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風吹けば 落つるもみぢ 葉水清み 12話






後日



俺たちは準備を終え開店する



〇  :  もう開店するよ〜


咲  :  はーい


筒  :  いいよ〜




今までも三人で回すことはよくあったから特に問題はない



筒  :  いらっしゃいませ〜



咲  :  〇〇さんパスタ三つで〜す



〇  :  これお願いしま〜す






閉店後



咲  :  疲れましたね〜


〇  :  まぁ今までと変わらないからね


筒  :  ただ働く日が増えただけだしね


〇  :  それなんだけどさ


筒  :  ?


〇  :  今までの俺らが三人で働いてた日だけで良いと思うんだよね


咲  :  じゃあ三日間ぐらいですか?


〇  :  そうだね。まぁ時には日を増やしたり減らしたりすればいいかなって


筒  :  確かに。それでもいいかも


咲  :  じゃあお店の前とか色々やらないとですね


〇  :  疲れてるだろうしまた今度やろうか


筒  :  その方がいいね



今日はそのまま帰った






次の日




大学にて



〇  :  はぁ〜疲れた〜


筒  :  ねー


〇  :  とりあえず帰ろう


筒  :  あっ昨日忘れ物しちゃったから取りに行ってもいい?


〇  :  いいよ。じゃいこっか


筒  :  ...ねぇねぇ


〇  :  どうした?


筒  :  手...繋ご


〇  :  いいよ



手を繋いで身を寄せ合い歩き始める



筒  :  ...//


〇  :  なんでキスとかハグまでしてまだ照れてんの笑


筒  :  それとこれとは別なの!//


〇  :  はいはい笑






筒  :  あれ?お店の前に人がいっぱいいるよ


〇  :  ね。なんでだろ


筒  :  ...なんか怪しくない?


〇  :  なんか記者っぽい人がいっぱいいない?


筒  :  確かに


〇  :  でも今日はお店開店しないからな〜


筒  :  とりあえず裏から入ろ?


〇  :  そうだね



記者のような人たちにバレないように裏口から入る




ガヤガヤガヤガヤ



記  :  すみませーん。どなたかいませんか〜




筒  :  なんか怖いんだけど...


〇  :  なんだろうね


筒  :  出てみる?


〇  :  いややめとこう。あれじゃ多分また明日もくるだろうから


筒  :  明日はシフト入ってるけど咲月ちゃん大丈夫かな


〇  :  確かに心配だね



お店の前の人だかりがいなくなるまで中で待っていた



〇  :  とりあえずいなくなったね


筒  :  咲月ちゃんに連絡しとくね


〇  :  わかった。ありがとう


〇  :  とりあえず店の前確認してくる


筒  :  まだいるかもしれないから気をつけてて





〇  :  特に見当たらないな



そのまま一本折れたところまで全て見渡し確認する



?  :  あの〜すみません


〇  :  はい?


?  :  私、こういうものなんですけど〜



一枚の名刺には某有名な食べ物の雑誌を扱っている会社が書いてあった



?  :  あなたこのお店の人ですか?


〇  :  いや...違いますけど。ただ通っただけです


?  :  そうでしたか。すみません


〇  :  あのこのお店がどうかしたんですか?



チャンスだと思った俺は訊いてみることにした



?  :  このお店が今話題になってるんですよ




?  :  大人がいない学生だけが働くお店とね







続く

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