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【ピアノ発表会】2023年初夏の発表会、無事終わりました #123

またもや、note記事をさぼっていたのですが、先日、初夏の発表会が無事に終了しました。いつもの音楽ホールではなく、多目的の大ホールで開催されたのですが、大ホールで弾くのは私は初めてです。

今回は、別のヴァイオリン教室の生徒が合同参加したり、弦楽合奏する関係上、参加人数が非常に多く、長丁場でした。

息子は昼の部(マチネ)でシューマン/飛翔を演奏。この曲は昨年、N先生が講師演奏で弾いた曲なので息子が弾きこなせるのかかなり心配したのですが、息子は危なげなく無事演奏。相変わらず本番に強く、うらやましいかぎりです。

夜の部(ソワレ)では、私は平吉毅州/真夜中の火祭りシベリウス/カプリスの2曲を弾きますが、1番目の曲を弾き終わったら、間髪入れずにすかさず2曲目を弾きます。これが今回の発表会の私のこだわり

どちらもリズムが特徴的な曲という共通点があり、続けて弾かれると曲を知らない人はまだ前の曲が続いているのかも?と勘違いするかもしれませんが、それをあえて狙っています。

私の先生は曲を弾く前に拍を数えなくちゃダメだという人なので、私の試みにあきれていましたが。。。

でも、私は拍を数えるのがあまり好きではありません。アインザッツ1つで一瞬でテンポ、拍感を感じ取り演奏を始める合奏のような、そんな弾き方こそが音楽を演奏する醍醐味だとも思っているので。

舞台袖では私が次の出番になると、私の先生は袖から出ていってしまうなど、相変わらずの塩対応(袖で声かけ、励ましもされず、こんなことされている生徒は私くらいですが💦)。

そんな意地悪に気を取られることなく弾き始めた「真夜中の火祭り」は今までにないくらい完璧に弾き始められました。途中まで絶好調だったのですがなぜかダ・カーポ以降で右手の2、3の指に違和感。痙攣するというか、ピクピクとチック症状になってしまったかのように上手くコントロールができなくなり、崩れてしまいました。

スタカート、連打など叩く弾き方だと何とか弾けるけど、スケールのような部分ではガクガクして転びそうになってしまう。。。

カプリスでもその症状が続いていましたが、連打等で無理やり叩く弾き方をして、指の感覚を戻しながらだましだまし弾き続けました。一部、間違えたり、一瞬引き直したりしましたが、あまり目立つことはありませんでした。和音の左右交互連弾部分などは、上から思い切り鍵盤をぶっ叩いてみたら、今までにないくらい良い音で響くくらいでした!

なので、カプリスについては全体的に綺麗にかっこよく弾けたので満足しました。

舞台袖に戻ると、ヴァイオリンのI先生が「とても面白い曲でした!」とすかさず声をかけて笑顔で出迎えてくれたのがよかったです。

※この教室の私以外の大人の生徒は私よりはるかに上手い人が多いのですが、なぜか超有名曲ばかり弾く傾向があり、毎年曲目というかプログラムが代り映えせず、マンネリ化が否めない面があります。そんな中で私の選曲は毎回セオリーから外れているので、そのことで楽しめていただけたのならよかったです。

私の先生も袖に戻っていて、私がドアを開けて袖から通路へ出ていこうとする瞬間に「良かったですよ」と一言声をかけられましたが、「はぁ」と気のない返事をしてさっさと袖から出ていきました。ちなみに発表会の日に、先生と交わした会話はこれだけです💣

打ち上げでも、私の先生とは席が離れていることもあり、一言も会話しませんでしたが、今回は何と外部教室のヴァイオリンのK先生にお隣の席に座っていただけて、初対面でしたがたくさんお話をでき、とても有意義で楽しい時間を過ごせました!

ほかの生徒からも今回の私の選曲に対して「よくこういう曲を見つけてくるよね」などと好評価。割と有名な曲のはずですが、この教室の大人の生徒には知られていない曲のようなのが意外でした。

楽しい打ち上げが終わり帰り際、いちばん若いN先生に声をかけられ、

あのテンポで弾けるなんてすごいです。特にアルペジオが。

と褒めていただけました。「補助ペダルを使うような子供でも弾ける曲なので」と謙遜してみましたが、

確かに子供は勢いでミスなく弾けてしまうのですが、それでもあのテンポまで速度を上げるのはなかなかできません。

とのことです。N先生は私の先生と違って、こうやってダメ出しではなく、出来ているところをちゃんと認めて、褒めることができるんですよね。

先生から大して褒められず、ダメ出しばかりされる私の演奏。確かに音楽的に上手く弾けないのだけど、とりあえず指だけは回るのが私の数少ない長所なので。。。

でも、今回、選んだ曲はただ弾いているだけでも、わりといい感じに聴こえる曲みたいで、周りからも好評価だったことが実感できました。

さて、次は何の曲を弾こうか。すでに頭の中にはさまざまなアイデアが渦巻いています。どうせ毎度上手くは弾けないので、私にとっての発表会は演奏内容で勝負するのではなく、何を弾くか、選曲で勝負を楽しむ場になりつつあります。

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