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2023年度火の鳥NIPPON予想

こんにちは。ぱんだ(@vball_panda)です。
最近更新できておらず申し訳ありません……年明けからずっと仕事がのっぴいており、noteまで手が回りませんでした。

気が付けば3月、つい最近(?)開幕したVリーグももうすぐクライマックスを迎えようとしています。光陰矢の如し……
でも!ということは!次は代表シーズンですね!!バレオタは1年中忙しい!!

雑な振りで恐縮ですが、Vリーグの記憶が鮮明なうちに&発表に先を越されないうちに(こっちが大事)、今年の代表メンバーを予想していきたいと思います。
あくまで独断と偏見なので、推しが入ってない!みたいなのは知りません。異論は認めます、その時は熱く議論しましょう(?)

はじめに

具体的な予想に入る前に、今年の代表スケジュールを俯瞰してみます。

2023年度国際大会スケジュール
出典:JVA

主な予定としては、
・5月末~7月中旬:VNL(ネーションズリーグ)
・9月上旬:アジア女子選手権
・9月中旬~:OQT(オリンピック予選/ワールドカップ)
・9月末~10月上旬:アジア大会
があります。

ここでお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、「OQT」と「アジア選手権・アジア大会」が丸被りしているんですよね~~
そのことを考えると、世界バレー・AVCカップと代表を2つに分けた昨年と同様に、今年も2チームを派遣することが予想されます。

というわけで、今回の予想では2チーム28人を挙げていきます!
(紹介する順番は一応優先度順です)

1.アウトサイドヒッター/オポジット

古賀紗理那(C)
石川真佑

今季のVリーグで格の違いを見せ続けているのがこの2人。
古賀は皇后杯でMVPを獲得、石川は総得点の日本記録を更新。アタック・ブロック・サーブ・サーブレシーブと攻守に高い数字を残している。もちろん、数字に表れないところでも勝負所の1本をいとも簡単そうに決め、圧倒的な存在感を発揮している。
今年の代表シーズンでも存分に暴れてくれるはずだ。

井上愛里沙

昨年の大ブレイクから一転、今季は海外移籍。あまり消息を追えていない方も多いのではないだろうか。
安心してください!井上選手はフランスでも元気です。
チームの柱として攻守に奮闘し、目下フランスリーグでトップ5のアウトサイドヒッターとなっている。
今年もエースの風格を見せつけてくれるだろう。

林琴奈

昨年の世界バレーでほぼ全試合にスタメン出場を果たし存在感を発揮した林。今季のVリーグでは数字的に若干調子を落としているところはあるものの、縁の下の力持ちとして替えが効かない選手。
定評のあるレシーブだけでなく、攻撃面でもインパクトを残せれば日本はもっと強くなる。

長内美和子

以前から「ハマれば強い」という印象の日立勢の中でも、この1年間で安定した成績を残しているのが長内。昨年のAVCカップ決勝では大車輪の活躍を見せ優勝に貢献、今季のVリーグでも総得点で石川・古賀に次ぐ日本人3番手につけている。
年齢的にも25歳と一番良い時期であり、代表定着に向けアピールしたいところ。

和田由紀子

Vリーグの日本人サイドの中では珍しい純粋なオポジットとして、高い得点能力を示す和田。二枚替えでの出場が中心だが2年連続アタック決定率TOP15にランクインし、ハイボールの処理も得意。加えてコースに決まればレシーブ不可のジャンプサーブも大きな武器。
代表1年目でAチーム入りは難しいと思いながらも期待したい選手。

田中瑞稀

高卒から長きにわたりVリーグで安定した成績を残し続ける田中。昨年のAVCカップでも全試合スタメン出場で主力として活躍し、チームを優勝に導いた。攻守に穴がなく好不調の波も少ない、非常に計算できる選手。年々アタックの決定力が増してきており、バックアタックもどんとこいのオールラウンダー。

