暗殺者とファン 20話
遠 : "...好きです...榊さん"
桐 : ...え
桐 : えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
遠 : ちょ、ちょっと、声が...!
桐 : あっ、すみません...
遠 : ...
桐 : ...でも...どういうこと...なんですか
遠 : ...そのまんまですよ。私は...榊さんのことが...好きなんです
桐 : .,.
遠 : ...ごめんなさい。榊さん困らせちゃって...
忘れてもらって大丈夫です
抱きついていた腕を離し振り返って背を向けて寝ようとするさくら
また背を向け合って寝ている二人
でもさっきと違うのは心の変化
桐 : ...
遠 : ...
桐 : ...遠藤さん...まだ起きてますか
遠 : ...起きてますよ。どうしました...
桐 : ...
今度は桐野が体を遠藤の方に向け遠藤の背を見ている状態になった
そしてそのまま
ギュッ
遠 : ふぇ...なんで...///
桐 : ...俺だって...好きに決まってるじゃないですか
遠 : っ!///
桐 : だって推しですよ?俺だって付き合いたいですよ笑
遠 : っ、じゃあ!
桐 : ただ
遠 : ?
桐 : ...一つ、訊いてほしいことが...それ訊いてから...決めてください
遠 : ...わかりました
桐 : .....俺は
"遠藤さんを殺そうとしている暗殺者です"
遠 : えっ...どういう...こと...ですか
桐 : ...俺の"本当の職業"は...暗殺者、なんですよ
遠 : ...じゃあ私を...
桐 : ...はい...だから殺そうとしてる人と今、一緒にいるんですよ
遠 : ...詳しいことは追々訊いていきます。けど私の意思は変わらないです
桐 : 遠藤さん...
遠 : 私の...警護として...彼氏として...一緒にいてほしいです
桐 : ...はい...よろしくお願いします
遠藤のマンションの屋上に一人の男が立ち尽くす
? : ...ピッ、...ボスの読み通りです...
? : ...そうか...次に移ってくれ
? : ...了解しました。ピッ
暮 : "これより遠藤さくら暗殺を開始する"
続く
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