マガジンのカバー画像

コンテスト受賞&公式note

5
noteのコンテストで受賞した記事と、公式noteさんにご紹介いただいた記事をまとめています。
運営しているクリエイター

記事一覧

卵一つで日常ごはんをもっと豪華にしてみた

卵一つで日常ごはんをもっと豪華にしてみた

こんにちは、いらっしゃいませ。
久々のオープンを迎えました、ビストロ微熱です。
店内温かくしてお待ちしておりました。さあさ、中へどうぞ。

この記事では、どの家の冷蔵庫にもあるあの食材で、いつものおにぎりをとびきりのご馳走に変えてしまう方法を紹介します。

この世にうまい話なんてあるわけない。

なんて言う人がいますが、旨い話、ありますよ🤤覚悟はいいか?

さて。
冷蔵庫を開けてみると。あらら、

もっとみる
やっぱり、あの家に帰る

やっぱり、あの家に帰る

旅の帰りに思うこと。今から帰る家のこと。

あの家に帰った時、白いラブラドールが玄関で寝ていて、私を見るなり飛び上がった。8年経っても私を覚えていたということが、なんとも心救われる瞬間だった。

あの家には幅2メートルほどの石段があって、ばあちゃんはそれに文句を言い続けてきた。じいさんが見栄張ってあんなもの頼むから。娘の家族がくるからもっと広い駐車場を作りたかったのに、どかすにどかせない。もう耳タ

もっとみる
バインセオの恩返し

バインセオの恩返し

これはわたしが北欧のノルウェーで生活を始めた頃の話です。それからしばらく海外生活が続きますが、これははじめてそれに挑戦したときのことです。7年ほど前になりますが、読んでくれたら嬉しいです。

こんなホームレスまがいの生活はもうできない。私は霧の中で考えていた。いや、何も考えられなかった。ここは閑静な住宅街で、オスロからは少し離れた郊外。時刻は朝3時。北欧では夏至が近づくとこの時間にはもうすっかり明

もっとみる
餃子からはじまる物語

餃子からはじまる物語

ひき肉は、粘りが出るまでよく揉むこと。肉に調味料をしっかり吸わせて、その後に野菜を入れること。最小限の水をつけて包むこと。餃子一つ作るだけでもそこには厳しいルールがある。そして私はそれが大好きだ。

高校で留年が決まった年、なんとなく家に居づらかった私は、名古屋の中華料理屋で餃子を包むアルバイトを始めた。早朝に行って、餃子の中身を作り、あとは10時間ひたすら包む。800個包めたらおしまい。頭がおか

もっとみる
美容師さんを質問攻めにしたら、新しい世界がはじまった

美容師さんを質問攻めにしたら、新しい世界がはじまった

美容院に行ってきました。

お世話になっておいてこんなことを言うのもいけませんが、美容院に行くことは私にとって「罰ゲームかな?」というくらいの苦行です。あのおしゃれーな雰囲気。美男美女の美容師さんたち。髪染めの匂い。そして何より。あの、美容師さん特有のアッパーなテンションの会話がなかなか楽しめないのです。

ただ、髪は伸びる。ショップカードを見たら、最後に行ったのが去年の4月でした。もう1年以上経

もっとみる