前回は、リュウの中学生時代を描きましたが、その間のケンとリュウの関係を今回は書きます。
　ブログ「７人家族の真ん中で。」でも、我が家が中庭をはさんで完全２世帯住宅であることを描いてきました。この２世帯住居は在宅介護をするうえで、本当に助かりました。母屋で子育てに七転八倒していた私ですが、姑シスターズから呼び出しブザーがなると何はともあれ離れに走っていきました。サンダルを履き、母屋を出て、中庭を通り抜け、離れの戸を開け、私の足音を聞いて駆けつけたにゃる美（猫）にあいさつをし、スリッパを履き、姑シスターズの待つ部屋へ行く。それがどんなに暗澹たる親子関係を分断し空気の入れ替えになったことか。
　そして介護が終わった今、この２世帯住宅はどうなっているかと言いますと、広い母屋でケンとリュウが２人で生活していて、狭い離れでメイとダンナと私の３人で生活しています。その経緯は、ここでまた描いていきますが、もちろん家族全員、両家（？）を行き来して関係は良好です（笑）収入のない２人の生活は相変わらず親がサポートしていますが、できる範囲で食事の用意や後片付け、風呂の準備やトイレの掃除などは２人で話し合ってやっています。気になることはたくさんありますが、できるだけ口を出さず静観しています。