服作りをしてみたいって人はたくさんいらっしゃるものの、服作りってかなり専門的な部分が多くてどうやったらいいのかな？自分でも大丈夫かな？そんなお悩みを持った方がたくさんいらっしゃるので20-30分までで無料で「発注を前提としない」1on1での服作り相談会を行なっている。

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服作りに関する内容はもちろんだけれど、ヴァレイではECの運営をやっていたりするのでマーケティング、ブランディングの観点からもお話しさせていただくことが多い。
その中で多かったお問い合わせについてたまに書いてみようと思う。
(具体的な内容は権利の関係上事実と差し替えて表現する場合もあります）

「ブランドを立ち上げようと思うが何から始めたらいい？」

この質問は本当に多いが先日お話しさせていただいた方のスペックはこんな感じ
・専門学校を中退
・デザイン画は描ける
・パターンも一応引ける
・ペットの服など一応作って友人を通じて売った経験はある
・本業があるが数年でブランドで食べていけるようになりたい
・インスタはフォロワー800人くらい
・工場などへの発注経験はない

いくつかの質問があったので要点をまとめると3つくらいの相談内容でした。
①何から始めたらいいか
②どこで専門的な知識を学べばいいか
③売れるようになるのか

①何から始めたらいいか

僕がお伝えさせていただいたのは2つです。
・販売用でなくてもいいのでまずは自分で作れるのであれば作り続けること
・SNSとショップ(無料で作って全部SOLDでもいいから）にアップし続けること

・販売用でなくてもいいのでまずは自分で作れるのであれば作り続けること

とにかく作るということに慣れないとダメです。
これは頭の中にあるイメージを具体化するエクササイズです。
頭には「ふわふわ」とか「もっとぽわっとして」とか思っていてもそれを言語化したり形にすることはとても難しいです。
プロのデザイナーはとんでもない型数のデザインを描き、売れてない頃は自分で縫ったり友人に頼み込んだりしてとにかく「数」を作っています。

質を語るのは量をこなしてからです。
そもそも作るということが自分の生活の一部になっていないとするとそれを生業にするのは難しいです。(とはいえ諦めないでください）
自分の生活の中に「作る」という作業をインストールしてください。
そして同時に頭にあるものを表現し続けてください。

それは「熱量」と「表現力」を生み出しこの後の「集客」と「工場などとのやりとり」に非常に役に立ちます。

・SNSとショップ(無料で作って全部SOLDでもいいから）にアップし続けること

とにかく母集団形成をしていきましょう。
自分が作るものにファンなんかつくのだろうか？と不安になる方も多くいらっしゃいます。
しかし「絶対います」とお答えしています。

例えば今日本でセガサターンをやっている人っていると思いますか？

いますよね？
少ないかもしれないけど絶対にいます。

これが自分が起こすファッションブランドだと思ってください。
800人だといないかもしれないけど、1万人くらいになったら多分1人くらいは熱狂的にセガサターンを現役で好きな人はいると思います。
実際に僕は認知1万人に対して興味を持ってくれる人100人、そこから買ってくれるのは1人だと思っています。
つまり閲覧数1万人いれば購入者は1人なので認知からの購入者数は0.0001%だと思っています。
もちろんブランドを続けることで認知数が増えたり購入率が上がったり様々な要素は起きるでしょうがブランドを初めて立ち上げてから買ってもらうにはそれくらいの確率だと思って望んだ方がいいと思います。
だとすると情報発信が足りません。
なので自分がこれからやろうとしていることの想いやデザインなどをとにかく発信し続けます。
できれば自分が作ったものや自分で選んだものを着たり、自分で撮影したものが好ましいです。

