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令和元年東日本台風(台風19号)被災者の想い 家族のこと

こんにちは! オランウータンが大好きな大学3年生 うーたん です🌈
読んでいただきありがとうございます!

今回は、台風による被災を経験した私の心にフォーカスして書いていきたいと思います。
ぜひ、前回の投稿も読んでいただけると嬉しいです。

大好きな家族

被災を経験した時、実家に暮らしていたのは、祖父と母と私の3人でした。
私の家族は、祖父・母・父・姉・兄の6人家族です。
なぜ、3人だったのかについて話します。

2018年から2019年への年越しは、私はベットで声を殺して泣いていました。
家族全員が家に集まり、幸せな年越しとなるはずでしたが、
その時、この家族の形が変わってしまっていることに気がつかずにはいられませんでした。
その日を境に、兄弟は帰省をしなくなり、父は家を離れ、家族は離れ離れになりました。

家族が大好きな私にとって、とても苦しい状況でした。
そんな状況を目の前に、何もできない自分のことが嫌になりました。
今でも、あの時私にできることがあったんじゃないかなと考えることがあります。


思春期真っ只中の私にとって、父と良好な関係を築くことは難しかった。
父との会話はほとんどありませんでした。
でも、一度も父のことを嫌いになったことはないし、感謝を忘れたことはありませんでした。
あの時、ちゃんとありがとうって伝えるべきだったなって思います。大切な人には言葉や行動でちゃんと伝えるべきだなって今になって思います。


当時、大好きな家族さえ、崩れることがあると知り、人を信じることが怖くなりました。なにもかもが信じられなくなり、友達とも距離をとるようになり、笑う回数が激減しました。


そんな孤独との向き合い方が分からず、学校を休んだり、ベランダに足をかけたこともあります。
生きることがただただ怖かった。


そしてそんな時に、被災しました。
あんなに、もう生きなくてもいいと思っていたのに、いざ死が目の前に来ると怖くてたまりませんでした。生きたいと思いました。


被災の事実を知った、父・姉・兄は助けに来てくれました。
被災は家族が集まるきっかけをくれました。
あの被災がなかったら、今、こんなにも家族を愛せていないと思うので、無駄ではなかったなと思います。

その夜、6人でご飯を食べたのですが、私が思い描いていた幸せな時間とは異なり、物理的な距離だけでなく、心も離れてしまったのだと気づきました。
とても苦しかったですが、これまでの家族の形が崩れてしまったことを受けいれずにはいられませんでした。

その数か月後、両親は離婚を決断しました。
本心を言えば、離婚をしてほしくなかった。まだ、やり直せると信じていたかった。
でも、疲弊していく母を見ているのがとても苦しかった。だから、私は両親の決断を受け入れました。

両親の離婚と台風による被災を同時に経験した私は、生きることも生きないことも怖くて、行き場を見失いました。笑顔は自分を守る、自分を隠す手段になりました。


精神科に通い、学校を休んだり、部活を休んだり、自分と戦い続けました。
雨が降る度、夜になる度、苦しくて自分を自分でコントロールできなくなるあの感覚、できることなら、もう二度と感じたくない。
そのことはまた後に書きますね。

私は、家族愛が人一番強い。それは、これまでの後悔があるから。家族が笑えることが当たり前じゃないと知っているから。私は家族を笑顔にできる人でありたかった。そして、そんな人になりたい、守れる人になりたいと思うから。
あの時の悔しさや後悔をきっとこれからも忘れることはできない。それでも前を向かなければならない。だから、今ある幸せをめいっぱい大切にしたい。


あの時の自分に、今の私が伝えたいこと

辛かったね。本当に苦しかったね。怖かったね。
泣きたいときは、泣いていいんだよ。
1人で戦おうとしなくていいんだよ。
人に頼って大丈夫だよ。
あなたは、何も悪くない。そのままで大丈夫だよ。
焦らなくていい。無理に笑わなくていい。大丈夫。
あなたのおかげで、
また心から笑える日がちゃんと来るよ。
あなたが生きることを選んでくれたから、
今の私には大切な人が、
幸せな時間がたくさん、たくさんあるよ。
生きない選択を家族を思ってしなかったあなたは
本当に強いよ、優しいよ。
そんなあなただから、大丈夫だよ。
自分にも優しくしていいんだよ。
生きていてくれて、生きることを選んでくれて
ほんとうにありがとう。
あなたのことが大好きだよ。



生きることも生きないことも思っているより難しい

でも、生きていれば、命さえあれば、
また笑える日が来る。
あなたを私が笑顔にする。
だから、私はあなたに生きていてほしい。


自分の1番の味方、自分の1番の親友は
自分でありたい。
自分を大切にするから、周りの人も大切にできると思います。


”自分も愛せない人が人を愛せるかな?
でも愛する人の為に自分を愛してみようかな”
         
ベイベイべイビー!/ねぐせ。


読んでいただきありがとうございました。
今日もあなたが笑顔で過ごせますように🌈

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