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たったひとりがveganになっても世界は変わらないよ?|veganへの質問シリーズ⑥


正直、これ言われちゃうと困ります…。

この言葉はveganに限ったことではなくて、他のすべてに当てはまるから。


ボランティアでゴミ拾いをしている人たち

ボランティアで動物を保護している人たち

ボランティアで環境を保護をしている人たち

ボランティアで学校に行けない子を教える人たち


この一言は、ほんの小さな活動でも少しずつ、少しずつ、世界を良くしていこうとする人たち全員を否定することになってしまうと思うんです。


ハチドリの一滴(ひとしずく)」という本を知っていますか?

「ハチドリのひとしずく-いま、私にできること-」

森が燃えていました
森の生きものたちは われ先にと 逃げて いきました。
でもクリキンディという名のハチドリだけはいったりきたり、
口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは火の上に落としていきます。
動物たちがそれを見て
「そんなことをして いったい何になるんだ」
といって笑います。
クリキンディはこう答えました
「私は、私にできることをしているだけ」

(出典:「ハチドリのひとしずく」 辻 信一監修 光文社刊 2005年)

2005年に光文社から発売されたこの本は、南米アンデス地方に伝わる民話を文化人類学者の辻信一さんが訳したものです。短いお話ですが、様々な世代に共感を与え、勇気づけられた人も多かったのではないでしょうか。「ハチドリ電力」のYou tubeに物語の動画がアップされているのでご覧ください。


貧困や病に苦しむ人々の救済に生涯をささげ、ノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサはこう残しています。

We can do no great things, only small things with great love.
私たちは大きいことはできません。
小さなことを大きな愛をもって行うだけです。


改めて言いますが、veganは「可能な限り動物から搾取しない生き方」を実践する人のことを言います。

必要がないのに痛みを与えられている動物を見て、心を痛めない人はいないと思います。本来はみんなveganなんです。命を大切に思う気持ちは誰にでもありますから。その気持ちを行動に移すかどうか、veganかveganでないかの違いはそれだけだと思うんです。

1人の100歩より、100人の1歩


veganという生き方は、端から見たら小さいことかもしれません

特に日本は人口のたった2%

もしかすると、無意味に見えるかもしれません

けれど、決して声をあげることのできない動物たちのために

誰かが声をあげる必要がある

そう思って行動することに大きな意味があると信じています

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