宮部愛芽世
佐藤淑乃

昨年はリリーフサーバーとしての出場が主だったが、ジャンプサーブは飛び道具として大きな魅力。リベロに行くことが多かったので精度が上がれば驚異。
アタックに関しては爆発力はあるものの被ブロックも少なくなく、決定率より効果率が課題であるというイメージ。個人的にはAチームで控えに回るよりアジアで暴れてもらいたい。。

中元南

今季は総得点(日本人4番手)&サーブレシーブ成功率(OH3番手)の2部門でランクインし、攻守に高い成績を残す選手。個人的にアタックのコース打ちやブロックアウトなどの技術が高く、「渋い」決め方をする印象。昨年はデンソーの同級生3人が国際大会に出場しており、中元も続きたいところ。というかそろそろ注目されて欲しい。

西川有喜

JTで林や田中らと鎬を削り、AVCカップでは全試合スタメン出場で得点源となった選手。近年のOHには珍しい180cmの高身長と、フロントバック関係ない高い決定力、何気に効果の高いサーブが武器。アンダーカテゴリから石川世代のエースとして期待されていた西川だが、そろそろ突出したいところ。

野中瑠衣

ルーキーイヤーから試合に出場しており昨年は怪我に泣いたものの、今季は守備型OPとして日立のレギュラーを掴んだ野中。守備型と言いながらもレフトからも打てるしバックアタックの決定率も悪くなく、チームに1人はいたら嬉しいユーティリティプレイヤー。
現代表のライトは手薄なのでアピールチャンスと見ている。

2.ミドルブロッカー

山田二千華

現日本No.1ミドル。世界バレー準々決勝ブラジル戦での7ブロックは記憶に新しい。今季のVリーグでも規定出場数には満たないものの安定した成績を残している。とはいえ、去年のキレキレな山田を見てしまうと物足りなさを感じる(それだけポテンシャルが高い選手)。
ブロックだけでなくアタックの決定率も高く、3番も6番もこなせるのもポイント高。

島村春世

二度の五輪出場を経てなお衰えるどころか年々存在感を増してきている、日本を代表するブロードの使い手。「島村の4億点」(実際は1セット4点)など数々の実績(?)を残しており、日本人ミドルの中で最も計算できる選手。
そろそろ島村を脅かす若手ミドルに出てきて欲しい気もするが……

荒木彩花

時代は荒木!!今季はブロック&アタック決定率ランキングで二冠達成。特にブロックは凄まじく、綺麗に手が前に出たブロックはマジでアタッカーを殺しにきてる。。アタックもアキンラデウォばりにゴツいブロードを打ってる。あとショートサーブの精度が良くなって本当に隙が無い。この選手が出てきて日本のミドルの未来は安泰。

宮部藍梨

昨年7年ぶりに代表に復帰し、世界バレー出場を果たした宮部。本来のOHではなくMBでの出場となったが、世界を相手に高い打点からクイックを決め、相手アタッカーに粘り強くついてワンタッチを取る姿に、個人的には大きな手応えを感じた。姫路ではサイドでの起用が主となったが、現代表のサイド陣の堅さを見ると今年もMBが主戦場となるのでは?と思っている。

横田真未

個人的・もっと評価されるべき選手No.1の横田。昨年のVNL中国戦において、平均身長で大きく上回る相手からブロックでワンタッチを取りまくり、勝利に大きく貢献した。今季のVリーグではブロック5位(日本人2位)・アタックも11位(日本人7位)とじわじわ上げており、数字でも存在感を出してきている。

入澤まい

昨年は日立でベンチを温める時間が長かったものの今季はスタメンに定着し、日本人最高身長である188cmの高さを生かしたクイック、長い腕を生かしたブロック、高い打点から大きく変化するサーブで好成績を残している。代表は2019・2020年に選出されているが、国際大会に出場する機会はほとんどなかった。日本のハイタワーが世界に通用するか。

小川愛里奈

昨年のVリーグで大躍進を遂げベスト6に選出。代表初選出初スタメンという快挙を成し遂げ、VNLアメリカ戦での大金星にも貢献した小川。この選手の武器はなんといってもスピードを生かしたブロード、東レでもチームメイトの関選手とのコンビは抜群の得点力を誇る。マジでサイド並みに打数が多い。。
ブロックが苦手なのが玉に瑕だが、それを置いてもなお使いたくなる選手だ。

