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第260回、フロディレック・オフロスキーの水位調整器実験記録


ここに、フロディレック・オフロスキーという人物がいる。
彼は、風呂に入るのが何よりも好きで、何かあると常に風呂に入り、自分の好きな妄想の世界に、思考をはめらかす?のだった。

彼はある時、いつものように自宅の浴槽のお湯につかりながら、シャワーのかけ湯をしていて、ふとこう思った。

「かけ湯をすると気持ちいいんだけど、浴槽の水位がどんどん上昇してしまうから、その都度、浴槽の栓を抜いて排水をしないといけなくて、面倒なんだよな。かけ湯をしても、水位が一定で変わらないように出来ないかな?」

そこで彼は100円ショップで買った、テーブルの脚底に付けるすべり止めのゴム製のカバーキャップを、浴槽の排水穴に取り付けてみた。

するとゴムカバーは排水穴にぴったりと収まり、ゴムカバーに付いていた、空気抜き用の小さな穴から少しずつ排水される為、排水の処理速度が落ち、かけ湯で増す湯量と排水される湯量が一致して、かけ湯をしていても水位が一定を保てるようになったのである。

「これはいい」フロディレックは、この結果に満足して、この装置に零号機という名を付けた。
彼はこれをしばらく使っていたが、僅かずつだが排水が行われている為に、かけ湯をやめると少しずつ水位が下がり始め、不満を感じるようになった。

「かけ湯を止めても、水位を一定に保てる方法はないかな?」


そこで彼は今度は、100円で買った給油ポンプのパイプを程よい長さに切断して、排水穴に繋げてみる事にした。
すると、パイプの先端から排水が行われ、これを水面の高さに調節する事で水位が上昇した時だけ水面のパイプの先端から排水が行われて、お湯を足しても止めても、水位を一定に保つ事が出来るようになったのだ。

「こいつはいい」オフロスキーは、これに初号機と名付けた。
さらにこのポンプの先端に造花の花を取り付けると、花がまるで水面に咲くスイレンみたいでとても綺麗だった。花びらの隙間からパイプにお湯が流れ込むので、排水カバーとしての役割を果たす事も発見した。

パイプは、固い棒状の物と、自由に変形の出来るジャバラ状の物の、二種類を試してみたが、棒状の物は激しい浴槽の水流に耐えられず、どんな水流にもしなやかに揺らいで対応をする、バジャラ状の物がいい事がわかった。
オフロスキーは、棒状の物を二号機と呼んで、永久凍結するのだった。

「このパイプの先端に、カバの顔みたいな物を取り付けたら、カバがお湯を飲んでいるみたいになって、楽しいかもしれないな」

彼はそう思ったが、適当な玩具が見当たらなかったので、これを三号機
呼んでいったん保留にして、いずれ実験をする事にした。

「このパイプの先端に、シャワーノズルを付けて、浴槽のお湯の中に入れたら、どうなるだろう?」

給油ポンプにはなぜか、シャワーノズルの形状をした部品が付いていた為、これを装着して、湯の中に入れてみた。すると、シャワーノズルの中に湯が吸い込まれていき、これを身体に近づけると、身体の周囲に水流が発生し、とても気持ちが良かった。
体に近づけすぎるとパイプが身体に吸い付いてしまったが、網状のシャワーノズルを付けている為、特に危険性もなかった。

またこのノズルを浮遊物に近づけると、お湯と共に、浮遊物を吸い込んで、排水する事が出来る為、お湯の浄化機能も果たせる事がわかった。

シャワーノズルを付けた状態の物を四号機と呼んでたいそう愛用をしたが、入浴中に尿意を催したオフロスキーは、ふとこんな事を思ったのだった。

「四号機のノズルを陰部に近づければ、お湯の中でも、このまま排尿ができるんじゃね?」


それは悪魔の囁きといえる物であった。
オフロスキーはこれまでにも、お湯の中で放尿をしたいと思った事は何度もあった。だが一度放尿をしてしまえば、湯の中に尿が拡散をしてしまう為、
例え自宅のお湯といえど、それをした事はなかった。
一時の快楽に為にそれをしてしまえば、湯が汚染されてしまう、魔の行為。
それが、お湯の中での放尿行為なのである。

だがオフロスキーは今、お湯の浄化装置を手にしていた。

これを陰部に近づけて放尿すれば、湯の中に排出された尿は拡散をする前にノズルに吸い込まれて、湯を浄化する事が出来るのではないだろうか?

