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つまんねーは続くよどこまでも

ここ数日、いやもう数ヶ月になるかも。気づけば、
「つまんねーな」
と日々思っている。3月に2年続けたブログを閉鎖し、直後に知ったnoteを始めた。

3年前に仕事のストレスで夜間に目が覚めて眠れなくなった頃からYouTubeを視聴し、プレミアム会員として月会費も支払っているヘビー視聴者。

TikTokの台頭により、YouTubeの収益が下がり、YouTubeもオワコン化などと言われているが、たぬきちなんぞは元々TVも嫌いで、まだまだYouTubeは重要な娯楽ではあるが、いよいよここ数ヶ月、どうにもつまらない。

仕事は3年前に情熱を失ってからは、消化試合の様にこなすのみ。周りに迷惑をかけぬよう。それが目標。

そしてこちらのnote。書くことは好きだし、相互にコメントし合える関係があって、お友達と言ってくれる方もいて、嬉しいし、感謝の気持ちももちろんある。伝えたいこともぼちぼちあるし。

でも、なんだか、
「つまんねーな」
なのである。

そんな時、YouTubeのおすすめに
日本人初のプロゲーマー梅原大吾さんの講演会の動画があがっていた。

私たぬきち、ゲーム一切やりません。プロゲーマーという方が何をしているのか、そしてこの梅原大吾さん、申し訳ありませんが存じておりませんでした。

なぜ、おすすめにあがってたんでしょうね?どういうアルゴリズムなのか、はたまたプロパガンダか分からないが、なんとなく視聴しようと思った。

iPhoneやっぱり情報収集してるんでしょうねー。たぬきちがこうやって「つまんねーな」って打ち込んだこともアルゴリズムで解析してるんでしょうか?!

梅原さんがこれまで、勝負師として生きてきた人生での葛藤、そして、日本人初のプロゲーマーという「好きなことをして生きていく」人生を手に入れたにも関わらず、梅原さんご自身が
「つまんねーな」
にぶち当たっておられた話しをされていた。

これは奇跡かAIのなせる技か、まるで処方箋の様に、今やる気のないたぬきちへと処方されたおすすめ動画だったわけで。

梅原さん曰く、「つまらない」と感じる要因は成長がないことと、自分本来の選択では無いことだと指摘されている。

あーまさに。

すごく納得のいくお話で、今たぬきちが日々に「つまらない」と感じている要因が「成長がない」ことと聞いて得心した。そして、同じく「自分の選択ではない」ということも。

子どもが生まれて、ごく最近まで、分からないこと、初めて挑戦することの連続で、子どもの成長と共に、自身も親として成長してきたことと思う。親としてはよく言う、子どもと同い年なのだと。そして、子育て中の方は皆さんそうかなと思うのが、選択の主軸が「子ども」だということ。

下の娘、子だぬきも小学校にあがり、もう2年生。息子も、娘もまだ幼くサポートが必要ではあるが、かと言って幼児ほどには手がかからない。

そうそう夏に姪の2歳児と遊んで、どっと疲れたのを思い出す。目が離せない幼児さんのいる暮らしのなんと神経の使うこと!!

子どもらのケアが一段落ついたこのタイミングでふと、「自分」について考える余地が生まれたのだと思う。「あれ?これからはどうやって成長するの」とか「本当に自分が選びたい事って何」などと今、現実を突きつけられている。

そしてnoteでも、スターターとしての初期段階は過ぎてしまい、ここで何ら成長がないと、たぬきちのこのnoteはここまでの存在かなどと考えているわけで。

そして、梅原さんの講演でもうひとつ心を揺さぶられたエピソードがある。一時勝負の世界に縁を切り、介護の仕事をされていた時のこと。

勝負に勝たなくても報酬が得られる安定感に驚きと喜びを感じつつも、自分としては弱点、できないことに挑戦して努力する日々であったと。

「できないことに挑戦し、できるように努めていた日々は、自分の弱点しか見ていない日々であった」

せっかく日本一、世界一の格闘ゲームの技術を持ちながら、ゲームなんかしたって、人生には意味なんてないと、自分の強みを蔑ろにしていたのだと。

できないことにばかり目を向けて、できること、やりたいことに目を向けられない日々。

つまらねーな。そらそうだ。

日々をつまらなくしているのは、他ならぬ「自分」の選択と知ったものの、さて、何を選択し、どう成長し、どのように自身の強みと向き合えば良いのやら。

たぬきちのつまんねー日々はまだ続くのであった。

イラストテーマ:ヨシタケシンスケさんのつまんないつまんない

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