ケモナーフェチ
ケモナー。
動物的特徴を持ったキャラクターに対して並々ならぬ魅力を感じ、時に性的興奮まで覚えてしまう方々の総称である……。
我が国、日本のサブカルチャー文化においても『ケモ耳文化』なるものが根付いているのは、皆さんご存知の通りだが、『ケモナー』と呼ばれるフェチストたちはそんな〝萌え文化〟の先をいく存在であると自分は感じている。
世の漫画作品で〝亜人〟や〝獣人〟が登場することは、何ら珍しいことではない。
しかし『ケモノ』という単語は、どうやらその指す範囲が人それぞれ異なる曖昧な概念であるらしいのだ。。。
ライトなケモナーであれば、人間の姿をしたキャラクターに、ケモ耳や尻尾等の動物的特徴があるだけでも十分に萌えるようだが、〝真のケモナー〟から見れば、それらのキャラ達と『ケモノ』は区別して考えられているのである……‼︎
海外の神話・童話には、動物と人間の両方の特徴を併せ持つキャラが多く登場する。
狼男、ケンタウロス、ミノタウロス、ハーピー……。
日本最古の漫画ともいわれる『鳥獣人物戯画』においても、うさぎやカエルなどの生き物たちが、まるで人間のような動きをしているのが印象的だ。
遥か昔から人々の心を惹きつけた『ケモノ』の魅力。
あくまで個人的に感じたものを述べるとするならば、自分にとっての『ケモノ』の魅力は、〝包容力〟と〝健気さ〟なのではないか……と思う。
猫を吸った時(猫吸い)に感じる幸福感や、ケモノキャラたちが獣の姿で必死に人間っぽく振る舞おうと頑張っている姿を見た時の何とも言えない衝動は、まさしく〝ケモナーの心〟と呼んでしかるべき感情ではないだろうか!!!
当然、〝美しい毛並み〟なども興奮のポイントなのかもしれないが、どうやら自分はモフモフの生き物を見て、愛らしさは感じても、性的興奮までは覚えられないようだ……。
また、『ケモノ』とは少し違うかもしれないが、ディズニーのミッ◯ーマウスやマリオシリーズのヨッシーなどの〝動物的特徴を持った人間くさい生き物〟に対する愛着は、この世に生きる多くの人間が共感・理解できるのではないだろうか。
もっともフェチズムの世界を万人が理解する必要はないのだが、人外の生物への愛着・執着のいくつか先の段階として『ケモナー』が位置しているとするならば、彼らに対しての偏見や違和感も少しは薄れたりするのかもしれない。。。
……なんて考えていた自分なのであった。
ちなみに海外、特に欧米で『ケモナー』が多いという情報を見かけましたが、それらは日本以上に性的描写への規制が厳しいようで、それも人外キャラの性的描写に拍車をかけている面もあるのかもしれませんね💭
ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
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