鷹永愛美┊旅、写真、本で対話と内省

横浜生まれ。旅、写真、文章を偏愛するデジタルノマド。365日、気ままに旅暮らし┊日々の…

鷹永愛美┊旅、写真、本で対話と内省

横浜生まれ。旅、写真、文章を偏愛するデジタルノマド。365日、気ままに旅暮らし┊日々の旅暮らしの中で感じたことを写真とエッセイ形式で綴っていきます┊ https://bio.site/vakabond

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自然と共存する、知床旅へ

ベトナムのハノイにて、コーヒーを飲みながら本記事をもくもく綴っているエイミーです。 5月から6月半ばまで、3週間で札幌から知床まで車で旅をしてきました。 知床といえば冬の流氷ツアーなどが風物詩として有名ですが、はじめての知床旅は雪が溶けて春の陽気となった時期となりました。 お金も運転の疲労もたくさんかかったけど・・・ 一生の思い出をたくさん得られた最高の旅に。 旅の道中では熊やエゾシカに至近距離で遭遇したり、キツネの産まれたて赤ちゃんを拝めたり、熊の湯という秘境温泉に

    • 2024年にやりたいあれこれ

      あけましておめでとうございます。 チェンマイでAirbnbを数日借りて、友人の誕生日を祝っている本日。 同じくチェンマイ在住、古性のちさんの「BUCKET LIST」の記事を読んで、わたしも今年何をしたいか100個書き出してみました。 自分ひとりで着物を身に纏えるようになる 最高にお気に入りの珈琲豆と出会う 永平寺を再訪する 毎日決めたサプリを飲む 日本帰国中は、毎日半身浴する 喜怒哀楽の感情に飲まれすぎない ドライブ用のプレイリストつくる おばあちゃんを温

      • 京都の禅塾で、プチ修行の巻

        あけましておめでとうございます。 チェンマイの図書館でもくもく綴っています、エイミーです。 昨年、2023年はフリーランスとして新たなお仕事をはじめた傍ら、ヤドカリのように定住地を持たない「旅暮らし」のライフスタイルを実践。そうした中で、一生涯の友となるであろう素敵な人たちとの出会いでドキドキワクワクの絶えない、心満ちた年となりました。 そうしたたくさんの思い出たちの中でも、9月に京都の「長岡禅塾」にて2週間の滞在をした経験は一生忘れられない経験に。短い時間でしたが、北野

        • 【自己紹介】改めまして、はじめまして。

          改めまして、はじめまして。エイミーです。 1996年生まれ、横浜出身。2023年4月からタイのチェンマイを拠点に、衣替えをするように世界を旅暮らししながら文章、デザインを創るお仕事をしています。 プロフィール1996年1月18日生まれの27歳。はまっこ。 武道一家の父方と芸術一家の母方のもとで育ち、ものごころついた頃から好奇心旺盛なやんちゃ娘。のびのびと自由奔放に生きてきました。現在はタイのチェンマイに拠点を移し、でこぼこ道をバイクで駆け抜けムエタイに週3で通ったり、お気に

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        • 日々旅にして旅をすみかとす
          5本
        • 本の記録と記憶
          1本

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          【2023ver.】後悔しないためにやりたいこと

          ひとつの思想に囚われず、全てにオープンでいる 先人の知恵を血肉にするため、たくさん読書する 好奇心を持ったら行動に移す 感情(特に負の感情)をコントロールする術を学ぶ 好きな時に好きな場所で好きな人と過ごせるスキルを得る 何がなんでも睡眠は最優先 金銭、経済的なストレスで悩まされない程度に稼ぐ 体力のあるうちに、たくさん旅に出る 体力のあるうちに、様々なスポーツに挑戦する より多くを知るために語学を学ぶ 多様な人たちと交流する 自分の欲求を知る、自己を知

          【2023ver.】後悔しないためにやりたいこと

          ひとりの時間、新たな自己への旅路の始まり

          タイのチェンマイから深夜便で京都へ舞い戻ってきた。 眠い目をこすりながら阪急電車をあとにし、お盆で賑わう京都河原町の雑踏へと舞いこむ。 神社へとつづく石畳の道、 夏祭りに向かう着物を纏ったガールズ、 蝉の合唱ひびく鴨川でおだんごを頬張る恋人たち。 半年ぶりの京都は冬景色から夏景色へと色鮮やかに変化していて、諸行無常の街、そこを舞台に生活を営む人たちをじっくり眺めながら宿へと向かう私。 そそくさとチェックインを済ませ、ベッドに倒れ込む。 清潔なシーツと布団に心があらわれ、

