小説を書いていらっしゃる方、繋がりませんか😇 こちらはホラーや都市伝説に関係する小説を書いています👻 他ジャンルでもウェルカムです！どうぞよろしくお願いします🙇‍♀️

白露まで 5.五寸釘-2

夢の中で私は知らない街の交差点にいた。これは夢だとはっきりわかった。私の五感は全てが鋭くなっていた。今いる場所から見える全ての人の顔つきや髪の色、持ち物等全てが細部まで目に付く。人がすれ違う度にその人の香水や整髪料、化粧の匂いが鼻につき、話している声が耳が割れるほど大きく聞こえ、空気を通じて、そこにいる人が食べているものや、交差点の周りにある飲食店の出す食品の味が全て交じって口の中で感じる。人が動くことで生じる空気の動きが身体中に刺さって痛みが走った。 私は耐えきれず膝をつ

白露まで 5.五寸釘-1

兄さんと私が再会した日の晩、酷い悪夢を見た。梅雨の名残の多湿と、初夏にしては暑すぎる気温が寝苦しさを生み、その結果見た悪夢かもしれない。 夕方、ペンションの利用客に挨拶をし、帰宅の準備をしようと管理室に戻る。部屋の鍵を開け、電気をつけると、兄さんが椅子の上であぐらをかいて船を漕いでいた。私が夜勤に備えて置いていた服に着替えたようだ。 急に明るくなった事で目を覚ました兄さんは、体勢を崩し椅子から落ちそうになるのをこらえた。 「もう仕事は終わったのか？」 まだ眠たそうな声で兄さ

白露まで 4.心霊写真

猛暑が続く中に訪れる、ゲリラ豪雨の日だった。憂鬱な気持ちになりながら、さっさと終わらせようと、いつもより早く、7時から仕事を始めた。管理室で売上を計算したり、不足している物品の購入メモを作ったり、溜まっていた仕事を少しずつ片付けていると、荒っぽく部屋の扉を開ける音が聞こえた。机から目を上げ、扉の方を見ると、ここまで傘もささず走ってきたのだろう、頭からつま先までびっしょり濡れた兄さんが、ヘーゼル色の目をきらきらさせながら顔をのぞかせていて、ペンションへ来るよう言ってきた。 昨

白露まで 3.海坊主

朝、スープを1口吸った兄さんが｢あ｣と小さな叫び声を上げた。 ｢髪でも入ってましたか？｣ ｢いや｣兄さんは何事も無かったように、また1口スープを口に流し込み、顔を横に向け、テラスから見える眩しい海に視線を送り、そうしてテラスを見たまま、また1口スープを唇のあいだに滑り込ませた。 ｢オマージュのつもりでも、こぼれてますよ｣ ｢うわっ｣ 兄さんのシャツの胸元にはコーンスープのシミが既に3滴も付いていた。 家は住む人がいなければ朽ちるのが早い、と昨日ニュースで見たので、たまには、

白露まで 2.呪い

｢バズビーズチェアって知ってるかい？｣ 夕方、ペンションに必要なものの物品の買い出し行くと伝えると、兄さんもついてくると言のうで、ついでにと帰りに安くて綺麗じゃない焼き鳥屋に入り、ぬるい冷奴をつついていた。 ｢座ると呪われて死ぬ椅子ですよね？｣ ｢そう。でもあれは、パンを食べた人が100年後必ず死んでいる、みたいなものなんだ｣ ｢あれ、兄さん、そういう呪いとか好きそうなのに｣ 兄さんはペンションの管理室に勝手に住み始めているが、ふらっといなくなったかと思えば、怪我や呪いの話

白露まで 1.火傷

｢兄さん、帰ってたんですか｣ 朝からコンクリートが歪むような暑い夏の日、私が管理室に行くと、兄さんが窓の方を向いて立っていた。私の声に兄さんが振り返る。少し痩せたな、と私は思った。元々痩身の兄さんは前会った時より頬がこけ、猫っ毛の髪を肩まで伸ばしたままだが、ヘーゼル色の大きな目と、どこか日本人離れした彫りの深さが合わさって、端正な顔立ちに見える。 兄さんは「やあ」と右手をあげる。その手には寄れたりシワになった包帯が巻かれていて、その端がひらひらと揺れた。視線に気が付き、兄さ

2月の結果

月に1冊本を読む →何も読んでいません 手帳を買いスケジュール管理 ミックスリストを作り続ける 春に向けてセトリを考えました🌸 月に1本なにか書く 何も考えていませんがSCPにハマっています 副業について考える 3月になったら資格貰えるのかなぁ できるだけ10時に起きる 1月よりはまあまあ起きれた気がする……たぶん 月に1回カラオケに行く 2月19日に10年来の友達と行きました。楽しかったです 植物を育てる 暖かくなってきたので、パインちゃんをお外に出し始め

1月の結果

雨穴｢変な絵｣を読みました。 手帳を買いそこそこメモを入れました。 2月のミックスリストを作りました。カラオケで歌いたい曲です。 目標をすっかり忘れていたので、さっき見た夢の話を書きました。 副業について考えるスキマはちっともありませんでした。 1月に10時頃起きたのは5回でした。 1月7日(土)にカラオケに行きました。 2月の予定も楽しみです。 パイナップルがよく育っています。寒いので部屋に入れていますが、部屋も寒いので意味があるかは分かりません。 できるだ

今日見た夢

なっちゃんとなっちゃんの結婚したイケメン(口調は優しいけどそれだけ、別に心が優しいわけじゃない)とイケメンの友達(明るいおバカ陽キャ)と一緒に車で山奥のイケメンの実家に行くことになった 毒親というか、嫁いびりがやばいんだなと話しから察していた 川で流されながら飯食おう(屋形船？)ってことになって、イケメンと私で本家の納屋に荷物を取りに行くことになった 本家で法事かなんか集まりがあって、みんな高そうなロードバイクみたいなのを納屋の前に停めてる イケメンは先に納屋に入ってて、

古いゲーム機

3月7日、大学の合格通知が届いた。両親はさっきまでの不安そうな顔が晴れ、さっそく祝いの準備を始めた。 「買い物に行ってくるけど、あなたも行く？」母が簡単に身支度を整え、家の中で一番大きいエコバックを用意しながら問う。 「いや、友達に電話かけたいから家にいる。」 車のエンジンをかける音で、父がもう家を出ていることに気が付く。母は少し慌てて「じゃあ、留守番よろしくね」と言い家を出た。 友達に電話をかけるというのは口実で、急に静かになった家で僕は内側から湧く高揚感に胸を躍らせてい

7月プレイリスト

あんまり新曲を聞かなくなりました。 https://youtube.com/playlist?list=PLNszRMO0RgAqoqvjItBqfa_PoMT8ulb5R