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漫画「リエゾン」感想①~健常者目線からの助言や叱責はツラい~

こんにちは~ St.Mです。僕は自分のアンテナに2回連続で引っかかった本などは読むようにしているのですが、その2回目だったのがこちらの記事です。あゆかんのあゆ様は、発達障害をかかえながらもいろいろなことにチャレンジされていて、中でも手話に関する記事は発見が多く勉強になります。
こちらの記事がきっかけで「リエゾン」という素晴らしい漫画に出会うことができ、感謝しています。「リエゾン」は非常に学びが多く、感想文だけで何本も記事が書ける気がしています。そのシリーズ第1回目です。

リエゾンのテーマは発達障害だけではない

リエゾンとは
研修医として働く中で困難にブチ当たり
自身が発達障害であることに気づいた主人公が

同じく発達障害である児童精神科医の
開いたこども・クリニックで
「困難」をかかえた子供と向き合っていくお話です

この「困難」というのが非常に幅広く

発達障害だけでなく
虐待・ヤングケアラー・いじめ

恵まれた家庭に生まれたことすら
「困難」になりうること

発達障害に対する無理解
子育てで直面する悩み

など非常に多岐にわたります

多数派目線からの助言や叱責はツラい

リエゾンを読んでいて
一番に感じたのは

多数派である健常者定型発達に生まれて
自分の感じ方が普通である 正しいと信じ
疑問に思うことすらなく生きていて

能力が劣っている(ように見える)者を
「努力不足」と断じて攻撃する

子供の集団はかなり残酷で
苛烈な「競争」にさらされます

人間は

①大きな挫折を経験する
②教養を身につける

のいずれかがないと
ダメになると痛感しました

子供が残酷なのは①も②もないから、、

人並みにできない苦しみを知らない人から
助言やなぐさめ、叱責を受けても
本当にツラいです

先日 父に
「そんなに物事を深く考えない方がいい」
と言われた時も絶望を感じました

ギフテッドに生まれるということは

F1マシンに生まれるようなもの
時速5kmで楽に走った方がいいよと言われても
無理な話です

しかも道をっている
アリが見えるような感じ

アクセルを軽く踏み込んだだけで
あっという間に時速100kmになるのに

アリを踏まないよう回避してしまうし
踏んだら自分を責めて苦しむのです

同じように
時速5kmで歩くのが限界の人は

こういうトレーニングをしたらいいよ
とアドバイスされても

ツラいばかりです

怠けていると叱責されたり
バカにして見下されることもあるし

「理解してもらえない」のも

「自分のことがよく分からない」のも

本当にしんどいですね

まとめ

リエゾンを読んで

障害者の本当のツラさを
僕は理解できていたのだろうか?

という疑問を抱きました

HSP気質の精神障害者の気持ちしか
分かっていない気がします

「分かったつもりになる」のがダメで
「分かっていないこと」を分かっている
だから「知ろうとする」のが大事だと思います

noteで発信されている
「少数派」の人の記事から
多くのことを学んでいきたいですね

僕も「少数派」に属しているので
自分のことを発信していきたいです

ここまで読んで下さり
ありがとうございました
今回はここまでにします

ではまた!

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