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足の不自由な生活を経験した感想

先日階段から落ちて、人生初の骨折をしたので、1ヶ月ほど車椅子or松葉杖の生活をする事になりました。

まだ数日しか経ってはいないんですが、それでもかなり不自由を感じたので、感想をまとめたいと思います。

車椅子に乗るのも一苦労

骨折したのが旅先だったので、最初は松葉杖がなく車椅子を借りながら移動してたんですが、まず乗るのが結構大変でした。

車のドアの前まで車椅子を持ってきてもらうんですが、それでもどうしてもちょっと遠い。

ドアの縁やら車椅子のアームレストやらに必死にしがみついて、腕と無事な足で支えながら方向転換して、ゆっくり腰を下ろします。

バランスを保ちながらそれらをこなすのは、特に運動不足の私には大変でした。

あと、幸い私は体が大きい方なので、腕が充分周りに届いたんですが、これは小柄な人だともっと大変かもしれないとも思いました。


つま先めっちゃぶつける

車椅子の先って結構見え辛いらしく、結構な頻度で足先をぶつけました。

そう言いつつ、私も自分で動かしてつま先ぶつけてたので、操縦者が不慣れだとぶつけやすいだけなのかもしれません。

どちらにせよ、怪我をした足が刺激されるので、めちゃくちゃ痛いです…


トイレとお風呂は大仕事

車椅子だと特に、一旦立ち上がるプラスアルファの作業が追加されると、本当に大仕事になります。

トイレは個室が狭いので、松葉杖でもかなり動きづらくなります。

そのおかげで、多目的トイレのありがたみを痛感しました。

お風呂に関してはギプスを濡らさないようにしないといけないので、足をタオルとビニールでぐるぐる巻きにしました。

ろくに立てないので、できるだけ座ったまま着替えないといけないのも中々しんどいのに、ぐるぐる巻きの足が解けないように着替えるのも結構難しいです。

これを毎日やるのか…と早々にげんなりしてます。


無事な足が無事じゃなくなる

片足が使えない分、負荷が無事な方の足に全部かかるので、筋肉痛になりました。

バランス感覚が悪いせいもあるかもしれませんが、松葉杖を使っているとどうしても動く方の足に体重がかかってしまいます。

そして両足ともまともに動かせなくなって、移動ができなくなるという…


持てる鞄が限定される

ハンドバッグは勿論、私が普段使っている斜めがけバッグも、ぶらぶらしてぶつかって危ないので、松葉杖を使う間は避ける事にしました。

使えるとしたらリュックか、体にぴったりくっつくまでベルトを締めたサコッシュ位でしょうか?

どちらにせよ、お気に入りの鞄がしばらく使えないのはちょっと寂しいです。


少しの段差が大きな壁に

普通に歩いていた時は気にも留めなかったような小さな段差が、車椅子や松葉杖での移動では結構な障害になりました。

車椅子だと上り下りができなかったり、できてもかなり衝撃が来て、恐怖を覚えることもありました。

松葉杖の場合は杖先が引っかかる事があるので、こちらも危うくバランスを崩しそうになります。

「バリアフリー」を謳っている施設がどれほどありがたいか、身に沁みて痛感しました。


こける恐怖

正直これが一番怖いかもしれない。

車椅子にしろ松葉杖にしろ、足が不自由だとこけた時の衝撃が凄いです。

一度骨折した後に盛大にこけたんですが、ぶつけた部分の痛みは勿論、折れた部分の痛みが尋常じゃない。

上手く腕で庇うのも難しいので、痛みと衝撃がダイレクトに襲ってきます。

できればもう経験したくない所です…


まとめてみて

たった数日でここまで苦労するとは思いませんでした…

生まれつき足が不自由な方は、こういう苦労をずっとされてきたんだなと思うと、それでも毎日生活しているのが凄いと思いました。

まだしばらくこの生活は続くと思いますが、ある意味貴重な経験でもあると思うので、足が治った後、車椅子や松葉杖を使う人達の手助けができるよう、今のうちに学びたいと思います。

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