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サインバルタの離脱症状に苦しむ~シャンピリ感とは~

先日渋谷のお医者さんに行った際、そこそこ長く飲んでいた、サインバルタというお薬が減らされた。というか、なくなった。今はもうジェネリックも出ており、デュロキセチンという。サインバルタは先発薬の名前だ。

ジェネリックがあるということでそこそこ長い歴史はあるのだが、それにしても新しい分野に属する、SSRIという分類の新薬だ。要するにアタシが16の時には存在しなかったが、ジェネリックが出るくらいには歴史かあるというわけだ。

それがなぜなくなったか。

まず、隣の駅のお医者さんに通っていた間に「線路が呼んでいる事件」が起きた。そこでサインバルタが30ミリから20ミリに減らされた。このお薬は、気分が鬱々としている時は持ち上げてくれたり、やる気を起こしてくれるが、逆にいうと、ハイになり過ぎたり、気分の波の高い方のてっぺんが高くなり過ぎたりする。で、とりあえず減らされた。この処置は正解だった。

だが渋谷のお医者さんは、しばらくぶりにアタシと会って話して、半年近く前に解決したと思われた「線路が呼んでいる事件」の名残を見たのか、サインバルタをスパッと処方から外した。

渋谷のお医者さんは必要最低限しかお薬は出さず、粉にできるものは粉で0コンマ何ミリの微調整をする。だが、サインバルタはカプセルだというのもあり、20ミリくらいならゼロにしたいくらい減らしたいと判断されたようだ。

さて、朝にサインバルタは処方されていたが、たまに飲み忘れたり、それがちょっと続くと、今まで、胸がシャンシャン鳴るような、脈がおかしくなったような、変な感じがつきまとい、怖い思いをしていた。だから知ってはいたのだが、これはやはり、副作用ではなく、逆に、飲まないことによる症状だった。

本格的に全く飲まない日が始まると、それこそシャンシャンうるさいので、調べてみた。そしたらこれはやはり離脱症状の一種で、このような症状は「シャンピリ感」と呼ばれるのだそうだ。ちゃんと名前あったらしい。

シャンピリ感とは、金属音のようなシャンシャンという耳鳴りがし、電気が流れたようにビリビリした感じ、という説明を見つけた。耳鳴りと言われれば、確かにそうだ。やはりSSRI系の薬の離脱症状らしい。

身体から抜けていくのを待つしかないみたいだが、また飲む日も来るかもしれないし、薬は難しい。特にこの手の精神科系の薬は、いきなり自分の判断でやめたりしたら、精神的にだけではなく、体に大変な作用を及ぼす。今はとにかくシャンピリ感との闘い。もし次回診察時まで続くようなら、離脱症状が長過ぎるかもしれないから、要相談だ。

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