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▶建築レポ #57『大阪市中央公会堂』

12月25日はクリスマス。
クリスマスとはキリストの降誕祭で、「キリストの誕生日」ではなく、「キリストが生まれてきたことをお祝いする日」です。

ではなぜ「降誕祭」が12月25日に行われるのでしょうか?
そもそもこの日ヨーロッパでは「冬至のお祭り」が行われていたそうです。

冬至は1年間で太陽の位置が最も低くなる日で、日中が最も短くなり、冬至を境に太陽が生まれ変わり、陽気が増え始めるとされています。

つまり、「太陽が生まれ変わる日」ということが「キリストの降誕」と結びついたのではないでしょうか。

そんなクリスマスイヴに、美しいイルミネーションを愛でに大阪市中央公会堂へ出向いてきました。

大阪市中央公会堂は、大阪市中之島にあります。
こちらは、1918年(大正7年)に建てられたと言われる煉瓦造りの美しい洋館です。

そんな美しい洋館をキャンバスにプロジェクションマッピングが行われていました。

プロジェクションマッピングとは、プロジェクタ等の映写機器を用いて、立体物にCGなどの映像を投影する技術です。

大阪市中央公会堂があるエリアには、図書館をはじめ、日銀など、美しい洋館が目白押しで、お隣に建つ市役所は塔のある洋館だったようです。

そして大阪のイルミネーションといって思い出されるのは、明治時代に開催された第五回内国勧業博覧会です✨

洋館に施されたシックなイルミネーション✨

派手なプロジェクションマッピングもいいですが、こうした落ち着いたイルミネーションも素敵ですよね✨

いずれにしましても、煉瓦の洋館は興味深いですね。

「美しい」から「壊すのはもったいない」「美しい」から「次世代へも遺したい」と人々が奔走。

「美しさはサステナブルである」と思う昨今です✨

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