          ひとりの時間、新たな自己への旅路の始まり

          期待を科学的に考えてみた

          知らず知らずの「期待」ってよくしちゃいますよね。 そもそも「期待」とは、周囲へ「依存」していることとほぼ同義。無意識に相手へ期待しすぎることは、相手に「依存」することなんじゃないかなぁ、とある時ふと気づきました。 実際わたしの人生の半生くらいは、周囲に「期待」をしては「期待外れ」て失望し、そこからのストレスも多々ありました。 例えば、 ●上司、同僚が仕事を順調にやってくれているだろうという「期待」 ●今の幸せな時間が永遠に続くだろうという「期待」 ●記念日や誕生日を勿論

          「鬼滅の刃」から学ぶ人生訓

          老若男女問わず爆発的人気を誇る『鬼滅の刃』。 まさに勧善懲悪なスタイルで物語が展開していきますが、このように異なった価値観の対立に主軸をおく作品って、色々な考え方、人生観を俯瞰させてくれますよね。様々な生き方のサンプルを読者、視聴者に提供してくれる。 登場人物たちが歩んできた十人十色の悲劇、喜劇ともいえる人生、彼らが心得ている教訓が、ファンを絶えず虜にしている理由の一つなのかもしれません。 個人的には正義を振り翳す鬼滅隊のみならず、貪欲な鬼達も魅力的でした。笑 しかし

          「鬼滅の刃」から学ぶ人生訓

          【書評】 「限りある時間の使い方」

          限られた時間をどう過ごすか、という問い 80歳まで生きるとして、人生はたったの4000週間だそう。 では、その限られた時間をどう過ごすか、という問いへのひらめきをくれるのがこの一冊。 いつになったら「満たされる」の? 「後で楽しむために、今は我慢しなさい」 子どもの頃からそうしつけられた人も多いのでは。 けれど、いつまで今を犠牲にしつづければいいのだろう。死ぬまで? この問いについて自分の中で解を持ち合わせているか否かで人生は変わる。 この問いを咀嚼できていないと、今

          【書評】 「限りある時間の使い方」

          冬のモンゴル紀行

          冬のモンゴルで野生にもどってきたエイミーです。 モンゴルの冬はとても険しく、場所によってはマイナス60度に達し、湖や川、滝、あらゆるものが凍ります。 そして、東京から直行便でいける首都ウランバートルは標高1351mに位置し、世界一寒い首都ともいわれています。 そんな寒さの厳しいモンゴルでは広大な草原、山々が雪で白い絨毯のように覆われます。朝のとばりにもの静かに浮かぶ月、地平線からのぼる神々しい朝日、すべてが感動ものでした。 地形のおかげか、空や天体の動きの一瞬一瞬の変

          チェンマイ、旅のしおり

          こんにちは、ノマド生活をしているエイミーです。 1月後半から、タイのチェンマイに2週間ほど滞在してきました。 心が通いあう素敵な人々に巡りあえ、たくさんの思い出に満ちた溢れるチェンマイ。(急遽帰りの飛行機をキャンセルしたほど!) 本記事では、チェンマイでの滞在を通して印象深かったあれやこれやを備忘録として残しておこうと思います。 タイの基本情報首都:バンコク (天使の都) 人口:約 6,600万人 (2021年12月時点) タイ族が約85%、 中華系が約10%を占める

          だから私は旅をする

          私たちは、人生を通して退屈する。 時間を持て余していたら、なんとなくSNSやニュースアプリを開いてスクロールしては一喜一憂したり、新しい漫画や映画で目ぼしいものをぼーっと探していたりする。 ドイツの哲学者であるハイデガーいわく、私たちは心の中の「なんとなく退屈だ」という声を押さえつけるため、仕事の奴隷となったり、気晴らしに耽ったりするのだそう。 思い返してみれば、私が今あてもなく世界を放浪しているのも、おそらく「退屈」からの一時的な逃避行のようなものかもしれない。 で

          名前のない「その人」

          私の頭の中で創り上げた、架空の、理想の、「その人」。 「その人」は、誰かから愛されることなんて気にせず、自分がどれだけ愛しているかに価値基準を置く。 「その人」は、嫉妬や怒りなどの負の感情(=ルサンチマン)に苛まれることもなく、自分が好意を抱く人の行動に一喜一憂しない。 「その人」は、自分がいかに無知であるかを知っていて、この世のあらゆる常識という名の偏見に対しても「?」を抱く。 「その人」は、他人の靴のサイズで自分を測らず、自分の羅針盤のみを片手に進んでいるよう。