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フェンシング W杯、男子フルーレ団体、男子エペ個人で金メダル!!!🥇 女子フルーレ団体、男子エペ団体は銅メダルを獲得!

 先週末、男子エペ、男女フルーレの
※ワールドカップが開催された。
同タイミングでの複数のタイトル獲得は初めて!

※ワールドカップ大会・・・
年5回、個人/団体ともに開催される

男子フルーレW杯
(エジプト/カイロ)

期間:2023/2/23~26

団体戦において悲願の金メダルを獲得!
これは同種目において2011年ぶりの快挙
メンバーは
松山恭助敷根崇裕飯村一輝鈴村健太
準々決勝ではエジプトと対戦。
終始リードを保ったまま45-30で勝利。
準決勝ではポーランドと対戦。
序盤相手のリードを許しビハインドの苦しい展開に。
ここで活躍を見せたのが飯村
16-20と4点負けているところから大量得点し
25-23と逆転に成功!個人スコア9-3と圧倒した
その後守り切り45-33で勝利。
決勝ではイタリアと対戦。
序盤リードを奪われビハインドの展開に。
ここでまたもや飯村が大活躍
世界ランキング個人1位のMARINI選手に
個人スコア9-1と大量得点
(飯村はこの選手に前大会個人で勝利している。
9-15から18-16とひっくり返した。
しかし簡単に勝たせてはくれない強豪国イタリア、
8セット目で逆転を許し38-40に。

最終9セット目で登場したのは敷根。
落ち着きを見せる冷静なプレーを繰り返し
最終場面で再度逆転
45-43で勝利し金メダルを獲得。
表彰台の1番高い場所でその喜びを分かち合った。

優勝し喜びを爆発させる男子フルーレ団体メンバー
左から鈴村、敷根、飯村、松山
写真:日本フェンシング協会 Augusto Bizzi/FIE

詳細の結果↓

試合の公式映像はなし(残念。。


男子エペW杯
(ドイツ/ハイデンハイム) 

期間:2023/2/23~25

加納虹輝が個人金メダルを獲得!!
自身4年ぶり2度目の個人優勝を果たした。
準々決勝ではVAN NUNEN選手(オランダ)と対戦。
互いに大きなリードを許さない戦いを繰り広げ
一本勝負へ。
ここで勝利をもぎ取ったのは加納。
12-11で勝利し準決勝に進出。
準決勝では同じアジアでのライバル、
KURBANOV選手(カザフスタン)と対戦。
終始相手のミスを誘いカウンターを中心にリードを広げた。
15-10で勝利し決勝の舞台へ。
決勝の相手はBAYARD選手(スイス)。
最近表彰台に登ることも多い有力選手の1人である。
加納はこの相手に臆することなく、
圧巻の試合を繰り広げた。
終始加納のペースで試合が展開。
”フレッシュ”と呼ばれる大技を何度も決めていく。
結果15-9で勝利し、
世界に自身の強さを見せつけた。

 表彰式での表情からは
若手選手とは思えない貫禄を感じられた。
「身長が低かったらエペでは勝てない」
よく言われるこのワードを覆し、
我が道をゆく彼のスタイルは
私が出会った頃から変わっていない。
試合で勝てる強さだけでなく、
人としての強さも兼ね揃えている。
素直にそう思える選手だ。

決勝の舞台で強者の貫禄を世界に見せつけた加納
写真:日本フェンシング協会 Augusto Bizzi/FIE


団体戦では銅メダルを獲得!
メンバーは加納虹輝見延和靖古俣聖松本龍
キャプテンの見延が合流。最近個人戦で勢いを見せてきている
若手の松本も入った新しいチームでの団体戦。
各々の強さを発揮し、
アメリカやポーランドを下す。
順調に準決勝まで勝ち進んだが、
世界ランク1位のフランス
一歩及ばず3位決定戦へ。
気を抜くことなくしっかり銅メダルを勝ち取った。
金メダル目前の惜しい結果となったが、
新しいチームとは思えないまとまり
次の選手に繋げるリレー感を見てとれた。
次回の団体戦は3月末の
ブエノスアイレスワールドカップ、
新しいチームのまま行くのかメンバーチェンジがあるのか、
さらなる結果を期待したい。

銅メダルを獲得した男子エペ団体メンバー
左から松本、古俣、加納、見延
写真:日本フェンシング協会 Augusto Bizzi/FIE

詳細の結果↓

個人戦

団体戦

試合の映像↓


女子フルーレW杯
(エジプト/カイロ)

期間:2023/2/23~2/26

女子フルーレ団体は銅メダルを獲得。
メンバーは東晟良上野優佳辻すみれ菊池小巻
が久しぶりに団体戦に復帰。
東京2020オリンピック団体メンバー3人の活躍を楽しみにしていた。

準々決勝ではカナダと対戦。
序盤にリードをもぎ取ることに成功。
中盤〜終盤とカナダの猛攻に合うも
メンバー全員で守り切り
31-27で勝利。
準決勝では強豪国イタリアに対し
同点に追いつく場面もあったが
強さを見せつけられ敗れ、3位決定戦へ。

3位決定戦ではフランスと対戦。
中盤でリードするも、
大きく離すことはできず最終セットへ。
最後の最後で追いつかれ1本勝負に。
しかしこの局面でもしっかりと勝負に出た上野
勝利をもぎ取り銅メダルを獲得した。

銅メダルを獲得した女子フルーレ団体メンバー
左から上野、菊池、辻、東
写真:日本フェンシング協会 Augusto Bizzi/FIE

詳細の結果↓

試合の映像は無し。(後々Youtubeに上がるのか。。?)


今後のスケジュール


2023/3/2~4
男子サーブル ワールドカップ(イタリア/パドヴァ)
2023/3/3~5
女子サーブル ワールドカップ(ギリシャ/アテネ)
2023/3/10~12
男女エペ グランプリ (ハンガリー/ブダペスト)

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