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「縦」書きと「横」書き

Twitterやネット記事をはじめとして、わたしたちは、横書きの文章を読む機会が多いです。
ちょっと前から、それこそテレビが主役だったころから、横書きの文字を目にしていました。
縦書きの字幕なんて、そうそう見なかったでしょうし。
テレビにかわってYouTubeが台頭した際なんか、動画で横書きを見る機会は、さらに増えました。

仕事においても、メール文章に資料作成で横書きを使っています。
縦書きを使用するのは、小説家くらい。

現代で、横書き文章を見ない日はないです。むしろ、縦書き文章を読む人のほうが、珍しいくらい。
縦書きを使う言語は、(たぶん)日本語のみでしょうし、日本人にとって馴染み深いものです。
横書きなんて、英語とかの他言語学習者しか目にしてなかったと思います。

そんな一躍大スターになった「横書き」には、縦書きにはない特徴があります。

言語学者ではないので、厳密なことを言えませんが、絶対に共感してもらえます。
個人的に感じているのは、
(1)読点が多い、(2)改行が多い、の2つです。

まず(1)読点が多いでは、ぼくも多めに使って文章を書いています。ちなみに、読点は「、」のことです。
もちろん、縦書きでも読点はあったほうが読みやすくなります。横書きだと、縦書きの1.5〜2倍ほど使われている気がします。
noteに投稿されている文章を読んで、確認してほしいです。1文に最低1つ、多くて3つほど読点があります。

一方の縦書きは、とくに小説において、読点が少ないです。そこそこの長文でも1つだけ、もしくは0のときも多々あります。
ビジネス書でも、読点は少ない傾向が見られます。

次に(2)改行が多い、です。ためしに下記2つを見た際、どっちが読みやすいと感じるでしょうか。

あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ。

あああああああああ
あああああああああああ
ああああああああああああ。

ただ「あ」を並べただけですが、2番目のほうが読みやすいと感じたはず。
後者のほうが、スペース(余白)があり、視認性がよく読みやすくなります。前者は、「うっ」となります。

文章を書くからには、相手に読んでほしい意図があります。メールなんか顕著ですよね。
だれが

「読んでほしくないけど、書いてあることはやってほしいな★」

と思って文章を書くんですか。
見やすい・読みやすい文章を書けたほうが、いいに決まってる。

なぜ横書きには、読点と改行が多くなるのか。

これはどっかで読んだ気がしますが、たしか、単純に見やすさの観点だった気がします。
改行は言わずもがな、読点も多いと読みやすくなります。
読点をおくことで、「うん」の一拍がうまれます。その一拍で文章を理解することができ、よどみなく読んでもらえます。

文字を縦に並べるか、横に並べるかの違いだけで、書式が変わってくるのは、おもしろいと思います。
というか、日本語だけに見られる光景でしょうし、この差異を感じられる言語が、母国語でよかったなぁと感じました。

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