見出し画像

出産レポ②

出産レポの続きです。


旋回異常のため院長先生が赤ちゃんの方向を変えるという話だったのですが、他の出産や処置対応のため、なかなか戻ってこない・・・・

9時半ごろ、院長先生が再度登場。

「赤ちゃん出すよーと」言われ、先生がこちょこちょと何かしてる。

「うん、頭回せそう・・・」と助産師さんと話しながら、私にできることは処置を見守るだけ。もう、痛いとかそういう状況ではなく、正直「はやく終わってほしい。」という気持ちだった。

「はい、いきんで~」と先生見言われるがままにいきむ。全ての運命、先生に託します。(というか、それ以外方法がない・・)先生がお留守の間に、たくさんいきんでいたので、いきむ感覚は取り戻していたのが救い。

あれよあれよと言う間に「ちょっと、赤ちゃん苦しいので吸引するね〜」と言われ「はい、頭でた。後は肩〜」といつもの何でもない作業のように、実況中継しながら先生が対応してくれていた。

肩を出すのに少し苦戦気味で少し時間はかかったものの、あっという間に赤ちゃんは先生の手元に。

これまでの待っていた時間は何だったのだろうか。。。先生が本気を出せば、こんなに早く出てこれたのね・・・

「おめでとうございます!10時8分。元気な女の子で、しっかりしたベビーよ。」と先生、助産師さんなどから声をかけられる。そして響き渡るとても大きな産声。息子の時は、鳴き声が聞こえなくて、心配したのと違い「すごく元気な泣き声だな〜」という印象だった。

「あ〜。ほら、こんなに巻きついて。大変だったね〜」と、先生は赤ちゃんを私に見せてくれている感じであったが、残念ながらうまく体が動かせず見逃してしまった。臍の緒が首に巻き付いていたことが推測できたが、残念ながら目で確認できず。(その後、母子手帳にその旨が記載されていた)

「これが赤ちゃんの入っていた袋よ〜」などと色々と見せてくれた。

処置を終えた赤ちゃんが、頭の近くに持ってきてもらい、記念撮影。それにしても、しっかりしている。爪が伸びていて、しっかりと指を握ってくれる。

「よく頑張ったね〜。ぎゅーっとしているね。」これまでエコーでしか見ていなかった赤ちゃんが横にいる。すごく不思議な感覚。そんな様子も、助産師さんが動画に収めてくれた。

「前回縫ったところが少し裂けているので縫っちゃうね〜」と先生がチクチク縫ってくれた。縫っている間に、Lineで写真付きの夫への連絡。

胎盤が出た後「少し出血が多いので、お腹冷やします〜」と助産師さんが手慣れた様子で氷枕を4個ほどを持ってきて、お腹の上に乗せられる。もう、何をされてもされるがままの状態である。115cmもあったお腹も、赤ちゃん、胎盤、羊水も抜けてそれなりに小さくなっていた。ぽよんぽよんとウォーターベッドのように波打つお腹の上に、氷枕がで〜んと鎮座している。

「出血量が通常より多く、帝王切開の人くらい出ているので少し安静にしててくださいね。」と言われた。通常は2〜3時間は分娩台の上にいるようだが、個人病院、分娩室は空けたいのだろう。1時間程度した後、車椅子にて個室へ移動。

私の母子手帳の出産の状態のページには、以下のように色々と記載されていた。

分娩経過:その他(微弱陣痛、臍帯頸部巻絡)特記事項(回施異常、分娩停止、胎児胎盤機能低下、弛緩出血)
出血量も羊水を含み1122ml.

前回も色々ありましたが、出産は毎回ドラマがあるなぁ〜と感じたのでした。

先生は「旦那さんに、ちゃんと大変だったこと伝えるのよ〜」と言いながら、チクチクと私のお股を縫っていました。さすが女医さん。旦那さんへのアピールを促すことも忘れない。

でもね。先生。色々と起こりすぎて大変だったのを、うまく伝えれる自信がないです。。。

今回腰が重いけれど、今後出産を迎える人の参考のためにと、まとめてみました。夫には「大変だったよ。赤ちゃん、うまく回せなかったら緊急帝王切開になっていたんだって。」くらいにしか伝えられていないので、今回のnoteを見てもらおうと思います。


読んで頂きありがとうございます。サポート頂いたお金は、社会問題を解決するために使いたいと思います。そして、その結果を記事にして循環させたいと思います。