見出し画像

介護業界に転職するなら今でしょ❗️

私事ですが、私は今から28年くらい前のこと、福祉業界に興味を持ち知的障害者施設に就職しました。しかし、福祉系の大学を卒業して就職したわけではありません。大学生の頃は福祉や介護に興味を持っていましたが、当時バブルが崩壊し就職難でどこの企業も求人はなく、あっても若干名でほぼないに等しい時。で、私は何が何でもどこでも良いからとりあえず就職しなきゃぁって、ありませんでした。何故なら就職先で生涯その企業で定年まで働かなければならないと考えた時、荷が重すぎて好きでもない会社に30年も40年も勤めたくないなと思っていたからです。
そこで大学四年生の夏、みんなはある程度内定はもらっていたが中にはまだまだ内定をもらっている人は少なく負けてはいられないと思い、冷静になって考えていた時、ふと高校生の時から続けていたボランティア活動のことを思い出しました。そこでは社会福祉協議会の職員や障害を持っている人と触れ合っていた時のことでした。ここなら、永く勤めていたいと思いました。ただ、そこで問題が発生しました。それは、男性がこの仕事に就いても家族ができた時、子供を養っていけるかという問題です。確かに夫婦二人三脚で働けば良いじゃん。という声もありました。しかし、専業主婦で家庭を守っている人もいたり………女性の中には稼ぎのない男はダメよねぇ〜という声。出世できる男とか、当時は3高と言われ,高身長・高学歴・高収入が、できる男と言われていました。私は「アッ、福祉の仕事は高収入は期待できない」と思いました。何故なら福祉や介護の世界は3Kと言われて、キツイ、キタナイ、キケンといわれていました。看護師さんも当時そう言われていましたよね。
介護の世界はボランティア、ボランティアでカネをもらうな!と世間では侮辱的な酷い仕打ちを受けていました。
でも、私は介護を必要としている方を見て見ぬふりはできないと思い、考えに考えた末、介護の道に進む事に決めました。
それは、4年の秋から冬の新人研修が始まるころ。必死に求人を探しました。とは言っても、企業のように一件一件当たることは当時はナンセンスという業界。私は介護人材センターを当たりました。そこでは、介護施設を全般に求人を募集している法人で、社会福祉協議会の一部の事業所です。私は、福祉大学の学生ではなく、商業系の大学で簿記やワープロ(今のパソコン)で、文章の早打ちや税理士や公認会計士の資格を取るため勉学に励んでいました。そんな中ある種畑違いの仕事で資格も持っているわけでもなく資格持っていなくても採用してくれるか不安で仕方がありませんでした。

ところが、働きながら資格取得を歓迎してくれるところがあったんです。
私は、知的障害者更生施設で働くことになったわけですが,働いていくうちにだんだん夢が出てきて…
介護の世界には色々な職種があって一口に介護とは言っても人前に出たらただの介護職じゃないかとドヤされるのがオチ、それが嫌でイヤで堪らなくなり、働きながら一生懸命通信教育等で勉強しました。介護保険制度が導入され,介護業界では競争が激化、印象の悪い施設はどんどん倒産するところも。そんな中私は、知的障害者施設から介護老人保健施設、特別養護老人ホーム等介護業界で施設を転々としました。もちろん、どこの施設も給料は良くありません。
しかし、私はそんな中でも得たものがあります。それは相手の気持ちになって相手の「声」を聞いてその人のために介護をするということです。現場の中では時間に追われ決められた時間に仕事をこなさなければならず、オートメーションのように動かなければなりませんでした。
コレって介護じゃないよね?って思うようになり相談員の資格も取得。そこから、利用者本人やその家族の「声」を聞きたい。そんな中で働きながら、次の職場を探しました。どこの施設も相談員の仕事を持っているからといって、採用してくれるところはなく、「経験がないから」と雇ってくれませんでした。しかし、私は25年,介護の現場で働いてきました。夜勤も長くは続けていきたくない、身体を壊すし、公休も少ないからです。
家族を持っていませんが,家族を持つことは、相手の気持ちを考え、お互い理解して、お互い尊重し合うことではないかと……お金は二の次だと思うようになったのです。
同じ介護の世界ではありますが、職種(介護形態)の違う現場を転々と転職しましたが、今のこのご時世、働きながら,資格を取るのもOK、やりたい仕事を見つけ転職するのもOKだと思います。ただ、本気でその仕事が好きだということ,やりがいを持つこと、自信を持って誇りを持って仕事ができること。
その気持ちがあれば、転職しても私は良いと思います。今勤めている職場、目指している職場に期待はしてはいけません。対して評価してくれません。出世して高収入を目指すだけ時間の無駄です。期待しないほうがいいです。ただやりたい仕事を必死にできればカッコいいじゃないですか?自分の身体は休みの日にフィットネスクラブに行って体をほぐし、筋トレをしたり、朝を流すことで、一歩前に進めるじゃないですか!ストレス発散にもなるかも・・・頑張りましょ!私は、今相談員の仕事につけて今まで頑張ってきて良かったと感じています。私は今次の夢ができました。
それは、地域の介護を必要としている方に、いつでもニコニコ笑顔でデイサービスなり、介護職員や看護職員と触れ合える明るい施設をつくること。畑作業をしたり、自立支援がその人に合ったサービスの提供ができる施設づくりをしていきたいとかんがえています。
第一次ヘビーブーム世代の方、つまり、団塊の世代の方が、利用できる圏内、利用者数が望めるかもしれない、しかしだんだん人口が減ってきている世の中、利用者数も期待できないかもしれない。そんな憶測がある中でも利用したい人はいるはず。私は第二次ベビーブームで生きてきた人の一人。
誰かのために、喜んでもらえる人がいるって考え、少しでも生き残れる施設づくりができたら本望じゃないですか?

#転職体験記


この記事が参加している募集

転職体験記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?