こんにちは～ 西園寺える様が「愛」の3つの状態、エロス（性愛）・フィリア（友愛）・アガペー（慈愛）について記事を書かれていました。アガペーの状態を至高の状態と言うものの、ご本人も疑問符を感じながらの記事だったようです。僕はアガペーに全振りしている人間なのですが、いい状態とはとても思えないのです。この記事では至高の愛の生き物であるはずのアガペー全振り人間がなぜかモテなくなるということを書いてみたいと思います。

愛の三類型の解説

これはえる様の記事を読んでの
僕なりの解釈なのですが

エロス：相手を求める心
　相手に与える量＜相手からもらう量
フィリア：ギブアンドテイク
　相手に与える量＝相手からもらう量
アガペー：相手に与えようとする心
　相手に与える量＞相手からもらう量

という状態なのかな？と思います

アガペーに全振りしているのが
いい状態ではないのは

常に相手よりも多くのものを
相手に与えようとする姿勢があるため

見返りを求めないといえば
聞こえはいいかもしれませんが

自分のエネルギーを
惜しみなく周囲に降り注いでしまうため

ガス欠を起こしやすいのです

ある程度セーブする能力が必要になります

搾取する人間には近づかないのが大事

周囲の人間に尽くしまくるため
そうした性質を利用しようとする人間から
身を守る力が必要になります

相手に施した時に
少しでも応えようとしてくれる人以外からは
逃げる必要があります

仕事で言えば
ブラック企業に搾取されるなんてことに
ならないように気を付ける必要があります

相手を求める心（エロス）がないとモテない

誰彼だれかれなく愛情を注ぐスタイルだと
「自分のことを特別大事に思ってくれている」
とは感じてもらえないため

恋愛関係に進みにくいです

というか
誰にでも最大限に愛情を注ぐスタイルなので
特定の人のみに特別愛情を注ぐということが
そもそもできないのです

特定の人を激しく求めることができない

そして聖人君子よりも
ちょいワルくらいの方がモテやすいですね

結婚して孫がいるような世代の人から見ると
アガペー状態の人間は
理想の旦那さん（奥さん）のように映るため

よくパートナーを紹介してくれようとしますが
いかんせん結婚相手を探している人で
アガペー状態の人を求める人に
いい人はなかなかいないのです

高確率で搾取する系の人なので
距離を置かざるをえない（泣）

相手に期待をしていない（？）

周囲に惜しみなく愛情を注ぐ
見返りを期待しない

というのは聞こえがいいですが

穿うがった見方をすると

相手を下に見ている
（助けが必要な存在）

相手に期待していない
（多くを求めない）

とも取れます

何となく間に壁のようなものを感じたり

裏の顔があるのではないかと
逆に不信感を持たれたりします

世の中には性格がいいというだけで
劣等感を感じて攻撃してくる人もいますし

なかなか難しいですね

最後に

アガペーに全振りしていると
膨大なエネルギーを放出しながら
生きることになり　消耗が激しく

周囲がいい人ばかりなら大丈夫ですが
際限なく搾取しようとする人間がいた場合
破滅するリスクもありますし

特定の人に絞って愛情を注ぐこともできないため
恋愛関係に発展しづらく

周囲の人すべてを救済しようとしてしまう
ある意味驕おごり高ぶった状態であるため

必ずしも幸せな状態とは
言い難いと思います

正確に言うと
60歳くらいになって
アガペーが強くなるのはいいことですが

僕のように30代の時から
アガペーに全振りしていたのは
いいことではなかったと思っています

愛の三類型に関しては
年齢に応じて適切なバランスがあると思います

ギフテッドとして
積極的分離人格崩壊を乗り越えて
聖人君子アガペーに到達しても
普通の人間的な幸せの追求が
できなくなってしまいがちですね

少し愚痴っぽくなりましたが
ギフテッドに生まれる＝幸せ
という考えに待ったをかけたくて
記事にしてみました

ここまでお付き合いくださり
ありがとうございました
ではまた！