存先をMicroSDに指定すれば本体ストレージの容量はほぼ気になりません。
入れてるアプリ(動作確認済)
WALKMAN本体+SDカードのデータ再生以外に、以下のアプリを入れて使っています。
Amazon Music 
いちばん使用頻度高いのはこれ。お手軽にハイレゾ音質が楽しめます。
Spotify 
同様にAmazonと使い分けながら。
Radiko 
本体にFMラジオチューナーが付いててもよかったかな、と思いますが、Radikoでほぼ事足ります。
CloudBeats Music Player
DropboxとかOneDriveとかに置いてる音声ファイルを直接再生できる音楽プレイヤー。WALKMANに入れてこなかったけどいまアレききたい!というときに便利。
Androidの設定について
OSはAndroidなので、そのままだと普通にGmailとかいろんなアプリが通知出してきます。WALKMANでメールチェックしたいとかスケジュール管理したいという人はともかく、音楽専用機にしたいなら通知関連は全てオフの設定がおすすめ。メールとか連絡先の同期も全て切っています。
バッテリーはそれなりに持ちますが、ずっと電源入れっぱなしだとさすがに
気になるので、自分の場合は「1時間操作しないと電源OFF」設定にしました。スマホ同様PINコードなどの画面ロックもできますが、音楽専用機にするなら特に無しでもいいかなあ、と思います。

まとめとイヤホンについて

音楽の聴き方が多様化・デジタル化・ネットワーク化されていく現代において、これ以上かゆいところに手が届くデバイスは無いのでは、というくらいNW-A306を気に入っています。
いい音をたくさん浴びたい、という人にはWALKMAN+Amazon Musicのハイレゾ音源、の使い方はかなりおすすめ。
あとはイヤホンについて、WALKMAN本体は当然ハイレゾ対応しているのですがイヤホンがハイレゾ対応のものでないと意味がありません。
イヤホンは「40000Hz以上の高音域まで再生できるもの」がハイレゾ対応とされています。
先日気に入ったイヤホンの記事を書いたのですが、このMoondrop LANはスペック表を見ると再生帯域が「15Hz-37000Hz」となっていてちょっとだけハイレゾ基準に届いていません。

それでもこの価格ではイチオシのきらびやかな音ですし、それくらいの違いを聴き分けられる耳を持ってはいないのですが、しっかりハイレゾ対応のイヤホンでコスパいいなあと思ったのはこれ。

最近まで知らなかったのですが、NUARLは2016年設立の日本のメーカーだそうです。デザインも独特でかっこいい。
もともと解像度が高めの中高域がきらびやかな音が好きで、そういう意味でMoondrop LANはかなりストライクだったのですが、あえて言えばもう少し低音の迫力があってもいいかなあ、というところはありました。
NUARL NX310Aはさらに低価格なのに40000Hzまで出るハイレゾ対応で低音もけっこうキチッと鳴っています。正直、5,000円以下の価格帯でこのクオリティのイヤホンが作れるのは凄いと思いました。
完全に好みの世界だと思いますが、ボーカルものの声を聴きたいならMoondrop、ドラムとかビートをしっかり聴きつつ全体のバランス重視ならNUARLかなあ、という印象。
WALKMANの高い再生能力のおかげで、イヤホンの個性の違いもはっきり聴ける感じがします。もっと高価格帯のイヤホンも試したくなる…ああ沼が深い。
また面白い使い方や気に入ったイヤホンを見つけたら記事にしたいと思います。皆様素敵な音楽ライフを。

ちなみに!(SONYさんの回し者みたいですが)
7月末まで、「2023年音ロト祭りキャッシュバックキャンペーン」開催中です。LINEと連携して応募すると、WALKMAN単体でも最大8000円、イヤホンなどと組み合わせてふたつ購入なら最大16000円のキャッシュバックがもらえます。購入迷ってる方は、きっと後悔しないはずなのでぜひ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?