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こんにちは、véritéです。311により福島から西へ避難移住したことから、身体・心・…

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こんにちは、véritéです。311により福島から西へ避難移住したことから、身体・心・環境によいライフスタイルと「サスティナブル」なモノ・コト、そして洋館巡りとオルタナティブ歴史考察に関心を寄せています。

最近の記事

歴史考察 #158『大正時代の大阪は煉瓦建築だらけだった?!』

大阪・京橋駅から徒歩2分。すると、美しい煉瓦造りの建造物が突如として現れます。そこは、リバーカントリーガーデン京橋。 複数のアーチ型、ライオンの顔を模した水場など、とても年代を感じる煉瓦建築物ですが、建築は1999年と比較的新しい建物とのこと。 2022年からたくさんの煉瓦建築物を見てきた私としましては、こちらの建築物はもっと年代を感じたんですよね... すると、こちらの建築に使われた煉瓦は、100年前のイギリスの煉瓦であると書かれていました。 また、その煉瓦建築の向

    • ▶建築レポ #63『旧山本清邸』

      洋館巡りを始めてから「和洋折衷建築」や「擬洋風建築」なるものを知りました。 「和洋折衷建築」とは、近代日本において建てられた和風建築と洋風建築の要素を意図的に折衷した建物で、 「擬洋風建築」とは、木造日本建築に西洋建築の特徴的意匠や、時には中国風の要素を混合した建物とあります。 今回は「和洋折衷建築」の一つである旧山本清邸を訪れました。 旧山本清邸 は、1938年(昭和13年)、鉄山や化学工業の経営者だった近藤寿一朗の邸宅として建てられました。 設計は武田五一の弟子

      • 歴史考察 #157『夙川で銅鐸の正体判明⁈』

        昨今巷で人気の銅製ボトル。 銅は美しいだけでなく、加工性に優れ、形を変化させやすく、高い熱伝導性と誘電性、また、高い抗菌性能など様々なメリットがあるようですね。 そんな銅を使った『銅鐸』は、『湯沸し器』だったという説をご存知でしょうか? 『銅鐸』と『湯沸かし器』がイコールとは、なかなか思いつかない考察ですよね。 そんな奇抜な考察を発表したのは、石垣食品前社長の石垣敬義氏で、石垣食品は、天然鉱石を利用したろ過システム、水出し麦茶、ビーフジャーキーを最初に開発したことで知

        • 歴史考察 #156『ウラングラスは安全⁈』

          ウラングラスなるモノがあることを知りました。 ウランガラス(Uranium glass)とは、極微量のウランを着色材として加えたガラスで、真っ暗闇の中で紫外線ランプで照らすと、美しい蛍光緑色を呈します。 そういえば、こうしたグラスが幼少期の実家にあったような記憶も... 発祥はヨーロッパ(ボヘミア地方/現在のチェコ西部)で、ウランガラスが製造され始めたのは1830年代。 ウランが原子力に利用されるようになる1940年代までの間にコップや花瓶、アクセサリーなどの各種のガ

        歴史考察 #158『大正時代の大阪は煉瓦建築だらけだった?!』

          ▶建築レポ #62『旧琵琶湖ホテル』

          洋館巡りを始めてから「和洋折衷建築」や「擬洋風建築」なるものを知りました。 「和洋折衷建築」とは、近代日本において建てられた和風建築と洋風建築の要素を意図的に折衷した建物で、「擬洋風建築」とは、木造日本建築に西洋建築の特徴的意匠や、時には中国風の要素を混合した建物とあります。 今回は「和洋折衷建築」の一つである旧琵琶湖ホテル(びわ湖大津館)を訪れました。 旧琵琶湖ホテル は、1934年(昭和9年)、外国人観光客の誘致を目的に滋賀県内初の国際観光ホテルとして建築されました

          ▶建築レポ #62『旧琵琶湖ホテル』

          歴史考察 #155『芸能は光と秩序を取り戻す?!』

          芸能人が多数足を運ぶという車折神社(くるまざきじんじゃ)を訪れてみました。 車折神社の社名の由来は、ある人が牛車に乗ったまま社前を通った所、突然車が裂けてしまったためとも。 それにしてもなぜ芸能神社なのでしょうか? 芸能人が多数足を運ぶというのは、車折神社境内にある1957年(昭和32年)創建の芸能神社です。 こちらの祭神は、日本神話に登場する天宇受売命(アメノウズメ)で、アマテラスが天岩戸に隠れてしまった「岩戸隠れ」の神話などで描かれている女神です。 その昔、高天

          歴史考察 #155『芸能は光と秩序を取り戻す?!』

          歴史考察 #154『天守閣の内装は洋風だった⁈』

          2022年から始まった私の洋館巡り。 当初は煉瓦造りの洋館を巡るだけでしたが、次第に和洋折衷建築の建築物へも足を運ぶようになりました。 そうした中気づいたのは、外装は和風でも内装は洋風のレトロ建築物が少なくないことです。 先日の奈良散策でもいくつかのレトロ建築物を訪れました。 奈良ホテル、旧奈良県立図書館、旧奈良県物産陳列所。 いずれも外装は和風で内装は洋風の美しい建築物です。 ...とここで思ったのは、ひょっとしたら天守閣の中にも洋風な内装があったのではと。 その

          歴史考察 #154『天守閣の内装は洋風だった⁈』

          歴史考察 #153『津波は海だけではなかった?!』

          まもなく東日本大震災から13年が経とうとしています。 東日本大震災では、マグニチュード9.0もの巨大地震が発生しました。 それにより、各地を襲った津波の高さは、福島県相馬では9.3m 以上、岩手県宮古で8.5m 以上、宮城県石巻市鮎川で7.6m以上などが観測(気象庁検潮所)されたほか、宮城県女川漁港では、14.8mの津波痕跡も確認(港湾空港技術研究所)されています。 そんな津波の被害が東北の沿岸部を襲ったとき、福島県の内陸部でも、多くの人が濁流にのまれていたことはあまり知