それは大いなるかけであったが、オフロスキーはそれを決行する事にした。
ノズルを、いや湯の浄化装置「コスモクリーナーD」を陰部に近づけると、膀胱に限界までたまっていた尿を、湯の中へと一気に放出したのだ。

勢いよく放たれた黄色い尿は、一瞬湯に溶け込んだが、拡散するまもなく、コスモクリーナーDへと吸収されて行った。

伊吹マヤ「使徒侵食による水質汚染が、どんどん正常化されていきますっ!
パターン〇〇 使徒、完全に消滅しましたっ!!」

地球は浴槽のお湯は、放射能大気汚染から、使徒の浸食から、いや湯の中の放尿行為から、汚染の拡散を免れたのである。

それは人類の長い歴史の中で、恐らく史上初めて、お湯を汚染する事なく、お風呂の中での放尿を成功させた瞬間であった。

オフロスキーは、これまでの人生で味わった事のない、何とも言えない解放感を感じていた。

いや違う。これは、初めての感覚ではなかった。
オフロスキーはこの感覚を、どこかで知っていた。
それは遠い昔の、まだ自我が確立するよりも、遥以前の記憶。

遺伝子に組み込まれた太古の魚の記憶の如く、不明瞭で懐かしい、まるで前世のような感覚。しかしオフロスキーは現世で確かにそれを体験していた。
それは幼児期の、それよりもさらに前の、まだ赤子だった時の出来事‥
「マ マ ‥ 」
オフロスキーは、無意識に、お風呂の中で涙を流していた。

わかっている。例え人類が、コスモクリーナーDを手にしたからと言って、それは決してしてはならない、許される行為ではないのだという事を。だが彼は今記憶の中で人生を遡り、今はなき母の元へと会いに行っていたのだ。
誰がそんな彼の事を、責められるというのだろうか?
どうかそのままそっと、彼の行為を見逃しておいてあげて欲しい。


程なくして彼は、ふと思った。

「四号機のノズルキャップを外して陰部に近づければ、陰部を吸い込んでくれるんじゃね?」


先程までの悪行をまるで反省していないかのような、それをさらに上回る
禁断の発想。それは小悪魔の誘惑の如き、抗う事の出来ない思いであった。
シャワーヘッドのように先端が膨らんだ形状をしているそのノズルは、先端部のキャプを外す事が出来、それを外すと中の空洞がむき出しになるのだ。

それは男性の陰部を包み込むのに、ちょうどいい太さと深さをしていた。
ウツボが巣穴へと戻るが如く、オフロスキーのそれは、まるでそれが当然の事であるかのように、自然とそこへと吸い寄せられていた。
まるでオフロスキーのそれを、小悪魔の少女が手招きしているかのように、水流がそこへと自然と導くのだった。

オフロスキーのそれはそこへ入った。それはまるで最初からオフロスキーを歓迎する為に建てられた家であったかのように、ちょうどいい大きさをしており、オフロスキーはその中に、別荘のような愉悦感を抱いていた。

だがそれは、それだけでは終わらなかった。その家にはメイドがいたのだ。
そのメイドは、オフロスキーに奉仕をするかのように、水流の力でそれに
吸い付いて来た。
それは風俗専門に特殊な訓練をしているテ〇ガ相手でも味わった事のない、それを吸われるという行為の感覚。
女性と付き合った事のないオフロスキーにとって、それはこれまでの人生で一度も味わった事のない物だった。
四号機での放尿の時とは、また違った感じの快楽。

だがとはいっても、相手はそれ専用に訓練をされたプロの風〇嬢ではない。
その吸い付き方には、どこか慣れていない感じの、たどたどしさがあった。
いうなればそれは、まだ性をしらない、少〇の奉仕の如き感覚‥

形状をもっと改善して、それ専門のプロに育てれば、きっといい仕事をするようになるに違いない。
オフロスキーは、この状態の物を五号機と呼ぶ事にしたのだった。


以上がフロディレック・オフロスキーの、水位調整器実験の全記録である。

これは決してフィクションではない。
自分が試作品を作って、実際に体験をした事である。
ここにあげた試作品は、どれ一つとして、この世に存在していない物だが、僅か数百円の購入品を改造して、実現しえた物達なのである。

もし企業がそれ専用にきちんと開発をされたなら、家庭の入浴時間においてそれがどれ程の至福な効果をもたらす物なのか、皆様にも想像して欲しい。

零~五号機のこれらは、この世に生まれて来る必要のない物なのだろうか?

改めて言わせて頂きたい。これは決してフィクションではないのである。

今内容は、みかんが実際に体験した事ではありますが、フロディレック・オフロスキーの画像は、
AIが生成した物であり、みかんとは全くの無関係です。
中年男性であるという事以外は。

インフォメーション
自分はこれは、かなり本気で商品化を出来るのではないかと思っています。
商品化に向けて具体的に協力者になってくれる人、具体的な協力は何もできないけど、面白そうだから応援すると思われる方がいましたら、コメントやご連絡を頂ければと思っています。

自分はプロの発明家ではないので、個人の権利や利益を主張する気はありません。ただブロクを通してこうしたアイデアが実現しうるコミュニティーが築けるならば、個人の権利を放棄して、その礎になればとも考えています。

つまりアイデア等の権利や利益を、コミュニティーの共有財産にして、別の人のアイデア実現の資金にして、連鎖的に個々のアイデアを実現させる事は出来ないだろうかと考えているのです。

試作品に対する意見と共に、コミュニティー構想に対する意見等もあれば、賛否共に様々な意見をお聞かせ頂ければと思います。

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