そしてその発信から実際にショップページに飛んできてくれる人を作っていきましょう。

昨日までは一般人、今日からは「表現者」の最下位から始まるのです。
なのでとにかく発信を続けることをライフワークにしてください。

②どこで専門的な知識を学べばいいか

これに関しては本を読む、人に合うなどたくさん方法はあるのですが僕がお答えするのは「実践してください」です。

クリエイターの人に非常に多いのは100点の商品やデザインや文章でないと発信してはいけないと思っている人が多いです。
しかし100点なんてありますか？
ないです。
しかし間違いのないことはあります、それは何か？
実践です。

その中で学ぶのです。
例えばこの方の場合「工場に発注して迷惑をかけたらどうしよう」ということをすごく気にしてらっしゃいました。
そこでお答えしたのは「知ったかぶりをせずに、恥ずかしくてもいいので聞いてください、そうすれば僕たちは誠実に対応します」ということです。

全ての工場がそうかはわかりませんが例えば「パターンが間違えていたらどうしよう？」とか「資材の投入方法がわからない」とか色々わからないこともあるでしょう、そして工場に迷惑をかけることもあるでしょう。
しかし「どうやればいいですか？」と聞いてもらえればきちんとお答えします。(ヴァレイではマニュアルも用意しています）

仕様書はここまで書いてください
パターンにはこの指示もください
柄合わせの指示はこの方がわかりやすいです
資材はこういうふうにまとめてくれると助かります
こんな場合は納期が遅れます
これが原因でコストが上がります

こんな情報は山ほどあります、しかしこんなこと学校でも本でも教えてくれません。
とにかく私たちもお客様と対話したいと思っています。
なので工場への発注だけではなくマーケティングや服作りに関しても専門的な情報は現場に落ちています。
なのでとにかく実践することで成長があるのです。
ブランドの成長はデザイナーの成長とほぼイコールです。

③売れるようになるのか

これに関しては「なります」とお答えしました。
前提として①②が実行できることが前提ですが、売れないものづくりは基本ありません。
もちろん数億円売れるヒット商品を出したいっていうとまた話は変わってきますが、生きていくためのコストを賄える2000万円くらいの年商はきちんとやれば絶対に取れるようになります。

ここで2つ質問です。
「今習慣になっていることを思い浮かべてください」
これはできる限り日常になりすぎていて習慣とすら思わないものがいいです。
・タバコを吸う
・朝起きてスマホを触る
・夜中まで起きてダラダラしてしまう
など

２つ目の質問です、
「その習慣を今、この瞬間に無期限で変えることができますか、そしてそのリソースを服作りと販売に注ぎ込むことができますか？」
・今この場でタバコを捨てて二度と買わない、その時間と費用で服作りをする
・朝5時に起きて1時間デザインを書く
・毎日21時にベッドに入って翌日に備える
など

僕はこの質問で「できます」と答える人は多くいらっしゃいますが、本当に成功できる人は「今からやります」と答えてくれます。

今から自分のデザインや洋服作りで他人の生活を変えよう、生活を豊かにしよう。
そう思っている人が自分の習慣を生活を変えられないとするとそれは整合していません。

もちろん僕の好き嫌いが入っていると思いますが、基本的には今この瞬間に変わるる柔軟さがあれば成功すると思います。

毎日作り、毎日売るための努力をして、間違えた部分は毎日、毎秒修正を繰り返す。

それができれば当然売れます。

先にも書いていますがブランドの成長は個人の成長に比例します。

最後に

少し厳しいことも言っているように見えますがすごーーーくマイルドにお伝えします。笑
成功するスイッチなんていうのはなくて努力を重ねることでそれが成功につながっていきます。

もしそのスイッチがあったとしてもそれはきっとその辺に落ちているものではなく、富士山やヒマラヤやフルマラソンのゴールあたりに落ちています。
成功するスイッチを押すためにはそこに辿り着く努力が必要なのだと思います。

服作り相談会では毎回こんな説教くさいことを話しているわけではなく、具体的なコストやテクニックやマーケティングに関してもお話ししています。

ぜひ悩まれている方は無料ですので予約してみてくださいね。

服作り相談会
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