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母の悩みは悩みじゃなかった



ケンとリュウは何度も絶交している

親子も絶交している


 
こだわりが強い発達障害の人とうまくやっていけないことはよくある。
ただ、彼らのもつ独特のユーモアや人の真理を見抜く力のような、自分にはない才能に触れた時、「この人のそばにいたい」と思ってしまうことがあります。

しかし、なんらかの魅力があったとしても本当に一緒に暮らしていくのは難しい。それでも「この人が好きだ」と思うのなら別居をお勧めする。
それは私たち親子のように、ケンとリュウのように一緒に居ない方がいい。一緒にいない方が寄り添っていられる。喧嘩が激減する。楽しいことだけ共有できる。

一緒にいると、
「なんで気づかないの?なんでやってくれないの?」
ということも、別居していると
「どうしてもできないのでお願いします」
と頭を下げて頼むこともできる。
 
ケンとリュウのように切っても切れない関係は、一緒にいると本当に辛い時があるのだろうと思う。それでも年齢を重ねて、彼らがゆっくりとおとなになっていくのは感じている。

私はまだまだこの先を楽しみにしている。なんたって彼らが面白いから。
 

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