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料理と文章はよく似ている

今月はsentenceの文章講座に出ています。文章力を鍛えたいと思い、参加しています。ふと講座の中で気づきがありました。

面白いと思った記事を共有するワークがありますが、その場で「レシピのジレンマ」という記事をご共有いただきました


内容は料理に関するコンテンツですが、文章の話に置き換えて聞いており料理を1本の記事と考えた時に意外な共通点が見えてきました。

誰に食べて欲しいのか≒読み手に対する配慮

その料理は、誰に食べて欲しいのか?

仕事帰りの疲れたお父さんなのか?食べ盛りの元気な中学生の男の子なのか?ダイエットで最近体重を気にしている女子大生か?同じ料理でも味付けや量が全く異なりそうです。

文章で言うと読み手への配慮に属すると思います。男性向けなのか?女性向けなのか?年代は?学生なのか会社員なのか?記事のトーンや読後感に影響する印象があります。

料理のレシピ≒記事構成

料理を作る上でまずは大事なレシピの用意があります。必要な材料はなにで、どのタイミングでなにをするのか?完成物へ向けた全体設計図、ロードマップになるのではないでしょうか。

こちらが記事でいうところの構成な気がしています。

どのタイミングでどの内容を載せるのか?そのためには何の情報が必要なのか?抑えておくことが大事ではないでしょうか。

買い物≒取材

レシピで料理の際に必要な素材集め。どこのスーパーならいい野菜が売っているのか?値段は?家からの距離は?料理を作るにあたり必要な素材が売っている場所を知っていることも大事です。

記事ですと、言い方は悪いですが取材に近い印象があります。

記事を書くにあたって必要な素材・情報を集める部分が似ています。

調理≒書く

レシピもあって、素材も用意したなら、次は調理です。レシピ通りに作ればある一定通りの水準には達するものの、火加減や味付けなど調理人の腕も大きいのではないでしょうか。

文章も構成、取材先が同じでも全く異なる記事が出来るのではないでしょうか。ここはいわゆる「文体」に属する部分かもしれません。

盛り付け≒編集・デザイン

料理は作ったものの、お皿に盛って美味しそうに「魅せる」必要もあるのではないでしょうか。

料理は「見る」部分もあります。

書くことでいうと写真の選定や行間がここに近いかもしれません。いわゆる「編集」の部分です。

今回は、料理と文章における意外な共通点をまとめてみました。抽象的な思考を鍛える場合は似たもの探しが意外と役に立ったりします。


















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