【雪月花時最憶君(雪月花の時、最も君を憶ふ)】(白居易『寄殷協律』) 好きな漢詩の一節。記憶の憶で “憶ふ” と表記するのが感慨深い。四季折々の情景を見たときに、「この感動を分かち合いたい」と思う人。作者にとってはかつての友だったのだろう。
ああいう真剣勝負、ただ純粋に必死で、勝った負けたと全身で喜び悔しがる時間を共有すること、その根底には何より己に克つことが真の目的だったように思う。太郎さんは私を介し己と闘っていた。私も同じだった。勝ち負けのない世界が必ずしも尊いわけではない。太郎さんは私の初めての、真の友だった。
爬虫類への愛とレプタリアンへの愛は厳密に、区別する必要があります