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自衛隊から介護職へのセカンドキャリア形成の魅力を伺ってきました!(no.39)

企業へインタビューしてきました

インタビュー企業紹介

インタビューご協力企業様:近代老人福祉協会スマイルアップ

自衛官のセカンドキャリアと介護職との相性について、近代老人福祉協会スマイルアップの北村さんに聞いてきました!

近代老人福祉協会スマイルアップは、特別養護老人ホームを有する一方、人材の数が今後130万人近く足りていないと言われている介護業界へ、入職をサポートする介護人材紹介・派遣部門です。

元陸自幹部の太田と元陸自3曹の鈴木二人で、自衛官の視点での質問やディスカッションをしてきました!

ぜひ、介護職への関心も持ってもらい、セカンドキャリアの選択肢としてもらえればと思います。

介護業界のビジネスモデルは?

ーー本日はお時間をいただき、自衛官のセカンドキャリアと介護職の相性や可能性について聞いていきます。まずは、介護業界に関して、大枠を伺います。介護業界のビジネスモデルやどういった職種があるのかを教えてもらえますか?

北村さん:介護業界は、高齢者や障害を抱えた方がサービスを利用し、原則として、利用者様の負担割合によりますが、その収益の多くは介護保険から得ることになります。

そのため、行政が大きく関わることになる、比較的安定した収益が得られる業界構造になっています。

そして、介護事業所が提供するサービスは、大きく分けて、居宅型、通所型、施設型の3つに分かれますね。

居宅型は、利用者様がご自宅にいて、介護等のサービスを利用者様のご自宅で行います。

通所型は、デイサービス、デイケア、ショートステイといった利用者様がサービス提供の場所に出向くかお迎えが来て、その場所でサービス提供を受けます。

最後の施設型は、特別養護老人ホーム、老健、サービス付き高齢者住宅といった居住環境が整った場所で介護サービスを受けながら生活をする型になります。

そうしたサービスを各地域にある地域包括支援センターの職員やケアマネージャーが、利用者様に必要な介護をプランニングして、介護を提供していきます。

未経験からでも着実にキャリアアップできます!

ーーそれぞれ利用者様の状態に応じた形態があるわけですね。介護というと高齢者や障害がある方々のケアは、専門的なイメージがあるのですが、未経験でも始められるものなのでしょうか?

北村さん:そこは安心してもらえればと思います。未経験や他業種から介護の仕事を始められる方も多くいますので、多くの事業所は、入社してから働きながら教えるOJTがあり、資格取得支援をしている施設もあります。

また未経験から入社するモデルとしては、まず、介護初任者研修という資格を取ってもらいます。

これは、利用者様や入居者様に対して、専門的な知識や技能を持って、幅広く介護の仕事に関わるための資格です。資格は、仕事をしながら約3ヶ月で取ることになります。

入職してからの仕事はまず、利用者様の見守りのお仕事からスタートするケースが多いです。利用者様の名前や顔を覚えて一緒にお話をしたり、その後、介護補佐として、配膳などの生活補助やレクリエーションをしながら、少しずつ仕事を覚えていきます。

資格取得後は、身体介助の仕事として、食事、入浴、排泄といったお仕事も多くなり、利用者様の支援をします。

なかなか最初は慣れないとは思いますが、OJTや研修を受ける中で慣れてきますので、安心してください。

なにより利用者様から直接感謝されることが、少しの辛さであれば吹き飛ばしてくれるように思います。

ーー自衛隊でも教育やOJTは部隊内で行われることが多いので、その辺は一緒ですね。入職後は、それぞれどのような働き方になるのでしょうか。

北村さん:施設型で入職した場合は、利用者様は施設内にいますので、夜勤等の対応があります。そのため、多くの施設は365日のシフト制での勤務になります。

ただ、夜勤ができない場合は、通所型でしたら、デイサービスやデイケアといった日中の勤務になるため、原則夜勤は無いですし、週5ではなくパートタイムのような働き方が良い場合は、訪問介護やショートステイ等の居宅型だと、曜日を固定した働き方ができる場合が多いですね。

そのため、多様な働き方ができます。ただ、未経験・資格を取得していない場合は、訪問介護のお仕事は出来ないので、施設で経験を積んでから、訪問介護に行くといった形になるかと思います。

また、初任者研修の資格を取ったあとは、実務者研修、介護福祉士、そしてケアマネージャーというように、計画的にキャリアを築くことができます。

介護のキャリアパス

【4コマ漫画】自衛官から介護職へのセカンドキャリア

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ーー主に資格によって、利用者様へ提供できるサービスの幅も広がっていくんですね。待遇にも直結すると思いますので、キャリアを考える上では、非常にわかりやすいですね。

