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サスティナブルな生理用品を比べてみた♪

皆さんは生理用品に月いくら使っていますか?ナプキンだけじゃなく、黒いゴミ袋やカイロ、それに痛み止めが必要な人も多いですよね。

下着についた血を落とすのに、専用洗剤を買う人もいるかもしれません。大体400円くらいでしょうか。ここでちょっとまとめてみましょう。

生理時に必要な物と費用

使い捨てナプキン派が買う生理グッズは下記の通りです:

使い捨てナプキン/タンポン派
・昼用ナプキン/タンポン
・夜用ナプキン/タンポン
・軽い日用ナプキン/タンポン
・トイレ用ゴミ箱
・黒いゴミ袋
・痛み止めの薬
・カイロ
・ハーブティー
・血が落とせる合成洗剤

月額:1000円前後
年額:12,000円前後

それに対し、エコめな生活を送っている私が持っているのは

布ナプキン派
・昼用布ナプキン 800円×2枚
・夜用布ナプキン 2500円×1枚
・セスキ炭酸ソーダ 400円

ミニマリスト:
ナプキン3枚4100円+(セスキ400円×年2回購入)=5000円

余裕が欲しい方:
ナプキン6枚8200円+(セスキ400円×年4回購入)=9800円

だけ。ミニマリストなので3枚しかナプキンがありません。生理のとき洗濯に忙しすぎるので、もう1〜2枚買う予定でいます。

布ナプキンの寿命は1年半〜2年くらい。何度も洗濯するうちにヨレてくるので、数年はもちません。中の防水布がナプキン本体に縫い付けられているものは、もっと長持ちすると思います。

これに対し、もっとエコな月経カップ派の人は(シリコンのカップ)

月経カップ派
・月経カップ1つ 3500円前後
10年: 3500円前後

10年で驚愕の3500円です。それではここから、各生理用品のメリット・デメリットを見ていきましょう。

布ナプキン

私は大体布ナプキンを使ってます。繰り返し使えるし、タンポンはなんか怖いからです(汗)

メリット
・ゴミを減らせる
・洗って繰り返し使えるから、3ヶ月も使えば元が取れる
・「あ!ナプキン買ってなかった!どうしよう...。」ってならない
・バックパッカーするときナプキンを買うとかさばるけど、布ナプキンなら折り畳めて省スペース!

デメリット
・夏、暑い
・お尻の大きさと合ってないと、長さが足りなくてツーってなる
・多い日に軽い日用を使うと、あちこち溢れる
・防水布はポリエステルがほとんど 
・使用後、洗剤やセスキ炭酸ソーダを溶かした水に早めに浸けないと、汚れが取れない(塩素系漂白剤は環境破壊につながるのでNG)

解決策(多い日)
・自分に合ったサイズを選び
・タイトなレギンス+ボトムスを履けば問題なし

解決策(就寝時)
・自分のお尻に合ったサイズを選び
・決して昼間用のものをつけて寝落ちしないコト

布ナプキン信仰について
布ナプキンで子宮は温まりません。
子宮は心臓と同じように、血液が流れている限り一定の温度に保たれます。心臓や肺が冷えて「私冷え性なの。指先みたいに心臓ヒンヤリするの。」なんて言ってる人、存在しますか?いませんよね。子宮も同じです。人間は恒温動物です。体温が少し上下しても、子宮の温度は一定です。

・布ナプキンで生理痛は治りません。
「布ナプキンでお股を温めて、生理痛から開放される」というデマです。子宮は表皮に近くにありませんから、布ナプキンで温めることはできません。布ナプキンを使う女性は、生活面を改善しようという気持ちのある方たちですから、布ナプキン以外の努力が身を結んだのでしょう。

・高分子ポリマーのせいで膣は冷えません。
紙ナプキンを使っていて「高分子ポリマーが血を吸収して、ジェル状になって股が冷たい!」って思ったことはありますか?

ないですね。その理由は2つあります:

(1)  高分子ポリマーは表面材と防漏材の間に挟まっています。使い捨てナプキンの表面や裏側を触って「冷たい!」と思ったことはありますか?無いですよね。

(2) 血は体外に出ると固まります。いつまでも濡れた感覚が続くのであれば、それは血が固まらない病気です。

月経過多なら話は別です。私がなったときは、ナプキンに吸収されないレバー状の塊がドバドバ出ていました。布でも紙でも全く吸収されませんので、お股が血で濡れている感覚がありました。冷たくて冷えるわけではありません。生温い固形状のモノが自分とナプキンの間に生まれ出て、不安感がMaxになる感じですね。

月経カップ(シリコンカップ)

ぐにゃぐにゃ柔らかいカップを膣に突っ込むやつです。私の知人はもう5年以上使っていて、その使い捨て紙ナプキンやタンポンは1回も使っていないそうです。最初こそ取り出すときに失敗してズボンに血をこぼしたらしいですが、かぶれないし経済的だし最高らしいですよ。以下は月経カップヘビーユーザーの彼女から聞いた話です:

