夏の発表会、無事に終了しました。3部制で各部の最後に講師演奏。私は、2部の講師演奏の前の出番です。

本番の出来は？

　結果から言うと、本番前のメンタルがあまりよくなく、グリーグ／ホルベア時代から 前奏曲の出来は良くなかったです。拍が数えられなくて安定しない私の出だしのテンポ。速いパターンと遅いパターン。どっちが出るかは出たとこ勝負なのですが、今回の本番は、先生の願いとは反対の「速いパターン」でした。

　楽譜を持ち込み、先生に譜めくりしてもらったわけですが、実は前奏曲は楽譜を前にしていても、1、5ページ目以外はほぼ暗譜で弾いています。で、普段、あまり暗譜が飛んだことのない4ページのところで落ちて、失敗しました。楽譜は目の前にあったのですぐに立ち直れたものの、やっぱりそのあとの動揺を引きずったような演奏に。。。

　ただ、ホルベアの時代から リゴードンに入る前に時間を十分とって気持ちを落ち着け、何とか復帰しました。リゴードンの出来は良かったと思います。

　舞台袖に戻ってからも、

前奏曲はちょっとテンポが速かったです。。。
でも、リゴードンは良かったですよ。ppはとても綺麗でした。

と早速、先生から感想を言ってもらえました。結果は残念ですけど、終わったものは仕方がありません。あとは、先生の演奏を楽しむのみ。

ヒナステラ／クレオール舞踏組曲

　今回の発表会の大トリは、私の先生のヒナステラ／クレオール舞踏組曲。すごく素敵な演奏でした。先生は小柄なのですが、椅子をかなり後ろに配置して、ピアノに覆いかぶさるようにする独特の演奏スタイル。ピアノを前にすると体が一回り大きく見えて、全く小柄だと感じさせません。

　そして、なぜ、あんなに迫力ある音が出せるのか、またなぜppがあんなにも綺麗なのか。。。以前から何度も同じ質問を先生にはしているのですが、

長年、そうなるような訓練をしてきたので。。。

と、いつも同じ返答。毎度、エクセルシオール（天の高み）を教えてくれる先生です。

メンタルがよくなかった理由

　実は今回、本番前にちょっとしたトラブルというか、行き違いに出くわしました。

　発表会は腕ならしのため、練習室を使用できます。枠は事前に予約済みなのですが、私が練習室に向かうと予約時間の直前に練習室に入って、勢いよく弾き続ける人の姿が。。。

　どう見ても私が予約しているということなど眼中にない様子です。その人はかなり上手い人で、この教室では長く在籍している人。でも、その時間帯を使用する権利は私にあるので、正直申し訳なかったですが、予約を取っていることを告げて、出ていってもらいました。

　そして気を取り直していざ練習しようとしましたが、何だかうまく弾けず。普段、KYでずうずうしい私ですが、ピアノに関しては案外、繊細さんなようです。さらに、その人の先生がやってきて、「予約を取っているのですか？」と確認しに乱入してくる始末。もう練習どころでない。

　私はちゃんと予約とっているはずなのですが、情報がいきわたっていなかったんだろうか。。。（※私が習っている教室は、団体としては１つですが、複数の先生が教室を合同主宰している形式なので、予約リストの集約がうまくいかず、行き違いがあったのかもしれません）

　それとも、こういう場合はレディーファーストでおっさんは譲るべきなのか。それとも、長年在籍している人を立てて、大人の生徒でいちばん下手で新参者の私は空気読んで遠慮するべきだったのか。。。

　いずれにしろ、せっかくの練習室の腕ならしが、うまく弾けなくて活用できず、かえって悪い演奏イメージを定着させてしまったのが、言い訳はしたくないですが、今回の敗因の１つになってしまったようです。

次回のおさらい会は秋開催

　発表会が終わったあと、先生に御礼のLINEをし、先生からもいつもの励ましLINEが返ってきました。これが正直ありがたいです。いちばんのモチベアップになるので。そして、アドバイスも。

音を工夫するには一度人前で音数の少ない曲を暗譜で弾くと良いかもです。自分の音を聴くことが一番の近道。
あと、単音を綺麗に弾くことは究極に難しいので、まずは和音からです！

音数の少ない曲か。どんな曲がいいんだろう。。。

　次回のおさらい会は秋開催。準備期間が本当に短いです。先生の講師演奏の真似をして、ヒナステラ／粋な娘の踊りに挑戦してみるか。。。それとも寝かせていた、モーツァルト／K.333にするか。。。発表会には向いていないけど、温めていた自分の好きな曲にするか。。。

　次のレッスンはお盆休み明けなので、それまでしばらく時間があります。先生に次はどんな曲を教えてもらうか。じっくり、構想を練りたいと思います。