北村さん:そうなんです。

キャリア形成がしやすい、ステップアップの道筋が見えやすいことは、自衛隊も似ているのではないでしょうか。

また、働き方も正社員・派遣・パートタイムとライフスタイルに合わせて選べるので、キャリアを積みながら、じっくり考えられるかと思います。

介護の仕事は究極のサービス業

ーー自衛官も資格や試験、教育や職能に応じた給料なので、馴染みやすいと思います。それでは介護職のやりがいや仕事の楽しさを聞いていきたいと思います。

北村さん:まず何よりも福祉介護サービスは、利用者様お一人おひとりへ直接支援させてもらいますので、利用者様から「ありがとう」と直接感謝してもらえることが、やりがいになります。

以前は当たり前にできていた食事、入浴、排泄などが、加齢に伴ってできなくなる、できづらくなるのは、利用者様ご本人はもちろん、ご家族の方もショックを受けます。

もうできなくなってしまうのかな、という気持ちになってしまうこともあるようです。

ただ、我々が必要な手助けを、必要な分することで、利用者様ができるだけ、自分のことをし続けられる、自分らしい生活をしてもらえることが我々の存在意義だとも思います。

施設に入所されているある利用者様のケースですが、その利用者様の「お墓参りに行きたい!」という要望にお応えするために、施設からお墓までの安全に行き、安全に帰ってこられるように、必要な支援をプランニングして実現させることができ、とても喜んでもらえました。

施設で行っている支援だけでは、要望や希望を叶えてあげられませんでした。

決まった支援だけではなく、利用者様の希望に応えてあげようとする気持ちがあると楽しい仕事だと思います。

ーー介護業界への転職者の傾向から、自衛官のどういった知識や経験が活かせるか聞いていきたいと思います。どのような人が向いていて、長く働けるのでしょうか。

北村さん:まずは、目の前の人のお世話をして、その人から感謝を受けることがモチベーションになる人であれば、辛いことがあってもやり続けられると思います。

そして、「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」がきちんとできることが必要です。とくに介護職は、利用者様の命を預かっていますので、記録を必ず残さなくてはいけません。

そのため、上司への報告・連絡・相談はきちんとできないといけないです。

また、協調性も重要になります。一人ではなく、チームで働くため、そういった意識ができることや人間関係にあまり苦労することがない人は向いていると思います。

とくに​​幅広い年齢層の方が多い業界なので、コミュニケーションは大事ですしね。

そして、未経験からスタートする方も多い業界なので、まずは、現場の状況を理解し、率先して学びにいきたいというような素直さもあると良いです。

あと、掃除、洗濯、ベッドメイクといった家事スキルがあると、なお良いかと思います。

【4コマ漫画】自衛官から介護職へのセカンドキャリアは相性が良い?!

ーー自衛官もチームで働く組織なので、自衛官であれば皆もっているスキルのように感じました!また災害派遣で直接感謝を受けることがモチベーションの人も多いと思うので、そうしたところもやりがいはマッチするのでは無いかと思います。

北村さん:そうですね!それに利用者ご本人だけではなく、ご家族から感謝されることも多いんです。

我々がサポートすることで、ご家族も普通の生活を送ることができ、利用者ご本人だけでなく、その方のご家族も支えている仕事と言えます。

自衛隊在職中にできればしておきたいこと

ーー介護職をセカンドキャリアとして目指す場合、自衛隊在職中に何かできることがあるでしょうか?

北村さん:自衛隊内でも再就職研修の一環として、介護初任者研修の講座があると聞いています。所属部隊やタイミングによって、難しいこともあるのかもしれませんが、在職中に取得できれば良いですね。

即戦力として、就職しやすいことともう一つ、実業務を学ぶため、働くにあたって本当に自分に向いている職業なのかを見定められる機会となると思います。

また、可能であれば、施設や介護事業者でボランティアを募集していることが多くありますので、ボランティアに参加して、介護の現場や利用者様と実際に触れてみてみるのも良いかと思います。

人の役に立てる仕事として魅力はある一方で、福祉介護の現場では、綺麗事では済まないことも多くあります。

そうした生の現場や業務を知った上で検討できると、より充実したセカンドキャリアのスタートが切れると思います。

介護職への転職相談は、「Smile Think up Career」で受付けています!

ーー事前に業務を体験できるような機会があるといいですよね。北村さんも介護職への転職相談、支援をされているかと思います。どのようなことをされているのでしょうか。

北村さん:当社は、「Smile Think up Career」という、介護職への転職相談やカウンセリングを受けられる制度を設けています。

現役の介護士が直接お話を聞くことで、応募者に合った職種のご提案や、アドバイスを行っています。

カウンセリングを受けたら必ず仕事に就かなければならないというものではないので、まず話を聞いてみたいという方はお気軽にご応募ください。

介護職は、途中で辞めてしまう人も多いので、まずは中立な立場で話を聞き、リアルを知って、セカンドキャリアの選択肢として活用してもらえればと思います。

ーー「Smile Think up Career」の紹介は下記リンクから確認してください!是非、関心ある方は、応募をお待ちしています。本日はありがとうございました。

カウンセリング制度「Smile Think up Career」への相談はこちら!


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