司法の闇

2023年 12月29日(金)

今日の景色…

今日は…
この道を何回往復ピストンしたでしょうか…
今日は温かくて作業日和でしたね…
この景色も…
今年最後の…
見納めですかね…

〈気になる記事…〉

何より検証と反省が必要~大川原化工機事件の国賠訴訟判決から見る警察、検察、裁判所、経産省の問題

(記事本文抜粋…)

検証と再発防止を求める原告

原告らは、判決後の記者会見で、警察や検察が今回の判決の指摘を受け止め、自ら検証して、同じことが二度と起きないような対策を口々に求めた。

島田さんは、本件訴訟の目的を①事実の解明 ②自身の名誉回復再発防止だと明かしたうえで、こう語った。

「捜査や起訴の違法性は、判決である程度認めていただいた。今後は、都や国がなぜ(このような問題が)起きたのか、再発防止のための検証をしていただきたい。それがあって初めて我々の訴訟(の目的)は達成する

👉原告である島田さんの想い…。

それは…
この今回の「冤罪」が起こされた“今の司法制度”に関するその「課題」と「問題点」を、身を持って体験させられた者の切なる想い…。

それは今後二度とあってはならないこと…。

でも…
そこに間違いを犯した者による「真摯な反省」が無ければ、また同じ事を繰り返す可能性が高いのではないでしょうか…

(記事本文抜粋…)

「同じ判断をする」と断言した検事は今も…

検察が、起訴を取り消して刑事裁判を自ら終結させたことについては、一定の評価はできる。ただ、今回の塚部検事がやるべき捜査をやらないまま起訴した、という裁判所の指摘については、検察は組織として真摯に受け止め、なぜこのような冤罪作りに検事が加担してしまったのかを検証すべきだ。

塚部検事は裁判で「同じ状況になったとしても同じ判断をします」と述べ、相嶋さんらに対する気持ちを問われても、「勾留・起訴の判断に間違いはないので、謝罪の気持ちはありません」と言い切った。これだけの冤罪被害を引き起こしながら、自省もないまま、今も千葉地検という捜査の現場にいることに、戦慄する。これでは、そう遠くないうちに、次の冤罪被害者が出るのはないか。

👉これはこの記事を読んで初めて知りましたが、このような検事が世の中にのさぼっていて良いものなのでしょうか…。
冤罪被害を引き起こしておきながら、まったく反省の色もなく、被害者に対してこのような態度を貫くとは…。

冤罪を侵した罰や処分といったペナルティは、この日本国に一切存在しないのでしょうか…。
それは検事であれば、どんな間違いを侵しても許されるという事なのでしょうか…。
やはり検事も「高級国民」という事なのでしょうか…。

冤罪をひとつ侵した検事には、数年間の資格停止処分などを言い渡すくらいあっても良いのではないでしょうか…。
そうでなければ…
冤罪を掛けられた被害者の貴重な人生とその時間が浮かばれません…。
賠償金を払えば良いというものでもないでしょう…

(記事本文抜粋…)

また、判決は塚部検事の勾留請求についても違法性を認めているが、勾留を巡る検察官の対応が問題になるのは、今回ばかりではない。

否認している被告人について、検察は徹底して保釈に反対し、認められても異議を申し立てて長期の身柄拘束を行おうとする「人質司法」は、かねてから問題になっている。

長期の身柄拘束がどれだけの被害をもたらすのか、検察庁は本件から学び、真摯な反省と対応の改善をしなければならない。

「人質司法」の最大の要因は

原告は訴訟の中ではあえて裁判所の違法を問わなかったが、検察側の言うがままに、長期の身柄拘束を認めてきた張本人とも言うべき裁判官らの責任も重大だ。

最後まで保釈は認められず

相嶋さんは、8回も保釈を求めたのに、いずれも認められなかった。やむなく、期限を区切った勾留の執行停止という形で入院したが、期限延長がなされるかどうかは分からない不安定な立場のまま亡くなった。 判決は、相嶋さんや遺族が被った被害について、次のように言及している。

〈亡相嶋は、違法な本件逮捕及び勾留請求により、体調に異変があった際、直ちに医療機関を受診できないなどの制約を受けるだけでなく、勾留執行停止という不安定な立場の中で治療を余儀なくされていた〉
〈(家族は)身柄拘束がいつ再開されるかわからない不安定な状態の中、亡相嶋との最期の時間を過ごすことを余儀なくされた。原告らは夫であり父である亡相嶋との最期を平穏に過ごすという機会を被告らの違法行為により奪われた

このような被害が生じた最大の原因なにか?

相嶋さんの長男(50)は、言う。

「父は人間としての尊厳を踏みにじられ、最悪の最期を迎えた。父が最期を平穏に過ごせなかった最大の要因は、保釈を認めなかった裁判官だと思います。私が一番辛かったのは、父が(拘置所で)がんが判明した翌日の(裁判官による)保釈請求却下決定でした。裁判官たちは、この問題をちゃんと振り返らなければいけないと思います

裁判官らは、検察官の「違法な勾留請求」や保釈への反対意見を受け入れて、勾留を許可し、度重なる保釈申請を退けてきたのだ。

👉これも今の司法制度の大きな問題のようです…。
今までもこのような問題により、冤罪で被害を受けたり、長期勾留で自白を余儀なくされたりした方々はたくさん居たのではないでしょうか…。

検事だけでなく…
裁判と裁判官にも…
検証と反省に新たな制度改正が求められます…。

これは…
大きな人権問題です…。

今まで…
これらの問題がメディアなどで大きく採り上げられることはなかったのでしょうか…。
それとも…
採り上げられているのに、わたしの興味とわたしの目に留まらなかっただけなのでしょうか…。
恥ずかしながら…
今までのわたしには、このような人権問題に気づくことは出来ませんでした…。

「捜査する人」や「捕まえる人」そして「裁く人」たちと同じように、「疑いをかけられる人」も「捜査される人」に「捕まった人」に関しても、また例え「何らかの罪を侵した人」でさえも、人間には同じだけの人権というものがあるはずです…。

そこに…
「高級国民」のような“特別扱い”や、また「前科」などの“差別”もあってはなりません…。
ましてやなんの罪のない人たちを、自分たちの都合や思い込みで罪人に陥れるような事があってはなりません…。

このような事象がどんどん明るみに出て…
多くの国民の関心を呼び、そして然るべき検証と改善が為されて行くことを願います…。
そのためにも…
政治や司法に官僚などの世界の闇を、メディアは一層斬り込んで、それを世に出して行ってもらいたいものです…

〈気になる記事・前半…〉はこちらから…


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