暗殺者とファン 21話
遠藤のマンションの屋上
ヒューヒューと強く風が吹く
前をとめてない上着が風に煽られる
暮 : ...あいつ
ピリリリリ
暮に一通の電話がかかる
暮T : 俺だ
椿T : あー私わたし
暮T : お前か。なんだ
椿T : ...今お爺ちゃんから聞いた。...やるんだってね
暮T : ...あぁ
椿T : ...頑張って...それだけ
暮T : ...情けをかけるなと言ったはずだぞ
椿T : ...じゃあね
ツー、ツー、ツー
暮 : ...
次の日の朝
桐 : ...んっ...苦しい...
起きた桐野はさくらに強く抱きしめられていた
桐 : ...でも可愛い...///
桐 : ...遠藤さん起きて〜
遠 : zzz
桐 : 遠藤さん今日はお仕事ありますよ〜
遠 : ...ふぁい...
桐 : 可愛い笑
遠 : ...もうちょっとだけ...
桐 : ...だめです起きてください
遠 : はーい...
なんとかさくらを起こした桐野
遠 : おはようございます
桐 : おはようございます遠藤さん。今日のお仕事はなんですか?
遠 : 今日もレッスンだけですね
桐 : わかりました
桐 : 準備終わりました〜
遠 : あっはーい
桐 : ...
遠 : 榊さん?
桐 : ...あっはい。ゆっくり準備してもらっていいですからね
遠 : ありがとうございます
桐 : (食べてるのめっちゃ可愛いじゃん///)
遠 : ?、もぐもぐ
桐 : そろそろ行きましょうか
遠 : はい
二人でタクシーに乗りレッスン場まで向かう
遠 : じゃあ行ってきますね
桐 : はい。また壁際で見てますので
遠 : はい。それでは
遠藤さんと入れ替わりにメンバーの方がやってくる
? : あの〜すみません
桐 : はいなんでしょう?
? : あの私、田村真佑って言うんですけど
桐 : はい存じております
田 : あの〜前に河川敷でぶつかっちゃって
桐 : あ〜確かにそうでしたね
田 : 本当にすみません。あの時焦っちゃってて
桐 : いえいえ俺も下向いてたのでお互い様ですよ
田 : すみませんでした。今はさくちゃんの警護をしてるらしいですね
桐 : ...そうなんですよね
田 : 頼みますよ。さくちゃんになにかあったら私許さないですからね
桐 : ...心に刻んでおきます
田 : あっもう始まっちゃうので行きますね
桐 : はい。頑張ってください
田 : ありがとうございます。それじゃ
桐 : ...なにかあったら、か...
残り二ヶ月弱
桐野の中の天使と悪魔はどう動くのか
続く
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