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甘噛みハムハム ユカイ工学×りぶはあと座談会

みなさま、こんにちは。ユカイ工学CMOの冨永です。

これまでに甘噛みハムハムのビジネス戦略甘噛みハムハム PUI PUIモルカー座談会の様子をお届けしてきました。

今回は、甘噛みハムハムが生まれるきっかけについて、ユカイ工学とりぶはあとの担当メンバーとともに振り返りたいと思います。


甘噛みハムハムとは

甘噛みハムハム「コタロウ/シバイヌ」

「甘噛みハムハム」は、赤ちゃんや幼いペットの短い期間にしか体験できない幸せなしぐさを再現した、世界初の甘噛みロボットです。心地いいけれど、止めさせないといけない、魅惑の「甘噛み」を、いつでも味わうことができます。発売から約5ヶ月で累計販売数が3万匹を突破しました。
公式ブランドサイト:https://hamham.ux-xu.com/jp

株式会社りぶはあと

1995年に創業し、癒やし系グッズやインテリア雑貨を自社で企画販売。「ひつじのメイプル」や甘噛みハムハムともコラボしている「ねむねむアニマルズ®︎」など数多くのぬいぐるみも手がけている。社名はHEART(心)のこもったLIVING ITEM(生活関連商品)を提供したいとの強い思いから、LIV+HEART と命名。
WEBサイト:https://livheart.jp/


甘噛みハムハム ユカイ工学×りぶはあと座談会

メンバー

ユカイ工学
・小畑 承経(ハードエンジニア)
・冨永 翼(CMO)
りぶはあと
・天野 貴文(営業部 ゼネラルマネージャー)
・藤本 崇弘(商品部 マーチャンダイザー 兼 営業部 営業2課 チーフ)


甘噛みハムハムとの出会い

冨永
ユカイ工学とりぶはあとは「癒やし」をテーマとした製品を作っている点で親和性が高いなと感じているのですが、最初の出会いってどんな形でしたっけ?

天野
遡ると2017年のギフトショーが最初の出会いじゃないでしょうか。Qooboの発売前プロモーションをされていたのを見て、一方的にユカイ工学さんに片思いをしていたんです。

当時は、ねむねむアニマルズ®︎からシバイヌのコタロウを世に出して1年くらいだったので、何か一緒にできないかなと思っていました。

それから共通のお得意様経由で繋がったのが2020年だったかな。初めて直接お話できたのを覚えています。

冨永
こちらこそ繋がっていただいて本当にありがとうございます!
初めてお会いした際に、甘噛みハムハムの試作品を見ていただきましたよね。

試作品ではリアルな猫のぬいぐるみにハムリングシステム*を入れていたのですが、しっくりきていなくて。代わりのぬいぐるみを探す中で、りぶはあとさんのぬいぐるみがたくさん置かれた売り場を見て「これだ!」と思いました。

*ハムリングシステムとは、ハムハムセンサが指に反応してハムハムを起動するモジュールです。(特許出願中)

小畑
最初にお話しさせていただいた際に、色々ぬいぐるみをご紹介いただきましたよね。その中から、ねむねむアニマルズ®︎の「ゆず/ミケネコ」と「コタロウ/シバイヌ」のサンプルをいただけたので、ハムリングシステムを入れる手術をさせていただきました。


「ゆず/ミケネコ」と「コタロウ/シバイヌ」に決まるまで

冨永
甘噛みハムハムの企画を最初に見た時は、どんな印象でしたか?

天野
甘噛みハムハムの試作品に甘噛みされた時は…何とも言えない気持ちになりましたね。うまく言葉にできないのですが…和むというか、癒やされるものができるんじゃないかと思いました。
ただ、これがどう世に出るのかはまだ想像できていなくて。でも生産工程が進むにつれて愛着がグーっと湧いてきたのを覚えています。

藤本
私は最初のプレゼンを見た時に、目指す着地点から逆算したものづくりをしているんだと感じました。ものづくりは形から入ることが多いと思うのですが、甘噛みハムハムは体験者にこう感じてほしい、みたいな気持ちを実現するための実装をしているんだろうなと。ワクワクするようなものづくりをしているんだなと思いましたね。

冨永
私たちも最初は甘噛みハムハムが本当に世の中に響くのかは正直わからなくて。
ハムリングシステムが甘噛みハムハムの肝ではありますが、それを入れる外観がハマらないとヒットには繋がらないと思っていました。だからこそ、ヒットの鍵はパートナーだなと。

世の中に受け入れられる外観にたどり着くまでには時間がかかるだろうと覚悟していたんです。リアルすぎるとコンセプトと合わないし、オリジナルキャラクターでも微妙だし…と社内でもたくさん話し合いをしました。
どうしようか悩んでいた時に、ねむねむアニマルズ®︎のサンプルをいただいて、ハムリングシステムを入れてみたら驚くほどピッタリで。

そういえば、小畑さんは元々ファンだったんだよね?