          歴史考察 #153『津波は海だけではなかった?!』

          歴史考察 #152『神社のご神体は鏡だった?!』

          奈良散策で、大和郡山市の市街を歩いていると、ひとつの神社が目に留まりました。 紅い梅の花の香りに誘われ、境内を散策していると娘が「ね、ちょっと見て!!」と。 彼女が指をさした方向に顔を向けるとそこには丸い「鏡」がありました!!そこは「薬園八幡神社(やくおんはちまんじんじゃ)」の拝殿。 「薬園八幡神社」は、奈良時代に大宮人のための薬草園があったところ(塩町の御旅所)に建立された神社で、境内には50種余りの薬草見本園があるんだとか。 また、こちらの狛犬は、日本で2番目に古

          歴史考察 #152『神社のご神体は鏡だった?!』

          ▶建築レポ #61 『旧奈良県立図書館』

          洋館巡りを始めてから「和洋折衷建築」や「擬洋風建築」なるものを知りました。 「和洋折衷建築」とは、近代日本において建てられた和風建築と洋風建築の要素を意図的に折衷した建物で、 「擬洋風建築」とは、木造日本建築に西洋建築の特徴的意匠や、時には中国風の要素を混合した建物とあります。 今回は「和洋折衷建築」の一つである旧奈良県立図書館(城址会館/じょうしかいかん)を訪れました。 旧奈良県立図書館の建築物は、1908年(明治41年)、奈良県最初の県立図書館として奈良公園内(現

          ▶建築レポ #61 『旧奈良県立図書館』

          ▶建築レポ #60 『旧川本家住宅』

          「大和な雛まつり」会場のひとつである「旧川本家住宅(町家物語館)」へ出向きました。 「旧川本家住宅」は、1924年(大正13年)に建てられた木造3階建ての遊郭建築です。 1958年(昭和33年)に廃業後は下宿となり、客間は貸間として利用。 2018年(平成30年)からは、「町家物語館」として一般に公開される中、毎年ひな祭りの時期には「大和な雛まつり」会場として様々なひな人形が展示されています。 かつては家の中心に堂々と飾られていたお雛様たち。 しかし、女の子が大きくなっ

          ▶建築レポ #60 『旧川本家住宅』

          歴史考察 #151『三条大橋に十字架?!』

          三条大橋を通るたびに目に入るのが十字架の形をした飾り金具です。 この色と形、どこか見覚えが... そう!「キリシタン街道」という書籍の表紙にある十字架にそっくり!! こちらは長崎や五島列島の墓標として使われている十字架。 ...ということで、三条大橋の飾り金具の意味を知るべく、京都市のサイトを覗きました。 すると青銅でつくられた「飾り金具」とだけしか書かれていませんでした。 うーん、ただの飾り金具なのでしょうか?(そうは見えない...) なぜならば、三条河原はかつて罪

          歴史考察 #151『三条大橋に十字架?!』

          ▶建築レポ #58『大阪倶楽部』

          大阪・淀屋橋へ出向きました。 大阪・淀屋橋には美しい洋館が目白押しです。 今回ご紹介するのは大阪倶楽部です。 大阪倶楽部は、大正元年に設立された大阪で最も古い社交場であるクラブです。 鉄筋コンクリート4階建て、地下1階。 屋根は洋瓦葺き、外壁は瀬戸産、伊奈製陶製の素焼きタイルが使用されています。 日本銀行大阪支店の跡地に、設立後僅か2年で初代会館が1914(大正3年)9月に竣工するも、その会館は1922(大正11年)出火焼失。 現在の洋館は、焼失から僅か22カ月後の1

          ▶建築レポ #58『大阪倶楽部』

          2024年京都市長選挙

          2024年京都市長選挙。 ▶2024年京都市長選挙(投票率41.68%) 松井こうじ氏 177454 福山和人氏 161203 開票速票を待つそれぞれの事務所が映し出されることでそれぞれの支持者層がよくわかりますね~ 福山陣営:ラフな格好=老若男女一般市民 松井陣営:スーツ姿=経済界関連 近年の京都市長選挙結果を見てみますと、 ▶1989年京都市長選挙(投票率40.60%) 田辺朋之氏 148836 木村万平氏 148515 ▶2000年京都市長選挙(投票率45.

          2024年京都市長選挙

          伏見稲荷大社で福豆争奪戦

          鬼は外👹 福は内✨ 本日は伏見稲荷大社で福豆争奪戦。 境内には1000人超の参拝者。 我が家はなんとか3袋ゲット👍✨

          伏見稲荷大社で福豆争奪戦

          ▶建築レポ #59 『飛雲閣』

          「京の冬の旅」非公開文化財特別公開中の「西本願寺 飛雲閣」へ出向きました。 「飛雲閣」は、金閣寺、銀閣寺に並ぶ「京都三名閣」の一つで、豊臣秀吉が建て、1595年に壊された「聚楽第」の一部とも言われています。 不規則な中にも巧みに調和が保たれた非対称の姿形や、全体的に柱が細く、障子が多いため、空に浮かぶ雲のようだということから「飛雲閣」と名づけられました。 通常は非公開となっていますが、2024年1月20日(土)~3月10日(日)まで特別公開中です。 「飛雲閣」は、滄浪

          ▶建築レポ #59 『飛雲閣』