ヴァーストゥ

ヴァーストゥは、古代インドの叡智ヴェーダの一部門で聖者マーナサーラが記した環境建築学で…

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ヴァーストゥは、古代インドの叡智ヴェーダの一部門で聖者マーナサーラが記した環境建築学です。風水の源とされます。ここでは、ヴァーストゥ建築と神話に登場する神々との関係性、そして意識の在り方にも触れます。深遠な知識を様々な角度から読み解いていきたいと思います。どうぞご高覧ください。

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『 ヴァーストゥの建築家 ― 眷属の役割(1) 』 今回は、ヴァーストゥの神ヴィシュヴァカルマンの眷属から誕生した4人の息子(建築家)のなかで、スターパティ(棟梁)についてお伝えします。 スターパティは、ヴァーストゥを読み解く重要なキーワードです。 考察を深めながら、意識との関係にも触れたいと思います。 ぜひ最後までご高覧ください。 ヴァーストゥの棟梁「スターパティ」 スターパティ(sthapati)は、創造の神の眷属ヴィシュマカルマンの息子として生まれました。 スタ

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      • ヴァーストゥ 〜 神話の時代より 1

        『 はじめに - ヴァーストゥとは 』 ‘ ヴァーストゥ ’ は、聖者マーナサーラによって記された建築の聖典です。 「環境建築学」「環境のヨーガ」「住空間や都市計画のデザイン」に関する古代インドの深遠な知識ヴェーダの一部門であり、広義には「生命力・生命そのもの」に関係するとされます。 一般的にはインド風水として知られ、「純粋な場」「結界」も表します。 (正式には「論・学」を意味するシャーストラを伴い ‘ ヴァーストゥ・シャーストラ ’ と呼ばれます) 住環境を自然の法則

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