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原付バイク買いました。

フリーランス社会福祉士の活動記録

令和6年1月10日(木) 業務日誌

アップロードにバイクの画像・イラストを探しましたが、無かったので
いつもの モアイ画 
なぜモアイかというと 妻曰く私の顔に似ているそうなので使っています。

タイトルの「原付バイク買いました。」は、私のものではなく被保佐人
Eさん36歳男性のものでした。
Eさんは、原付バイクが欲しくて欲しくてたまりませんでした。

去年の11月にEさんの保佐人に就任してそうそうの、本人とも初対面での担当者会議で、Eさんから「バイクが欲しいから、今通所しているデイケアを辞めて就労支援事業所に通ってお金を貯めたいです。」と言っていました。
計画作成担当者や参加事業所が、本人の意向を汲んで週間予定にとりあえず週2回の就労支援を組み入れていました。

少なくない?と思いの方もおられると思いますが、前回も組み入れたときは1回も行っていないという理由からだそうです。

その後、私の方にEさんから「バイク買って!」の要求が始まりました。
当初の約束では「半年間まじめに就労支援事業所に通えるようになってから考えましょう」というものでしたが、数日もしないうちに「条件が厳しすぎる。条件を変更せよと」と一日に何回も電話、留守電が来るようになりました。
私も、根負けして「じゃあ 3か月頑張れたら」と一時はEさんも了承しますが、数日したら同じことの繰り返しです。
結局、就労支援事業所に行ったのは3回だけ、ヘルパーも自分で勝手に断ったり、配食弁当も勝手に断り「食べるものがないんだけど」と私に連絡が来る状況が1か月ほど続きました。

何回も注意、説教もしましたが、それでもバイクの要求は治まらずEさんの誕生日が1月だからと、「それまでにはどうしても欲しいです」と泣き出す状況になりました。

私も、Eさんに対して可哀想になり、バイクを買う約束をしました。
しかし、それからがまた大変です。
「バイクの〇〇が欲しい」「どこどこのバイク屋には気に入ったのがない」
「今日僕は時間が空いているのでバイク屋に見に行きたいなど」
事前に、私の知り合いにもバイクを見に来る約束をしていたのですが、それもキャンセル 振り回されてばかりでした。

だから、あえて私の方から提案はせず、料金と日時だけをきめて、後はEさんにお任せしました。
すると「○○モータースに予算内のバイクがあって、今日見に来ると連絡しました。」とのこと。

今日本人宅に迎えに行くと車に乗り込む前に「いろいろ迷惑をかけてすいませんでした。」と言いました。
それから、目的地のバイク屋に行き、目当てのバイクを見つけて吟味していましたが、私は内心「また気が変わって、別なのが欲しいと要求がはじまりますかね」と思っていましたが、「これでいいです」と30分ほどで決められました。
無事に契約も終わり、Eさんの待ちに待った納車が12日に決定しました。

私もひとまずバイク要求地獄から解放されると思います。よかった。

今回のバイク騒動でEさんの行動変容を感じた点は
①お詫びができるようになった。
②お礼を言えるようになった。
③自分で主体的に行動できるようになった。
の3点です。
今後のEさんとの関わり方に少し勉強になった気がします。

しかし、バイクを買ってあげなければよかったと後悔しないように
安全運転・絶対無事故を祈るばかりです。



 



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