ネイティブスピーカーが教えてくれた英語勉強法
既にわたしの自己紹介を読まれた方はご存知かと思いますが、わたしは英語を全く聞けない、そして話せない
状態、更に海外経験0でアメリカへ飛び立った女である。
家族とお別れして飛行機内でどっぷり泣こうとしてたら隣の席の日本語が堪能なドイツ人女性がたくさんお話をしてくれたお陰で泣くことなくあっという間に乗り換えのシアトルに到着。
ここからが大変である。
まず、お腹が空いたので売店にUDON(うどん)を注文しにいく。UDONがほしいと伝えてるのに伝わらない。
諦めずにボディーランゲージでUDONを食べたいと伝える。
なんとか注文できたと安堵するわたしであったが、ドルの使い方が全くわからなかったので手持ち金すべて(おそらく300ドル;約33000円)を店員に見せて、抜いてもらった。今思うと、ぞっとする。
一体、いくら抜かれたのだろうか。
空港内のアナウンスはもちろん全て
英語であるため、何を言っているのかさっぱりわからない。空港内スタッフに搭乗券をみせて身振り手振りで
教えて頂いてなんとか飛行機搭乗口まで行くことができ、無事目的どおり
オレゴン州ユージーンへ辿り着くことができた。
到着の次の日から同時期に来た
インターナショナルの生徒達と
コミュニケーションを取る機会が
たくさんつくられ、やっといろんな国の人達と触れ合える
と喜んでいたわたし。
しかしみんなが何を話して盛り上がっているのかも分からない。
情けないことに理解していないのに
笑ったり、頷いたりしてわかったふりをひたすらしていた。
そしてオーバーにリアクションを取ることで注目され笑われていた。
そして学校が始まり、地獄も始まる。
Good Morning と How are you
しか分からないからである。
先生から出されている課題が何かもわからないし、成績の見方さえもわからない。わかるのは先の見えない暗闇のみ。
学校にはWriting Centerという
EssayなどのWriting課題を
お手伝いしてくれる人達がいる場所があり、留学生は最初、tutorといってwritingのサポートをしてくれる人を1人つけることができます。
Barbaraという素敵な女性がわたしの
tutorでした。
最初の彼女とのtutor時間で
わたしは彼女からの質問に対して理解してないにも関わらずまたもや
わかったふりをし続けました。
すると勘の鋭いバーバラは
本当に理解してる?大丈夫?と
優しく尋ねてくれて
その優しさと自分の葛藤が入り混じり
号泣しながら大きな声ではっきりと
No
と答えました。
そこからきちんと自分の低レベルの
英語能力を受け入れることにし、
どうしたらこの苦痛から逃げ出すことができるのか考え始めました。
自分のことを素直に受け入れるというには一見簡単そうで意外に難しいことで、分からないというのは恥ずかしいという考えを当時強く持っていたので
このacceptance(受け入れ)が私にとってはとても大変でした。
かといってクヨクヨしてる時間もなかったので、
まずは世間でよく勧められている
1単語帳の英単語をを覚える
2映画を英語で見る
3シャドーイング
4ディクテーション
この4つをやってみることにしました。
最初は頭に勉強した内容が入っているなという感覚はあったのですが、徐々に英語勉強のためにやっている感が強くなり、楽しくなく、そして能力が向上しているようには感じなくなった為、この勉強法はすぐに辞めてしまいました。
まず"1"単語帳を覚える"
は、すぐに忘れてしまうし、普段使わないような実用的でないものも多いため無意味に感じた。
2"映画をみる"
そもそも何を言っているかも聞き取れない、そして内容を知りたくなり最終的には日本語訳をして理解するので
英語としての能力が育むことはなかった。
3"シャドーイング"
そもそも何を言っているか不明確なので楽しくないし、自分のリピートしている
英語があっていないから意味がないだろうと感じるとともに
その自信の無さからストレスを感じた。
4"ディクテーション"
単純につまらない。
頑張ってもがいても一向に改善されない英語能力。現地にいれば伸びるというわけではないのが厳しい現実である。
実際はその人次第なのである。
わたしなんてどうせ一生英語を聞けないし話してコミュニケーションを円滑に取ることなどできないと自己嫌悪に陥る毎日。
それでも現地の人たちがたくさん
新しい英語能力取得方法を教えてくれたり、友達に励まされながら、粘り続けました。
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