小畑
そうなんですよ。パートナーにねむねむアニマルズ®︎のクマのクッキー抱き枕をプレゼントしたのがきっかけなんですけど、とても喜んでくれて。
肌触りが良いので、ずっと抱きしめていたくなるんですよね。

冨永
ねむねむアニマルズ®︎の抱き枕いいよね。私も会社のデスクにコタロウの抱き枕がいるんですけど、膝の上に置いてぬくぬくとさせてもらってます。

私たちだけじゃなく、社内にりぶはあとさんの製品を知っているメンバーが結構いたので、甘噛みハムハムにはどのキャラクターが良いかなど意見ももらいました。

「ゆず/ミケネコ」と「コタロウ/シバイヌ」はみんな納得していたので、すんなり決まりましたね。

天野
そういうご意見をいただけるのは、りぶはあととして嬉しいですね。
私たちの製品は、購入してくださるお客様だけではなくて、扱ってくれているお店だったり、バイヤーさんにもファンがたくさんいるんです。
売り手にもファンがいると、より可愛がって販売してくれたりお届けしてくれるので、それもありがたいんですよね。


完成までに苦労したところ

冨永
昨年の7月に一般発売しましたが、振り返ってみると製品化までの道のりは簡単ではなかったなと思います。
ユカイ工学はそれまでぬいぐるみを活用したプロダクトはなかったので、そこも苦労したポイントでしたよね。

小畑
そうですね。甘噛みハムハムに使用している「ゆず/ミケネコ」と「コタロウ/シバイヌ」は、「プレミアムねむねむアニマルズ®︎」なんですよね。生地が柔らかくて、もちもちしているんです。
そこが逆に難しいポイントで、柔らかすぎるが故にハムリングシステムを固定するのに苦労しました。何度も工場とやり取りを重ねました。

冨永
顔とかビジュアルを整えるのも難しいポイントでしたよね。
1匹、1匹に個性があって良いなと思いつつも、ある程度のクオリティを維持しないといけないじゃないですか。パーツのバランスが少し変わるだけで印象がガラッと変わってしまうのに驚きました。

小畑
そうですね。特に「ゆず/ミケネコ」が難しくて。あのなんとも言えない表情を再現するために、目のバランスや綿の入れ具合を細かく調整しました。

天野
縫製に関しては、りぶはあと内でも課題にあがることもあって。伸縮性がある生地なので、気をつけて丁寧に縫わないといけないんですよね。

藤本
話を聞くと両社のものを組み合わせるだけだと思いがちですが、ぬいぐるみの縫製とメカの組み込みを一度にやるのは意外と難しいですよね。

天野
りぶはあと製品の生地や色、質感には自信を持っているので、どこまでそれを再現できるか不安でしたが、きちんと同じクオリティで仕上げていただいたので感動しました。


ファンの反応

冨永
実際に発売してみて、反響はありましたか?

天野
「待ってました!」という声が多かったですね。特にSNSを含めて、オンラインの反響がありオンラインストアでの声が多かったです。

ねむねむアニマルズ®︎は「コタロウ/シバイヌ」が一番人気があって、これまでにシリーズで500万点を超える製品を世の中にお届けしているんです。
レビューなどをみても、年齢層も幅広くてペットを飼えない方などにも届いているんですよね。
甘噛みハムハムも店頭で試してもらうと、優しい表情になったり笑顔になっていると聞きました。

冨永
本当に嬉しい反応ですね!
甘噛みハムハムは発売から約5ヶ月でシリーズ累計販売数が3万匹を超えたんです!
ショッピングモールなどでも幅広いお客さんに触っていただいていると感じますね。
私の子供も見つけると「あ!ハムハムだ!」って駆け寄って行くんです。りぶはあとさんのおかげでほっこりするシーンにたくさん出会えて嬉しいです。

小畑
SNSでも嬉しい反応が多いですよね。
「次はこの子を甘噛みハムハムに!」って声もありますし、ねむねむアニマルズ®︎の仲間も増やしていきたいですね!

冨永
そうですね!
ユーザーの皆さんの声も聞きたいですが、ねむねむアニマルズ®︎シリーズの中で人気のあるキャラってどの子でしょうか?

天野
ランキングのデータを見ると、パンダのリンリンが最近人気ですね。中国へ返還されたタイミングなど、話題になると特に人気が上がります。

あとは、トイプードルのショコラですね。この子はモコモコしたローズボアという生地を使っているのが特長です。

藤本
スコティッシュフォールドのまるも折れ耳が可愛いと人気ですね。

小畑
なるほど〜みんな可愛くて迷っちゃうなぁ。


このnoteを読んでくれている方へ

冨永
最後に、読者のみなさんにメッセージをお願いします!

天野
たまたまこういうご縁があって、甘噛みハムハム作らせてもらいました。うちのねむねむアニマルズ®︎のテーマである癒やしの最大化と、ユカイ工学の理念がちょうど重なったんですね。これからも人を癒やすものを一緒に開発できると良いなと思います。

藤本
「癒やしといえば」と日常の会話になるくらい有名になれると良いなと思っているので、これからもお互いの武器を存分に発揮して、一つのプロダクトを作れると良いなと思っています。

最後に

今回も読んでいただきまして、ありがとうございます。
甘噛みハムハム誕生の鍵となった、りぶはあとさんにお邪魔して話をさせていただきました。

りぶはあとさんの職場は、写真で見ていただくとわかるのですが、とっても可愛いく多くの人を笑顔にさせる商品に囲まれた場所でした。

そんなりぶはあとさんの「ねむねむアニマルズ®︎」と甘噛みハムハムがコラボできたからこそ、多くの人を自然と笑顔にさせる「甘噛みハムハム」は、誕生したのだなと思っています。

さて、次回はある会社さんと進めている、コラボ企画を話せるのではないかなと思っております。ぜひ、楽しみにお待ちください。


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