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日本のサービスは幸福度を下げる

日本のサービスはそんなに心地良いものなのか?

日本のサービスは国際的に高水準の位置にあることは言うまでもない。僕もよく海外に行くが、やはり日本のサービスの右に出る国はない!

飲食店に入っても愛想よく「いらっしゃいませ!」と挨拶され、水も無料で出される。ビジネスホテルでも掃除は行き届いているし、アメニティーは豊富過ぎる。文句なし!

でも日本のサービスって、過剰過ぎない?

結局、モノが売れるためには、利益を『↑アゲアゲ↑』続けるためには消費者に飽きられちゃダメなのだ。ではどこが勝負の分かれ目か?そこが「サービス」だ。企業は生き残りを懸けてサービスポイントをやたらと強調する。でもね……僕は言いたい。

分かりづれぇぇぇぇぇぇぇ!!嫌になるよ!!!

そう。わかりづらいんだよ日本のサービスは!例えばキャッシュレス決済一つにしても「paypay, au pay, LINEpay,メルカリpay,楽天pay」等…payがどんだけあんだよ!しかもそれにポイント特典が絡んでくるので何がどう違うか?理解不能だ。

先日、母のスマホを変えるため、一緒にショップに行った。そこで各プランのサービスの違いを説明をされても本人は「ピン」ときていなかった。難解パズルのピースを一つずつはめているようなスピードの理解度だったね。まぁ一緒にきてよかった。

2023年の日本の幸福度ランキングは47位。1位から3位はフィンランド、デンマーク、アイスランドの北欧3か国。そして4位はイスラエル。

4位でイスラエル!?ハマスやヒズボラ等、常にアラブとの争いが絶えない国でもだよ!何故だろう?

単に日本人がモノや利便性に依存し過ぎていると思う。サービスの質に人が追いついていない。便利な物、便利な制度が溢れすぎて「幸福の条件」のハードルが高くなってない?

僕も一年前くらいに「マイナポイント」付与の影響から、本格的にキャシュレス決済に切り替えた。賢く買い物すればポイント付与等の恩恵は受けられるし、確かに便利。しかし、他のポイントとの絡みや結び付きが複雑で理解するまでに時間がかかる。おまけにサービスの一環でチェーンメールも毎日大量に届くし。チェックや捨てるのに時間を取られるだけだよ。逆に余計にやることが増えて、心にゆとりが持てない気がする。

まずは僕ら消費者側からサービスに対する意識を変えてみない?求め過ぎだよ!

日本では「お客様は神様」という権利意識が強い。それやめよう。

生産者側とて生身の人間であり、ロボットではない。「心を持った人間」なんだよ。例えば、コンビニで外国人の店員が流暢な日本語で丁寧に接客しているが、どこか違和感を感じる。なんと言えばいいか…マニュアル通りに造られた感じがして「人間味」を感じない。

最近僕がいい風潮だと感じたのは、東京都が顧客による暴言や理不尽な要求などの迷惑行為(カスタマーハラスメント)の防止条例を制定する方針を固めたことだ。またここ数年のお正月の三が日では、お休みするスーパー等をよく見かけるが、正月らしくていい。正月ぐらい休ませてあげろよ。

顧客の罵詈雑言でメンタルを病んだコールセンターのスタッフ。複雑なサービス砂漠の中を彷徨いつつ、時代に取り残されていく高齢者。そしてサービスの無知につけ込んで、人を騙そうとする悪い輩達…

コレがホントに幸福な社会なのか?

人に優しい社会なのかなぁ?

我が母のスマホの切り替えから感じた今日此の頃である。