#M31 globe「DEPARTURES」

今年の2/5、横浜は雪が降りました。
午後からどこまでも限りなく降り続けていますが、ほとんど積もらなそうです。

降り続く雪を見ていると思い出すのは「DEPARTURES」ですね。

1996年の楽曲です。

もう30年近くの時が流れました……。

このCDを買った頃は、まだ8㎝CDが短冊形の頃でした。
まだCMで流れているのを聴いたこともなかったのに
発売日に買いました。
あの頃は聴いたこともないまま買うこともよくあったことなのが不思議です。

それぐらい「このグループ、このアーティストの曲なら買うんだ」って思ってた頃でもありました。

買った日はたしか1月の雪の日で、
夕方なのにもう真っ暗な道を歩きながら一番近くのCDショップで買いました。
あの町の小さな電器屋に付属したCDショップ、今でもあったりするのかなと思ってGoogleマップから調べてみたら、「売物件」として更地になっていました。。。
ただ更地ということは、最近まで何か建っていたということかもで
もしかしたら最近まであのCDショップがあったのかもしれません。
(真相は調べていない)

家に帰ってから、CDプレイヤーで聴いて、初めてこのシングルはバラード曲だと知りました。
前年1995年のような2 UNLIMITEDを模した路線は完全になくなってしまって
歌謡曲っぽさがあって、ちょっとTM NETWORKの匂いもするような曲でした。
イントロのシンセの音が好きで、自分で何度か練習して少し弾けるようになりました(今はもう弾けない)。

何度も繰り返し聴いて、マークのRap歌詞まで覚えちゃいましたが
あの頃からよくよく歌詞を読むと意味がわからなかったりもしました。

前髪が伸びたね、っていう部分の歌詞は急にリアルなイメージが湧いて好きなのですが
付き合っていた彼氏より前髪が短かった女性が記憶の中の彼と同じぐらいになったってことなのか?となんとか解釈はできるのですが

左利きも慣れた、ってどういうことなんだろう? 彼氏が使ってたものが左利き用だったけど、主人公は右利きなのにそれに合わせられるようになった?
風邪も治った、って別れる頃はひいてた風邪がやっと治ったのか? いったい別れたのはいつのことだったんだ?

とか気にしだすとキリはないわけですが
雪という幻想的な世界観の中で
二人の日々のリアルが垣間見えるようなキーワードが出てくることで
この曲が持つ切なさがより深くなるんだと思います。

いまでも雪のひどい日にはこの歌が思い出されてしまうあたり
「DEPARTURES」が私に植え付けていったものは
今でも色褪せないもののようです。

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