今回は、以前から思っていた、お風呂の水位調節器を考案してみました。

お風呂のお湯って基本、自分で蛇口を閉めない限り、永久にお湯が出続けて水位が浴槽の上限まで行ってしまいますよね。それで浴槽の上層部からお湯があふれ出てしまう。
そうならないようにする為には、自分で適切な位置に水位が来た時に、蛇口をひねってお湯を止めるしかない。

自動でお湯がいい感じの水位で、それ以上は浴槽にお湯がたまらないようにする装置がないのかなと思いネットで調べてみたら、あるにはあるのですがどれもセンサーで水位を感知して、自動でお湯が出るのを止める物ばかりで当然どれもいい値段がするのです。

それしか方法がないのだから、当然だろうって思う方、そうでしょうか？
同じ水回りの浴槽のすぐそばに、センサー等の高級装置を使わなくても水があふれ出ないように、水位を一定以上に上がらないように、ずっと以前からしている物があるのですが、それは洗面台の側面にある排水穴なのです。

洗面台て側面に排水用の穴が開いていて、それ以上水がたまると、そこから水が排水されて水があふれ出ないようになっているのですが、洗面台で水をためる事自体あまりしないので、これの恩恵に預かった事がある人はあまりいないかもしれませんが、実はこれめちゃくちゃ優秀な排水装置なのです。

自分は一度、台所の水を止め損ねて、ちょろちょろと僅かに出続ける水が、
ヘドロが底にたまって排水不能になっていたシンクから水があふれ出して、台所を水浸しにしてしまった事があるのですが、自分はこの時、シンクにも洗面台と同じような、側面の排水穴があったならと心底思った物です。
台所の水を排水出来なくなる程、ヘドロをためた事のある人は多分いないし台所でこんな経験をした事がある人は、世界でも自分くらいだと思うので、台所に排水用の側面穴が付けられる事は、多分永遠にないと思うのですが、

家の中で誰もが確実に水をためる唯一の場所なのに、浴槽に側面の排水穴が付いていないのって、よく考えたらおかしくないでしょうか？
何なら、一番あってしかるべき場所のはずなのです。

それでさらに考えたてみたら、温泉等の公共の浴槽には、この側面式の排水装置は必ず付いている物なのです。公共物では当然のようについていながら家庭ではついていない物、それが浴槽の側面排水装置なのです。

浴槽に側面の排水穴を付けるには、浴槽に穴をあけるか、予め側面に排水穴が付いている浴槽を買うしかないので、それこそ何万という金がかかるではないかと思われるかもしれませんが、もし既存の浴槽に数百円でこの装置が付けられるとしたら、どうでしょうか？
あなたはそれを欲しいとは、思わないでしょうか？

それが自分の考える、浮遊式風呂の水位調節器なのです。

構造はいたってシンプルです。浴槽の底にある唯一の排水穴に、この装置の排水パイプを刺し込んで、この装置を浴槽のお湯に浮かべておくだけです。
くらげのような形をしたこの装置は、浮力でお湯に浮かんでいるだけですが一定の水位以上になると、装置に繋がっているパイプのせいで、それ以上は水面に浮けなくなり、水中に沈んだ部分から、排水パイプにお湯が流れ込み浴槽の底の排水穴から、お湯が排水されていくという物です。

この装置の副効能として、浴槽の水面部からお湯を排水していくので、水面に浮かんでいる浮遊物を、排水と一緒に取り除く事も出来ます。
いわゆる鍋物等のアク取りと同じ原理が働くのです。

センサーが感知して自動でお湯を止めるようなたいそうな物ではないですが複雑な装置を必要としない簡単な構造なので、多分数百円で販売が出来ると思うのですが、もし300～500円でこの装置が売られていたら、浴槽に一定の水位以上にお湯がたまらないように出来るこの装置を、皆様は買ってみようと思いませんでしょうか？

一応LEDライトを内蔵した上位版も考えていて、これは排水機能だけでなくクラゲのような形の物が光りながら水面に浮かんでいる事で、浴室を幻想的にする効果をもたらせられるのですが、これはどう思われるでしょうか？

このアイデアは元々、数千円の耐水用LEDライトで、浴槽に浮かべるクラゲ型の浮遊照明装置を自作して、浴槽に浮かべて入浴をしていた時に、これに排水機能を付けたら、もっと機能的なのでは？と思ったからなのですが、

この発光クラゲ型の浴槽照明装置と浮遊式風呂の水位調節器って、もし販売をされていたら、欲しいと思う人ってどれくらいいる物なのでしょうか？

自分なら適正な値段なら買うかなと思うのですが、皆様はどうでしょうか？