春の嵐と子の胃腸炎と
⚠️今回のお話には「嘔吐」の描写があります。苦手な方はブラウザバックをお願いいたします。次回の投稿でお会いしましょう。
息子は、いつもたぬきちより早く目覚める。だから、小学校に上がってから今日まで息子を起こした記憶が無い。
反対にたぬきちに似て目覚めの悪い娘は、起こす必要がある。
今朝も、いつものようにたぬきちより早く起きている息子が、リビングのTVの前で鎮座していた。
だがしかし、いつもと様子が違う。身体を丸めて、痛い痛いと唸っている。
いつもなら、暖房が入って、温まっているはずの部屋も、今日は冷え冷えとしている。暖房をつける気力も無かったに違いない。
腹痛で身体を丸めて苦しんでいた。
えらいこっちゃ
しばらくして、息子が「嫌だ嫌だ」と怯え出した。これは、息子の嘔吐の合図。吐きたくないけど、吐くしかない。そういうギリギリとした状況に恐怖を感じて「嫌だ!」と怯え出す。
普段からストックしている紙袋にビニール袋をセットし、息子の横に置く。
息子は吐き気に抗いながらも、しっかり紙袋を手に取って、その中に上手に嘔吐した。
胃の中のモノを吐き終えるまで、2度3度と嘔吐は続く。
吐けば楽になることを、過去の経験からも、現在進行形の体験からも、実感しており、徐々に落ち着きを取り戻す。
「上手に吐くな。大きくなったな」
なんて、冷静に息子こだぬきを注視する一方で、呑気に考えている母。
学校に休みの連絡を入れたあとnoteを見返すと、前回息子が体調を崩したのは11月だった。
その日は、フラフラするという目眩症状だったため、仮病を疑っていた
娘こだぬきも、今朝の兄の様子には、疑う余地もなく、「休むべきだ」という態度で、自分はさっさと登校した。
登校班の班長を5年生から2年間も務めてくれた少年は一足早く卒業し、しばらくは班長不在で過ごす。
娘と一緒に登校班の待ち合わせ場所で皆を待った。日陰にある車のボンネットにはうっすら雪が積もっていた。
どうりで寒いはずだ。2月より、3月の今日の方が寒いなんて、おかしな気候だ。咲き始めた桜もこんなはずじゃなかったと春の嵐を恨めしく思っているに違いない。
4月から6年生になる少年に先導をお願いして、登校班が出発するのを見送った。
明日は修了式。2週間程の春休みを経て、4月になれば、1学年進級する。さて、今度はどんな1年になるのやら。
時を遡って、班長が登校班を先導する最後の日。2年間立派に役割を務めてくれたお礼が言いたくて、久しぶりに話しかけてみた。
ほぼ毎朝、「おはよう」と声掛けはしてきたけど、それ以外のお喋りはしていない。
「卒業おめでとう。2年間よく班長を務めてくれたね。ありがとう」
そう伝えると、恥ずかしそうに彼は、「あ、はい」と答えてくれた。
久しぶりに近づいてみて、彼の背がとても大きくなっていることに驚いた。もうたぬきちより大きい。
それでも恥ずかしそうに照れる顔はまだ幼さが残っていた。そんな様子を見ていたこだぬきずも何故かばつが悪そうだった。
息子が胃腸炎で苦しんでいるというのに、のんびりこんなことを思い返している。
胃腸炎の時には、悪いものを身体から排出するしかない。だから、こちらとしても見守ることが最善だろうし、息子にも頑張ってもらうしかない。
体外に排出仕切ったのか、徐々に顔に血色が戻る。
幼い頃は、容赦なく空中に吐瀉物を撒き散らして、泣いていた我が子も、なんと冷静に対処しているのかと感心する。
症状が落ち着いた頃に病院にも行き、少し食事も取って早々に眠りについた。
病気からも成長を実感する。
そんな春の始まり。
今回もタイトルに困りAIさんにお願いしてみた。結構盛られてておもろ。
「息子の突然の体験!冷え冷えのリビングで母は何を考える?」
「嘔吐から感じる親子の絆 母の心境を告白」
「胃腸炎体験記 子供の成長と家族のサポート」
「春のはじまりに訪れた試練!子供の病気に立ち向かう母の心情とは?」
「吐き続ける息子の姿に涙する母 家族愛が試される瞬間とは?」
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