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リモートで「圧」をかける方法を1年考えた末に。

こんばんは。今日もおつかれさまです。
ひとりリモート部、今日も元気に稼働しました。

読んでいただき、ありがとうございます。
「圧」という言葉を使っていますが、ここでは「圧」=「ハラスメント」をしたいわけではない、ということをご了承下さい。(詳しくは過去のnoteを見ていただけるとありがたいです)

結論、zoomでは圧はかからない。

「圧」とは、「なんだかその人の言うことを聞かなくてはいけない気持ちになるもの」と定義します。

リモートで話がどうも遠いな、言いたいことが伝わらないな、すぐ動いて欲しいのに動いてくれないな、というときは「圧が足りないから」と私は考えています。

アプローチを変える → 試した!
頼み方を変える → 試した!
zoomじゃ遠いと思って電話にする → 試した!

これだけならば私のスキル不足であるから、なのですが、

言う人を変える → 試した!

ということで、私ではなくても、対面のときとリモートの時は圧が変わる、ということは多くの人に起きていそうです。

どうしても目の前の人の言うことを優先してしまう。
リモートになくて、リアルにあるものは何だろう?
と思ったときに、「聴覚」「視覚」「触覚」の3つの複合が圧を減らしているのではないか、という仮説を立てています。

聴覚

一般的なweb会議のシステムの音質は8~11 KHzだそうです。
人が聞くことの出来る可聴音域は20 Hz〜20 kHz、そして17 kHz以上になると若者にしか聞こえないそうです。いわゆるモスキート音です。

ただ、私たちに聞こえない音があるからと言って、その音が存在していないわけではありません。
むしろ、人間は動作音も含め、意識していない可聴域の音を出している可能性もあるのではないでしょうか。

8~11 KHzという幅は、会議などには全く支障ありませんが、私たちが出している生活音や動作音のほんの一部の抽出にしか過ぎません。
このため、「音の迫力」に欠けている可能性がある、と私は仮定します。

声にしても、私たちの発する声はひとつではありません。
耳に聞こえる声以外に、いろいろな波長で同時に声を発している可能性すらあると考えています。「聞こえない声」が人としての迫力を与えているのだとしたら。

そしてそれをweb会議ではそぎ落として伝えているとしたら。
だとしたら、「圧」がないのは当然です。

可聴域に対する知識は、こちらのサイトからお借りしました。
参照サイト:小野測器(モスキート音も試せますよ)

視覚

私たちの目は、正常であれば左右に200度、上に60度、下に75度というかなり広い視野を持っているそうです。

では、web会議になるとその視野はどうなるのでしょう。
計測してみました。

私は普段、画面から60cm離れたところに顔があります。
14.3インチのパソコン画面は、ちょうど前へならいをして指の第2関節が画面の横に着くくらいの広さです。
目を始点としたとき、42度の視野がありました。(分度器で測ったので相当な誤差があると思われます。計算で出せる方求む)上下には18度程度でした。

正常な視野を200✕135の長方形としたら、
web会議の視野は42✕18。
正常な視野の面積が27,000あるのに対し、web会議の視野は756しかないのです。そもそもこの計算、適切なのかどうなのかもわかりませんので、もっと理系の頭を持った方はぜひ考えていただけると嬉しいです。そして教えて下さい。

正常な視野の面積における、web会議の視野の面積は2.8%!
実にその人の持っている2.8%の視野しか占められないのであれば、こちらに注意が行かないのも当たり前ではないですか。

残り97%に気が行くのも当然。ほんとに当然。
なので、いつもweb会議でこちらを注視してくれる皆様には感謝しかありません。

視野に関しては、こちらのサイトを参照しました。:京都府立医科大学附属病院眼科

触覚

ぼっちリモ部の方になくて、リアルワークの方にある触覚。
ある同僚が、「〇〇さんってホント怖いんすよ。話しかけたときの空気が変わるっていうか、つまらないこと言うとほんと空気がぴきって変わって」
と言いました。

詳細にヒアリングしたところ、その〇〇さんが話しかけられて何かリアクションをしたわけではないそうです。ただ、「空気」が変わるのだ、と。

・誰かがしゃべるときの空気の揺れ
・誰かが瞬きしたときの空気の揺れ
・「はあ?お前何言っちゃってんの?」と人が考えたときの空気の揺れ

ちょっと書いてて偏執狂的な感じがして怖くなってきましたが、こういうものを私たちの肌は微細に感じ取っているのではないでしょうか。

ただ、これはまだ検証できていません。
女子で「露出が多い」と感じる肌の露出度合いは全体の15~20%だそうですが、だとしたら露出面積の多い人のほうがしっかり「空気が読める」のでしょうか。

ちなみに、一般的な(夏以外)肌の露出面積は600cm平方、夏の露出面積は1200cm平方として考えられるそうです。私たちは夏のほうが「空気が読める人間」なのかもしれません。ほんとに?

本気で考えよう、「圧」について。

働き方はどんどん自由になっていって、本当にリモートがどの会社でも当たり前のように行われることになってきています。

リモートで社員に120%の力で働いてもらおうと思ったときにネックになるのが、「世の中には人との関わりが感じられないと、ここにいる意味を見失うもいる」ということだと思っています。

人との関わりはどういうところで感じるか。
それを私は「圧」だと思います。
リモートで感じさせるには、相当なコミュニケーション力が必要です。
そしてみんながみんな、そんなに鬼のように強いコミュニケーション能力を持っているわけではないでしょう。

むしろ、「圧」の技術が生まれたら、コミュニケーションを補完してくれる技術となるのではないかと思っています。

空気が動くメタバース、可聴音域以外も生成して届けてくれるマイクやスピーカーが生まれたらちょっと変わるのでしょうか。
科学の進歩を楽しみにしています。

ぼっちリモート部の皆さん、明日も元気に仕事しましょう!

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