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IQの高低とギフテッドかどうかは必ずしも関係ない(HSP気質の人へ)

こんにちは~ 「何かしらの特異な才能を示す人でIQが高い=ギフテッド」というイメージがありますが、本記事ではギフテッドネスを持っていても特異な才能が発現しておらず、HSPの性質ゆえに苦しんでいる方に向けて記事を書きたいと思います。ギフテッドかも⇒IQを測定したら130に届かない⇒ギフテッドではない、と判断されて必要なケアが受けられなくなる人を減らしたいのです。結論はタイトルの通りです。


高IQの人をギフテッドと呼んでも構わない

最初にお断りしておきたいのは
IQの高さとギフテッドかどうかは
おそらく相関性があります

僕が問題と感じるのは
IQの値が高くないギフテッドもいて
苦しみを抱えている人がいるということです

まず「特異な才能」ついては
どれだけ素質があったとしても
才能が磨かれる環境がなければ
発現することはないのです

高IQ者に関する誤解なのですが
習得スピードが速いだけで
最初から何でもできるわけではないのです

どこかの会社に就職したとして
最初からその会社の慣例やルールを
理解しているわけではありません

誰かに教えてもらえないと理解できないことは
いくらでもあります

ギフテッドの特性ゆえにIQが低く出ることがある

まずIQテストだけでは
人間の能力は測定できないということが
前提としてまずあり

ギフテッドは受け取った感覚や情報を
増幅してしまう特性(OE)を持っていて

この増幅された感覚・情報により
何かしらの能力が抑制されてしまうことが
あるのです

いわゆる2Eタイプですね

特に抑制されがちなのは
ワーキングメモリ(短期記憶)の部分です

深く物事を考えがちな性質により
脳のキャパが圧迫気味になり

ワーキングメモリに影響されるIQの値が
低く出やすく
「物忘れが多い」といった特徴が出がちです

またIQテストの成績は
精神状態の影響も大きく

精神障害を抱えているような人は
低い値が出るのは当然です

またIQの値は年齢により補正が入るので
小学校1年の時にIQ140以上だったとしても
そこから能力が伸びなければ
値は下がっていきますし

早期教育を受けた子供は
IQが高く出るのは当然と言えば当然ですから

高IQだからといって
全員が生きづらいわけではありません

生きづらさを抱えているのは高IQ者だけではない

IQの値に差があると会話が成立しない

高校生が小学生の中にいると浮いてしまう感覚

などと言われていますが

ギフテッドの苦しみの本質は

受け取った情報・感覚を増幅する性質(OE)からくる

能力のアンバランスさや
周囲とのズレからくる孤独感

そして何より
周囲のネガティブな感情も増幅してしまう
HSP的なしんどさです

高IQ者だけの問題ではないんですね

「ギフテッド支援」が
才能が発現した者に絞られることに
危機感を覚えます

家庭環境が恵まれないなどによって
才能が発現していないギフテッドもいるはずで
そうした人も支援対象になること

あるいはこの記事を読んで
才能は発現していないけど
自分もギフテッドかもしれない
と思う人が増えて欲しいです

IQ130以上=ギフテッドとするならば
40人~50人に1人ですが

同じような苦しみを抱えている人は
15人に1人くらいはいるんじゃないか?
と感じています

ギフテッドはどうしても
「ひきこもり」などでドロップアウトしやすく

そうした人向けに僕も
心が楽になるヒントを書いていってますので
参考にしてもらえると嬉しいです

今回はここまで
ではまた!


お金はご自身やご家族のためにお使いください。みなさまに幸せの訪れを願っています。