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【今年の振り返り】セキセイインコのこと

今年の振り返りをしようと思っていたのに、忙しさにかまけてあっという間に大晦日になってしまいました。

今年は本当にいろいろなことが起こり、波乱万丈な年でした。このnoteは主にピアノのことについて書いているので、ピアノ関連の今年の出来事トップ3は、

1.ピアノ教室の強制退会
2.新しいピアノ教室への入会
3.グランドピアノの購入(納期は年明けですが。。。)

になりますかね。ただ、今年はピアノ以外にもいろいろなことが起こりました。私と息子が続けて新型コロナに感染したり、息子の学校で事件が起こり突発的な説明会やらに振り回されたこと、義父が心筋梗塞で倒れたこと(一命は取り留めました)、自分の白内障が悪化し、年明け手術をすることになったことなど。。。

でも、もう1つあります。こんな年の瀬も押し迫ったときまで書けませんでしたが。。。でも、やはり、今年のうちに書かねば。

それは、このnoteのプロフィール画像にも使っているセキセイインコが☆になったことです。名前はハル。ハルクイーン種なので、私が安易に名前を付けました。

7年前にホームセンターで出会う

ハルとの出会いは7年前。ホームセンターで1羽だけセキセイインコのヒナがいました。指が曲がっていて状態のよくないヒナでしたが、精一杯アピールをしており、それを妻が一目見て気に入り、飼うことになったのです。

私にとっては初めて差し餌から育てたインコになりました。フレンドリーで愛嬌があるのでオスだと思っていたのですが、鳥の病院に連れて行って健康診断を受けたらメスであることがわかり、ビックリもしました。

そんなハルに対して私は結構、邪険に扱っていたと思います。保定とか嫌われる世話は私の役目だったし、放鳥時まとわりついてきてもよく追い払っていました。

でも、そんなことをしてもハルはかまわず私にまとわりついてくる。。。

ハルが怖がってあまり近寄らない和室で寝転んでいても、恐る恐る畳に降り立ち、おずおず近寄ってくる。。。

ソファで昼寝している私の手の上にいつの間にかハルが乗り、一緒に昼寝をしていたとき、私は寝ながら無意識に追い払おうとハルを叩いてしまったこともあったのですが、嫌われませんでした。

ピアノも最初怖がっていましたが、私がピアノを弾き続けていると肩に止まって一緒にピアノに合わせて鳴くようになりました。ピアノ練習の録音をすると、必ずハルの鳴き声が入っています。

インコを発情させると寿命が縮むので、妻にも注意されてあえて邪険にしていたのですが、あまり効果はなかったようです。一度、卵づまりを起こして死にかけたこともあったので。

妻は医療系のエッセンシャルワーカーで急な休みを取りづらいので、ハルが具合が悪いときに鳥の病院に連れて行くのはサラリーマンの私の役目。有給を取って、よく鳥の病院に連れて行きました。

鳥の病院の行き帰りにハルの様子を見ながら駅のホームで電車待ちをしていると、なぜか見知らぬ女性から声をかけられたりすることがよく起こるのが不思議でしたね(私はあまりフレンドリーな雰囲気の人間ではないんですが、インコと一緒だと何だか「よい人」のフィルターがかかるのかもしれません。。。)

ハルはおしゃべりはしませんが、私の口笛の鳴き真似はすぐに覚えて、よく口笛で会話をしました。妻も息子も口笛を吹けないので、余計、私になついたのかもしれません。

今年の夏に体調を崩す

そんなセキセイインコのハルとともにピアノを弾く平和な生活を続けていたのですが、今年の夏にハルが体調をくずしました。今までの急な体調不良と違って、今回は少しずつ弱っていき回復する兆しが見えない。。。

子供のころから何羽もインコを飼っていた妻は、これは寿命でこの冬は越えられないと認識し、あえて入院はさせずに自然に任せて看取る決心したそうです。

私はそんなことにも気づかず、在宅勤務しながら体調の悪いハルの世話を続けていました。しかし、ある秋の日、餌やりのときにミスをしてしまい、扉が開いてハルがカゴから出てしまいました。

そのときのハルは体調不良が嘘のように、私のところに飛んでやってきて元気に鳴き続けました。何かを訴えているようでもあり、何度もカゴに戻そうとしても戻りません。

仕方なく諦めてハルを少しかまって遊んでやり、ハルが飽きるまで肩に止まらせて一緒に仕事をしたり、ピアノを弾いたりしました。ピアノを弾いているとき、いつものようにハルはピアノに合わせて鳴きつづけました。

そのうち、満足したのか自分からカゴに帰っていったハル。それ以降、ハルは急激に体調が悪くなりました。そして数週間後、気温が急に下がった日の翌朝、ハルは倒れてもう動かなくなりました。

妻は子供の頃からたくさんインコ飼っており、歴代のインコたちは妻の実家の別荘の庭に眠っています。ハルもそれに習って、一緒に眠ってもらうことに。

私は白内障で視力が落ちていましたが、何とか軽井沢まで車を運転し、妻も息子も忙しいなか同行。日帰りの強行でしたが、無事、ハルを埋葬することができました。

ペットロスがいちばんつらいのはインコ?

インコは好き・嫌いの感情がとてもわかりやすいペットで、人の気持ちが読めない、空気が読めない私でもハルの感情はわかります。

なので、私は初めてペットロスを味わいました。
マツコデラックスによると、インコのペットロスが一番すごいとか。。。
インコの愛情は純粋でストレートなので、さもありなん。

もう年末になり、ハルが☆になってから時間が経ったけど、それでも

あのとき、体調悪いのに放鳥させなければもう少し生きていたのかも。。。

という後悔の念が浮かぶことがあります。もしくは、発情させて卵など産ませなければ、もっと長生きしたのかもしれないとか。。。

そんなハルのことを思いながら頭に浮かんてくるのが、私が大学生のときに「NHK みんなのうた」でよく流れていた谷山浩子/恋するニワトリです(若い方はしらないかも。やくしまるえつこがカバーしてましたが)。

https://youtu.be/O_ET_OkN19o?si=9CKMTvPk5RbpR71i

そう、この歌の歌詞のように、飼い主に叶わぬ想いを寄せながら、一人で卵を産んだハル。こんな不義理な飼い主相手でも虹の橋で待っていてくれるんだろうか。。。

今年は本当、失ったものに対して想いを寄せることが多い年ですね。

こうしてnoteに書いて気持ちを整理させていただき、新しい年に向けて足を進めようと思います。グランドピアノはやってくるし、目の手術もしなくてはいけないですしね。

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