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チラシデザイン対決をした時の話 前編

こんにちは。

\猫のように柔軟で繊細なデザイン制作/
デザインねこ・グラフィックデザイナーのまるたなおこです。

今日は、20年ほど前のチラシデザイン対決の話をします。

え、対決?何それ??ですよね。

20年以上デザイナーをやっていると本当〜にいろいろありまして。
ブラックなネタなら尽きないんです。

むかーしむかし
勤めていた広告代理店は従業員は5人ほどで、デザイナーは2人。
しかもどちらもデザインの学校を卒業したばかりの19歳。

若かりし頃の私と、もう一人の男性(B君)です。

19歳の男女が同じ職場って恋愛関係になりそうな匂いがしますか?

残念ながらそれはありませんでした(笑)。
彼は確かイケメンだったと思いますが
そんなの関係ねぇ・・・そんなの関係ねぇ。
ってところです。


・・・わたしたちはよく
社長(デザイナーではない)に比較される存在でした。

たとえば、当時の社長の評価はこうです。

私→企画、文章、イラストなんでも幅広くできるが、センスない。
B君→文章は書けないが、おしゃれでカッコイイ作品をつくる。

社長の価値観で勝手にそう決められていたので
私は主に月刊誌の取材、文章、デザインなどをオール担当。
B君は新規案件のポスターやチラシなどを担当していました。

彼は毎晩どこかで遊び歩き眠たいようで、
営業さんたちが外出した後、椅子で寝ている始末。


当然、忙しさの度合いが違うことに
私の不満は溜まっていく一方です。

そんなある日、社長が言いました。
「お前(私)のデザインはダサいなぁ」←ひどい

「そうだ、デザイナー同士でチラシデザイン対決をしよう」
「どっちのデザインがイケテルか、それでわかるはずだ」

とまぁ、、、

社長のゲスな思いつきで地獄のようなデザイン対決がはじまりました。


↓対決方法はこんな感じです。

・A5サイズ片面
・自社(広告代理店)の広告 を載せる
・内容やデザインは自由
・50枚ずつ印刷し、営業さんがランダムにポスティングする
・問い合わせが多かった方が勝ち

言われるがままにそれぞれデザインし、印刷を終え営業さんに渡しました。

それから1週間後、1本の電話がかかってきました。

プルルルル・・・プルルルル・・・・・

誰からの電話でしょうか?
続きはまた次回に。
お楽しみに!

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