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なぜ私たちが「完全無料で」プログラミングを教えているのかお話しします。

エンジニア採用に困っているベンチャー。いい就職先を探しているエンジニア。人生逆転を夢見てプログラミングを始めたばかりの人。”エンジニア””プログラミング”を取り巻く環境は日に日に進化しています。

プログラミングを習う際の学費の相場をご存知ですか? とある会社さんの調べによると、3ヶ月コースの平均価格は284,688円だったそうです。初心者がエンジニアになるためには、パソコンを買ったり、参考書を買ったり、環境を整えたり……設備費を含めるともっとお金がかかりそうですね。

そんな中、弊社VERTEXグループはプログラミングキャンプを年に二回、完全無料で行なっています。自習場所の提供、授業、メンターへの質問などプログラミングスクールに負けず劣らずな環境を提供していますが、完全無料です。

この度8月からは第四回のVERTEXグループでのプログラミングキャンプがスタートしました。なぜ無料でやるのか?その秘密と学習環境、実績、そして「無料でプログラミングキャンプを開催して会社が得たもの」についてお話しします。

この記事を読んでほしい人
・一人で学習するのが辛くなってきた駆け出しエンジニア
・何か人生を変えるきっかけが欲しい人たち
・エンジニアの採用・育成に苦戦しているベンチャーの方


【まずはじめに】完全無料で1ヶ月授業が受けられるプログラミングキャンプについて

弊社こと株式会社VERTEXグループでは、年に二回(3月・8月)に完全無料のプログラミングキャンプを行なっています。VERTEXグループが行なっているプログラミングキャンプの強みはこの5つ。

・完全無料、1ヶ月で一つの言語が実務レベルまで上達
・平日はプロのエンジニアが出した課題をこなし、いつでも質問可能。
・休日はみっちり授業。最終的には自分で一つサービスを作るよう指導。
・1日200円で寮利用可。お菓子・飲み物はフリー。
・インターンとして採用されると時給1500円で実務スタート。

無料でプログラミングを教えるだけではなく、キャンプ生へのサポートも充実しているのが特徴です。注目すべきは、キャンプ生の学歴・プログラミング歴・職歴・学歴など全て不問であること。最初のベーシックな適正テストである程度の点数を取り、面接に合格すれば初心者でも参加することが可能です。

1ヶ月間で、キャンプ生はかなり膨大な数の平日課題と、休日の講義をみっちりとこなします。また、事前課題として参考書やprogateの無料部分のマスターも求められます。エンジニアとして実務についた際コミュニケーションに困らないよう、ツールの使い方ややりとりのルールも学びます。

短期集中トレーニングなので、内容はかなりハードです。キャンプ生は平日は朝9時から夜まで自習場所で勉強していることもあります。また、VERTEXのキャンプはカリキュラム上、参加者が全員協力し合わないとクリアできない課題が課せられています。一人でできるようになることも重要ですが、それ以上にチームで課題をこなさなければいけないため、自ずと濃い1ヶ月を過ごすことになります。


【実績について】キャンプ生の卒業、その後

1ヶ月のキャンプを終え、基準を満たすとキャンプ生は弊社VERTEXグループのインターン選考を受けます。合格すれば晴れて有給でエンジニアとしての実務経験をスタートします。

現在、VERTEXのインターンキャンプを終え実務についているのは11名。それぞれ適正に合わせ、マーケティングチーム、カスタマーサクセスチーム、企画チームなどに配属され、先輩エンジニアとともにめきめきと成長しています。

第三回から、弊社で採用するインターン生の上限を5名と定めました。一回につき約15名が参加するキャンプですので、インターンに採用されるのはまた狭き門です。では惜しくもインターンに落ちてしまった人たちはどうしているのかというと……

・実務レベルまで上達できたため、別のITベンチャーに就職を決めた
・自分で作ってみたいプロダクトを形にするため起業の準備!

