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#18 春の陽気に乗ってみる

キャンドルレッスンで習ったあれこれをノートにまとめている。レッスン中に撮った写真を貼り、そこにコメントを添えたり。

キャンドルを制作するという実践には、なかなか踏み出せなかった。なにしろわたしにとっては、準備も行程もハードルが高いものだったから。

こういうとき、えい!とやってみる人もいると思うけれど、わたしはちがった。経験がないことに対しては、頭でっかちになって動けなくなるほうだった。

3月20日の春分を迎えるにあたり、あれこれ考えずに、閃いたアイデアは軽やかに行動にうつしてみるといい、と聴いた。よっしゃ!ノートばかりとって安心していないで、肝心な手だ、手を動かすんだ!ということで、ついに家でキャンドル制作を。

Amazonで買い物をする時に入っているくしゃくしゃの紙を、きれいにのばして何枚もとっておいた。このときのために。ダイニングテーブルにその紙を敷いて、鍋やヒーター、ワックス、顔料を並べる。

レッスン中は先生がそばにいてくれたから、作品が完成まで辿り着いていたことがよくわかった。作ってみないとわからないことがザクザクとでてきた。メモには、8割固まったらと書いてある。そもそも8割ってどういう状態のことなんだろう。キャンドルが固まったらと書いてあるけど、キャンドルが固まったかどうかって、どうやってわかるんだろう。

初心者まるだしの疑問のオンパレード。やってみてわかるってこういうことか。いや、やってみたことでわからないことがわかる、のほうがピタリとくる。

はじめて制作した作品は、うーん、と唸るものだった。けれど、わからないことがわかるようになるための、記念すべき最初の作品になった。


春の陽気でエネルギーが切り替わる。今まで自分のなかに温存していた"なにか"を動かすにはいいタイミングなのかもしれない。そういえば、YouTubeの筋トレ動画で「自分を変えられるのは自分だけ」と励ましてくれる場面があったな。

キャンドルに限らず"実践"な春の道を進んでいきたい。そしてここでも忘れずに。自由に、のびのびと。


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