メリット
・お股がかぶれない。
・ちゃんと体内にフィットすれば、まず漏れない。
・スポーツ時にまじで重宝。
・温泉に行く時、神レベルで重宝(タンポンだと紐が見えちゃう)
・丈夫だから、丁寧に使えば10年は使える。
・使い捨てナプキンなら年に1万円くらいは出費するのに対し、月経カップは1つ3000〜5000円程度。半年使えば元が取れちゃう計算になります。10年で9万円近く節約できそうですね。
・8時間入れっぱなしでも大丈夫だから、友達の家にお呼ばれされても安心です。人の家にナプキン捨てるの抵抗ありますもんね😅
・血の量が一目でわかるから、体の健康状態を確認できる。

デメリット
・タンポン派が少ない日本では、膣内に月経カップを入れるのに抵抗がある人が多い。
・慣れないとなんか不安。

また、「シリコン=環境に良い」というのは浅はかです。シリコンが環境に及ぼす影響は、まだ明らかになっていません。だから2021年8月の段階では、「シリコンは環境に良いか悪いかわからないが、生産過程で放出されるCO2の量がプラスチックよりは少ないという点を考慮すれば、シリコンの方が生産工程によっては温暖化を加速するスピードが遅いと言える場合もあるから、その点では環境に優しいと言える」というのが「シリコン=環境に良い」の本当の意味です。

日本語は主語を言わなくていい言語ですので、適当な謳い文句を使っても「私は◯◯という意味で言ったんだ!」と言えば大抵済まされます。おかしいですが、それがまかり通るのが日本です。

経血コントロール

世界には女性が30億人以上もいるので、体質や体型によっては出来る人も中にはいるかもしれないけど、経血を体内に留めておくと感染症の原因になります。おしっこを我慢してたら膀胱炎になりますよね?子宮だって炎症になっちゃいます。子宮内膜症とかになりたくないなら、即刻やめるべきです。

昔の人はコントロールしていた説は、どちら文献に書いてあるのでしょうか。探していますが見つかりません。すごく読みたいです。

それに、全国の着物屋さんで働く女性方、ナプキンを使わないんですか?全国の着物屋さんに行きましたが、そんな話一切聞いたことありません。ご存知の方、是非教えてください!もしできるなら、売り上げが低迷している着物業界の、新しいビジネスになり得ますよ!

デメリット
・感染症になったら妊娠に影響があるばかりか、体に非常に悪影響
・就寝中は無理

水苔

乾燥した苔は水分をめっちゃ吸うのだそうです。欲しいなぁ。めちゃくちゃサスティナブル 💚水の綺麗な田舎に行ったら、是非採取して手作りしてみたいです☺︎

メリット
・サスティナブルすぎる
・めっちゃオーガニック
・無料で採れる

デメリット
・上の写真のようなナプキンはもう売ってないので、作るしかない
・水苔を採って、洗って、乾かさなくてはいけない

まとめ:正しい医療情報は論文を参考に

企業や個人のウェブサイトを信じ切っていませんか?ネットで見た情報を、批判的に捉えて事実を追及したことはありますか?

あなたが見た情報が正しいか正しくないか確かめるためには、大学や大学院などが発表している論文を読むのが近道です。

や、STAP細胞とか捏造されてたじゃん!と思いましたか?

大概の人が思つく捏造論文は、STAP細胞の1件くらいでは?

それよりも、根拠のない話をずらずら書いているポンコツウェブサイトの方が圧倒的に数が多いです。お医者さんのウェブサイトに書いてあるから真実だと思いますか?

ウェブサイトは誰でも書けます。医師だからと言って、全員が全員根拠を調べた上でブログを書いているわけではありません。

しかし博士号のある人の論文でも、おかしなものがあったりします。例えば経皮毒。経皮毒の論文の実験条件は

・界面活性剤の原液をマウスに塗る
・24時間放置

その結果
・肝臓と子宮に界面活性剤がたまる
・マウスの皮膚がただれる

というものでしたよね。

市販のシャンプーの界面活性剤の割合は20~30%、つまり経皮毒の論文は通常使用の3~5倍も濃い原液を全身に塗っていることになります。

食器用洗剤のジョイですら33%ですよ?33%でも手荒れするのに、その約3倍の原液を塗ったら、そりゃ荒れるでしょうね(汗)

それに、肝臓と子宮以外にも、脳や血液中にも界面活性剤が染み込んでいるはずですが、それについての記述はありません。

また、経皮毒と言う言葉は海外に存在しません。なぜか?毎日シャンプーを使ったからって子宮からシャンプーの香りは漂わないからです。もし本当なら、世界中の産婦人科医がTweetしていますよね🙄

正しい情報を見つけ、自分にあった生理用品を探せるといいですね😊


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