濵松明日香

同学年の小川とともに国内有数のブロードの使い手である濵松。だがタイプは全く逆であり、小川がスピードなら濵松はパワー。ブロックを吹き飛ばす剛腕が魅力で、ハイセットでも関係なしに打ち抜いていく。それに加えて今季はブロックも地味ながら上達を見せており、ブロック決定本数0.35/setまで上げてきた。昨年のVNLで本領発揮できなかった悔しさを晴らせるか。

3.セッター

関菜々巳

昨年の代表シーズンで1年通じて正セッターを務めた関。日本の武器となった速いバックセンター、古賀・井上・石川・林のサイド陣の個性を生かし切ったトス回しで、世界バレーベスト8の原動力となった。
今年も関を中心に回ることはほぼ間違いないと思うが、あえて注文をつけるとすれば武器である「鬼のミドル使い」をもっともっと前面に押し出してほしい。

籾井あき

迷いに迷った末に、先にこちらの選手を紹介。昨年の代表シーズンは怪我で出遅れたものの世界バレーで復帰を果たした。個人的にバックトスがめちゃくちゃ上手いと思うし、どちらかというと関があまり得意でなさそうなバックライトをガンガン使ってほしいと思う(誰が打てるか、という問題はあるが)。あとあの高さ&左ききはやっぱりセッターの中では武器。

松井珠己

迷いに迷った末に(re. VNL中国戦で途中出場からチームを立て直し勝利を収めた立役者。1stタッチが割れてもどこに上がるかわからない(アタッカーも油断ならない)変幻自在なトス回しが松井の魅力。もう1つの特徴であるツーアタックは今季封印気味だが、個人的にはガンガン使ってもらいたい派。

柴田真果

4人目も(上尾の岩崎さんと)迷ったけどこちらに。身長もそこそこあって安定感があり、初海外でワンシーズン上げ切って自信もついたことだろう。個人的にはJTでのバックアップ経験が長く、代表に若手セッターが多いのでリリーフ向いていると思う。フランス魂見せてくれ~~(超個人的願望)

4.リベロ

福留慧美

昨年代表初選出ながら、世界バレーで正リベロを務めた。あんまり目立つタイプではないが、位置取りが良い&打たれてから追うのが速くてマジで何でも拾う。サーブレシーブも今季のVリーグで69.4%(2位)と好位置につけており、サイドアウト・ブレイク両方で隙がない、総合的に優れた選手。
強いて注文をつけるなら、2年目となる今年はブロックへの指示を含めコート上での統率力をもっと発揮してほしい。

小島満菜美

ディグならこの人。昨年のVNLで実況が"anywhere KOJIMA"と称賛した通り、マジでどこにでもいるし何でも拾う(2回目)。ディグの反応速度がレベチ&最後まで諦めない執念が凄くて、流れを変えるスーパーレシーブを連発する。また積極的に二段トスをオーバーで上げるところや、後ろからアタブロックの位置取りを見てアタッカーに声をかけるなど、目立たないところでも貢献度が高い。

西村弥菜美

岡山で一度現役引退するも翌年久光で復帰、1年目にして正リベロに定着しあの新鍋さんが持つサーブレシーブの日本記録を塗り替えた天才。サーブレシーブ乱されているところを見たことがない。あとディグは派手さがないが位置取りが良く、加えて外国人選手の強打にも当たり負けしない強靭さも兼ね備えている。
実はU20世界大会優勝メンバーの一人で、決勝で劣勢の第5セットにリリーフサーブで流れを変えた勝負強さがある。

福本眸

本当に今年のVリーグは良いリベロがポンポン出てくるなという印象だが、個人的隠れた逸材がこの福本。昨季内定から正リベロに定着し、今季は安定したサーブレシーブ&相手のアタックの威力を絶妙にいなすディグでKUROBEをV1昇格後最高の10位に押し上げた。本当に福本が触った瞬間に、アタックの勢いが殺されるんです。。



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