暗殺者とファン 1話
俺は暗殺者だ
物心つく前に親に捨てられた
そこを暗殺者のボスであるお爺さんが拾ってくれた
俺も暗殺の技術を教えられ暗殺者になった
楽しみなんてなかった
ただ与えられた任務をこなし報酬をもらう
そんな中楽しみが一つできた
乃木坂46というアイドルグループに出会った
曲を聴いたりダンスを見たりしていると
いつのまにか推しができるぐらいにハマっていた
今まで使わなかった報酬の金もグッズに使うほどになっていた
暗殺チームはプライベートのことは話さない
だから乃木坂が好きなことも知られていない
爺 : おい榊(さかき)新しい任務だぞ
榊 : はーい
名もわからないときに捨てられたので
新しく榊桐野(さかききりの)と名付けられた
封筒をもらった
封筒にはその暗殺する人の情報だったりが載っている
桐 : はっ?嘘だろ...
名前を見てみるとそこには
乃木坂46の自分の推しの名前が書いてあった
桐 : 遠藤...さくら...
桐 : 爺さん!
爺さんの部屋に行く
爺 : なんだ
桐 : この人...芸能人じゃないか
爺 : あぁそういえばお前は初めてだったな
爺 : 計画通りやれば大丈夫だ
桐 : いや...そういうことじゃなくて...
爺 : なんだ?まさかそやつに情けをもっているんじゃないだろうな
自分の椅子から立ち俺の目の前まで来る
桐 : ...
爺 : "任務に私情を入れるなと言ったはずだぞ"
爺 : 別に好きにしろ
爺 : "お前が死ぬだけだぞ"
桐 : ...
そのまま爺さんは部屋を出ていってしまう
桐 : ...
計画には3ヶ月と書いてある
3ヶ月後
俺は遠藤さくらを殺す
桐 : ...
3ヶ月間の自分との決闘が始まる
続く
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