まだまだ歴史の浅いプログラミングキャンプですが、すでに多くの卒業生たちがエンジニアとしてのキャリアをスタートしているという報告をいただけるようになってきました。

一方、社内で配属されたキャンプの卒業生たちは、今このような仕事をしています。

・マーケティングチームに所属し、マーケティングのメソッドを勉強しながらデータベースの管理を行う
・カスタマーサクセスチームで社内基幹サービス管理画面の改修
・新規事業部配属でバックエンド開発の責任者
・エンジニアキャンプの講師・メンター

今まで入社したメンバーは、申し分なくエンジニアとして仕事をできるにまで至っています。本人の努力がもちろん一番の要因ですが、VERTEXとして良質なカリキュラムを用意していると自信を持って言えるのは彼らの実績のおかげです。


【なぜやるのか】無料プログラミングキャンプの狙い

身もふたもないことをいうようですが、インターンキャンプの目的は採用です。優秀な若手エンジニア(に将来なる人たち)を集め、社員との信頼関係を構築しながら成長してもらい、最終的に弊社に入っていただくというのは紛れもなくキャンプのゴールです。

しかし、ただ優秀な若手エンジニアを採用するだけであれば、もっとレベルの高い足切りを設けたり、あるいはお金をとったスクールを開いてそこから優秀な人材に直接声をかけるという方が簡単です。VERTEXグループがそれを行わない理由は、私たちがあくまでも「理念」にこだわり採用をしていくからです。

私たちはVERTEXグループとしてのミッションを、「誰もが活躍できるチャンスを社会に均等に提供する」ことと定めて事業を行なっています。

<キャンプ運営の基本理念>
・有償にすることで参加できない人を出さない
・能力による足切りをすることでここから人生を変えたい人を切り捨てない
・環境を整えることで、現状の辛さから脱落してしまう人を出さない
・チームで乗り越えることを学んで欲しい
・できるできないではなくどうやったらできるか考えるきっかけを作りたい
・中途半端ではなく本気でこだわり抜ける1ヶ月にしたい

これは私たちが無料のキャンプを始めた時から変わらない思いです。ガイダンスの時、キャンプ出身で現在正社員として勤務する原田さんはこのようにキャンプ生に話しています。

「大げさなことかもしれないけれど、誰しも誰かからチャンスをもらったことはあるはずです。それを掴むか掴まないかは本人次第だけれど、チャンスを社会に提供することが大切」

このプログラミングキャンプは、VERTEXのビジョンに沿って行うキャンプです。いままでの常識を打ち壊し、チャンスを与え、そこに賭ける人たちを全力で支えるために社員は日夜努力しています。


【まとめ】理念に沿った無料キャンプで起きた素敵なこと

ただ良い人材を採るためではなく、会社の理念に基づいた採用企画(=キャンプ)を行うことで、いろいろな良い循環が生まれました。

<キャンプ生たちにとっては……>

・キャンプ生たちが会社の理念をある程度理解して課題に挑むので結束が固くなる
・環境やお金の不安なく真剣に打ち込める1ヶ月になる。
・無料/経験不問であることで様々な層の参加者が集まり、いい意味でサラダボウル状態に。(元から知識がある人は他の人を助け、できない人は必死でついて行く、お互い助け合う環境が生まれた)
・入社時点ですでに先輩エンジニアとの信頼関係が構築されている。
<会社にとっては……>

・インターン生として入社して時点でカルチャーマッチしており、カルチャーマッチした人材を継続的に育てていける
・会社の理念に基づいた活動なのでブランディングとしても功を奏す
・回数を重ねるごとにカルチャーマッチのレベルが上がっていく
・社員からの協力を得やすい
・すでに社員のエンジニアは各キャンプ生の強み/弱みを把握しているため実務に活かしやすい新人を採用できる

結果として、以前のキャンプの参加者たちが今も横のつながりを持ち切磋琢磨していたり、入社後、社員と距離が近くなるのが早く仕事にも良い影響を与えたり、会社としてはポジティブなインパクトが多いように思います。

もちろん会社としては、キャンプの準備にかなりの人数のエンジニアと時間を割くことになるため、準備の段階では社員に負担をかけている形になります。それに関しては、会社から正式に別インセンティブを用意し、採用への理解を深めるための人事部の働きかけによって解決して来ました。

なにより誇らしいのは、毎回キャンプの運営を「キャンプ出身者が行なっている」という点です。キャンプを卒業して自分がこんなに会社で活躍できているという姿を後輩に見せることでモチベーションを高めることも、自社のリソースで全てを賄うキャンプだからこそできることです。

色々とお話しして来ましたが、もちろん重要なのは、今後もキャンプとしての実績をしっかり作っていくことです。いつか「あのVERTEXキャンプの出身!?それはすごい!」とみなさんが口を揃えて言ってもらえるようなキャンプになるため、今後も活動を続けていきます。

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